Baradomo日誌

ジェンベの話、コラの話、サッカーの話やらよしなしごとを。

まつどミュージックショー終了

2007-01-09 | LIVE情報
松戸市は馬橋に根付いて十数年のライブハウスOLINZ。
ここに出入りしてる、主としてアコ系ミュージシャンを一堂に会したイベント「まつどミュージックショー」が、昨日開催された。
場所は松戸市・市民劇場ホール。
何を隠そう、昨年10月に我が娘が通うダンス教室の発表会を行ったホールだ。
前回はドラムセット×3台+グランドピアノというとんでもないセッティングだった為、ステージ上が狭くて大変だったが、今回はシンプルなもんだ。
で、当方はアコ系でもなんでもないんだが、この日唯一のインスト・セットとして、ジャズ錬オールドスターズと銘打ったユニットで参加してきた。
他の出演者には、初めて会う人も多く、新年早々知己を広げるいい機会だった。

朝っぱらの搬入から夜8時過ぎの撤収完了まで、なんだか学園祭みたいで懐かしい感覚。
なんか、お祭りっぽくてよいやね、こういうのは。
加えて、うたせオールスターズ、人生劇場といったバンド(ユニット?)でヘルプやらなんやらでけっこうジェンベ叩きまくってしまって、まぁ、こういうときは楽しんだ者勝ちかな?

とはいえ、「夢芝居」でジェンベ叩く羽目になるとはそれこそ夢にもオモワなんだ・・・。 「河の流れに身を任せ」なんてのはむしろ叩きやすくてびっくり!だったんだけどね。

さて、当方の本題のジャズ錬オールドスターズ。

ギターのトラブルとかあったけれど、些細なミスは山ほどあったけれど・・・面白かった&楽しんじゃった。
セッティングは、cajon、djembe、windchime、kasisi、あとハイハットシンバルを一枚だけスタンドにマウントしてマレットで。それと、右足にfootjujuを巻いて、4拍もしくは8拍のオモテで鳴らし続けた。
だから、内容的には、djembe de jazzと意気込んだけれど、純粋にジェンベだけで何かやる、という感じではなく、パーカッションとしてどう表現できるか?という点に今回のテーマがあったわけで・・・。

曲は、
・聖十枡
・緑海豚通り
・全ての寝具はあなたなのよ
・西班牙
・星影のステラ
の5曲。

あえて「オーソドックスだった」と言えるのは西班牙くらいかも。
この曲ではcajonのみでストイックに演奏したんだけれど、思いのほか反応がよかった。
cajonも最近ではだいぶポピュラーな楽器になったけれど、それでもドラムセットの代用品的であって、アマチュアのライブなどではソロをとるような場面はあまり見かけないだろうし。

トーマスではジェンベのみ、ただしコンガ的奏法。
緑海豚と寝具では、右手でジェンベ、左手でカホン。
一方、実はステラではsinteのジェンベ・パターンをほぼそのまんま当ててみたら、どこかいびつなサンバみたいになって、妙に陽気でノリノリになった。
星影の~ってんだから、夜の曲なんだろうけど・・・まぁいいや、面白かったから。
トラッド至上主義の人や、ジャズ一直線の皆さんが聴いたら、眉間にグランドキャニオンができてしまいそうなくらいに勝手な解釈に基づいた勝手な演奏だったんだけれどね。

とはいえ、この方向性は今後も研究していきたいのだ。
不遜な言い方をあえてするならば、振ったり叩いたりこすったりして音が出れば、それはすなわち楽器になりうるわけで、しかも、その出音をある程度コントロールできれば、演奏行為に結びつくわけで・・・。
スタンダード曲って、意外に間口が広いものだから、あえてジャズしなくてはいけないってもんでもないし(これまた勝手な解釈かな)。
そう考えると、たまたま目の前にあった楽器を組み合わせてアンサンブルしてみたらこうなった、みたいな一期一会的な演奏にこそ、実は自分自身の志向性が向いているのかもしれない、と思う。

とまぁ、とにもかくにも、ご来場の皆様、スタッフの皆様、出演者の皆様、ありがとうございました&お疲れ様でした。