Baradomo日誌

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次女のこと

2010-01-21 | 子どもの視線・親の気持ち
次女のこと

今、次女は小学校4年生。
彼女は時折不思議な言い回しやキメ台詞を思いついては、しばらくの間その言葉を使う。
「だめね~」がなぜか「たけれ~」になり、何を聞いても「たけれ~たけれ~」と連発したり、ゆうこりんのごとく○○星人と自称してその星の文化を語ってみたり。
ここ最近は、まるでタラちゃんのごとく、必ず語尾に「・・・デスカ?」とつけるのがブームらしい。

しかし。

普段何を考えてるんだろう?
どんな夢を持ってるんだろう?
そういう内面はわからない。恐らく、私には「見せない」。
そもそも、長女の場合と比して、圧倒的に次女とは話した時間が少ないのだ。
一つ屋根の下に暮らしてはいるけれど、私にとって次女は謎だらけの子猫みたいな存在だったりするのだ。

いつの頃からだっただろうか。
長女の送り迎え役は私、次女の送り迎え役はカミサン、という組み合わせが多くなっていた。
保育園の頃からか?長女がダンススクールに通い始めてからか?
先に生まれた長女の方が話す内容も大人びてきているし、まるで速射砲のごとく喋りまくるから、たとえ話したいという気持ちがあっても、次女は聞き役、あるいは蚊帳の外になってしまうことが多い。

いやむしろ、私自身が次女に対して、いつまでもかわいらしい「子ども」でいることを望んでしまっているのかもしれず、私自身の態度や言葉にそれが出てしまっているのかもしれず。

その結果、次女は私に寄り付かなくなってしまったのかもしれない。
ふと、そんなことを思ってから、次女への接し方を本気で変えてみた。
何かあっても怒らず、命令口調はしない。極力、自ら行動するよう、促すような言い回しを心がけている。

このところ、長女は学習塾やダンススクールで忙しく、平日の夜はほぼ毎晩でかけてしまうので、次女は母親を独占し、私とも過ごす時間が増えた。
と言っても、母親に対してするように、すり寄ってくることなど絶対にない。私の顔を見れば、まずパンチ翔りが飛んでくる。
以前に比べて身長も伸び、体力もついてきているので、腹筋に力を入れていないとけっこう痛いスキンシップだ。
会話も少しずつ。カミサンに話しながら、私にも聞こえる位置で話しているから、私もからみやすくなってきた。
学校で何したとか、学童保育所でどうだったとか。
やっぱり君もいろいろ話したかったんだな。

ある日、疲れていたのかホットカーペットの上で眠ってしまった次女。
「ここで寝るなら歯磨きしてベッドに行きな」と背中をなでると、「ん~わかった」と言って起き上がり、身体を反転させると、今度は私の足にしがみついて寝てしまった。
何年ぶりだろうかね、こんな風にこいつが寝てるのは、と思うとちょっとうれしくて、気付けば自分もそのまま寝てしまっていた。

そして今朝のこと。
毎朝家族で一番先に出かける次女は、玄関を出るとこちらを振り返ったりしない。
「いってらっしゃい、気をつけてね」と言っても、「ん、いってきます」と返す程度でランドセルのベルトを握り締めて行ってしまうのが常だった。
ところが今朝は、「いってらっしゃい」に対して、こちらを振り返り、笑顔で手を振っているではないか!
おぉ、なんかうれしいぞ。
でも、そう聞くと「今朝は暖かかったから機嫌が良かっただけだよ」って言うんだろうな、あいつは。

猫だからな。

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