愛知県に原子力発電所の事故で避難している方との交流会が、飛島役場でありました。
被災者の方のお一人おひとりから、当時の状況と今現在の生活をお聞きしたのですが、どの方も故郷に対する思いと、今後の生活、家族の健康に対する不安を切実に訴え
それでも誰を恨むでもなく明るく毎日を生き抜こうとしていました。
その中のおひとりのお母さんは、2人の子どもが、水素爆発で目に見えぬ放射線を浴び、甲状腺癌の検診のため検査台に押し付ける自身の苦しみ、いつ発症するかわからない病気に対して、どうすることもできず子供たちに見えぬところで泣いたお話、聞いているうちに切なくなり、目頭が熱くなりました。
私たちが今も当たり前に使っている電気を作るための原子力発電での犠牲者。
今日の中日新聞の一面は世界で「福島」の影響で建設費の高騰により脱原発が加速したとありますが、
今なお福島の発電所で続いている事故収束作業を、政府としてしっかりと舵取りをし、1日も早く全国に散らばっている被災者に故郷を返すべきと考えました。