Baradomo日誌

ジェンベの話、コラの話、サッカーの話やらよしなしごとを。

運動会だぁぁぁぁ~!

2006-09-17 | 子どもの視線・親の気持ち

5年生になる娘が、生まれて初めて運動会のリレーの代表選手になった。
私もカミサンも選手になどなったことがないというのに、どうしたことだ?

実は、ウチの娘はそんなに速くはない。
ほかのクラスでは100メートルくらいを24秒くらいで走る子が複数いたけれど、娘のクラスでは皆無だったため、娘自身は26秒だったんだけど、選手になっちゃった、ってのが真相だと言う。
ともかく、5,6年生の男女がそれぞれ2人ずつ、計8人のチームを、紅白それぞれで2チームずつ編成、合計4チームで出走。

そして昨日、台風の間隙を縫って、いきなりの真夏日。
朝6時から場所取りし、顔面と膝小僧とうなじと腕を真っ赤に日焼けしつつ、学童仲間の家族ともども応援。
高学年のリレーはプログラムの最後。
いやがおうにも雰囲気は最高潮だ。

号砲一発スタートすると、あるチームの5年生の男の子が猛然とスパート、ぶっちぎりで首位に立つ。
ここで娘のチームは2位だが、3位がすぐ背後に迫っていた。
そのままトラック一周して第二走者、そして第三走者までいっても順位は変らない。
第四走者で娘が出て、若干トップのチームがスローダウンするも、娘は追いつけず、そして娘の背後に迫る三位のチームも娘との距離を縮められないうちに、最後尾も次第に距離を詰めてきた。
そうこうするうちに娘は与えられた順目を走りきり、第二位のまま6年生の男子にバトンタッチ!
…あ~よかった、とりあえずレースになってるじゃん!
ただ、ここでトップから最後尾までの距離が縮まっていたことがドラマを生む。
第五走者で最後尾のチームが爆発的な伸びを見せて3位に浮上し、2位と競り合いながら第六走者にバトンタッチ。
すると一旦は最後尾に下がったチームが一気に巻き返し、目の前の二位三位を食ってしまった!
第七走者にいたり、娘のチームはついにずるずると最下位転落。
アンカーの6年男子が全力で飛ばしたが順位を上げることは出来ず、最下位で終了。

…あ~あ。

退場シーンでは、第七走者の女子は責任感じて泣きじゃくり、アンカーの男子は仏頂面。

と~ころがところが!
ドラマはこれだけじゃ終わらない。
アンカーの選手は各チームのキャプテンなんだそうで、退場したところで5年生の男女4人を集めて演説一発。
「来年は頼んだぜ!」

…おいおい、すっかり青春してるぞ!

後で娘に聞いてみたら、練習を4回、4日間行い、練習後は6年生だけで集まったりしてミーティングし、最終回には5年生の意見も取り入れながらキャプテンが自ら順番を決め、「これで勝つ!」と気合を入れたんだそうな。

かっこい~!
そりゃあ燃えるよな。勝ちに行くよな。負けりゃあ泣くだろうさ。その涙は美しいぞ!

そんな上級生に感化され、ウチの娘もすっかりその気。

6年生になってもクラス換えはないわけで、転校生でも来ない限り来年度も選手になれる確率は限りなく高い。
しかし、チーム自体は組替になる可能性があるから、同学年の誰と組むか、そして来年の5年生である現4年生で、だれが選手になるか、で勝つことが可能なわけだ。

どうも、娘の中では既に新5年生のスカウティングは完了し、自分なりのドリーム・チームを思い描いている模様。

来年も楽しみだなぁ。