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幸せや先生になろうとする前に。

2020年08月02日 | シリアス
【どなたか様がおっしゃったのよ】

この前(→・人生計画と、自分と別の命(魂)。)思い出した、昔に誰かにもらったお言葉。

「穴だらけの自分の心に

 どんなに

 幸せや

 幸せに似た何か

 を入れても、

 たまらずに

 こぼれちゃうだけだよ。

 壊れたグラス、

 穴があいたカップ、

 ザル、

 輪に

 水はためられないのと同じです」


ちょっとうざいけど、意味がわかりやすくなるように改行多めにしてみました。

今の私ならぼんやりではなく、はっきりとこの言葉の意味がわかる気がする。

家庭、学校、組織…何かで心をボロボロに傷つけられて、穴だらけになっちゃった心に

「幸せになればこの苦しみや痛みはなくなるはずだ」

って自分の思いつくかぎりの

「幸せ」

あるいは

「幸せに似た何か」

を注ぎ込んだところで、全てたまらずにこぼれちゃう。

うん…その通りすぎる…。

「幸せ」

だけじゃなく

「幸せに似た何か」

と分けて表現しているのは、幸せは人それぞれだからだと思いますね。

例えば

「美味しい食べ物」

は多くの人にとって幸せでしょうが、食の好みは人それぞれ。

赤身のお肉が好きな人、小麦とお砂糖たっぷりのお菓子が好きな人、りんごが好きな人、甘辛のおかずが好きな人、安いチーズとうどんが好きな人、一粒千円の高級ショコラが好きな人などなど。

その人にとっての好きは十人十色。

これが特に、自分を否定されて育った人には理解できない。

だから広告会社やスポンサーや世間が

「これが幸せですよ」

っていうものに飛びつく。

でも心が穴だらけ…っていうか傷だらけで大怪我しちゃってるとそれを判別できる段階にもいない。

まずやるべきは器の修理、怪我を治すこと。

でもそれが必要だって誰も教えてくれなかった。

だからなのか、精神科もカウンセリングも日本では偏見がまだまだあるよね。

それでも救いを求める人がいるから占いやスピリチュアルが大好きな国なんだろうけど、なんか…ヤバくなりがちだよね。

【暴君になってみたり、大和撫子になろうとしたり】

(特定できないように配慮してもちろん以下は書きます)

この

「穴だらけの器(心)に水(幸せ)はためられない」

ことを実例で見せてくれてたんだなーって思うのが、私のかつてのスピリチュアル友達です。

スピリチュアルなワークショップで知り合って一時期友達になったの。

年は10才以上上でしたが。

彼女の両親はずっとずっと不仲でケンカばかりしていて、小学生になる直前の年に離婚。

ひきとった方の親はアルコールに依存し始めるし、もう一方の親は養育費も払わず連絡もよこさなかったそうだ。

家庭は彼女にとって安心できる幸せなものではなくて、学校でも生き辛い。

彼女は

「幸せな円満家庭」

に強烈な憧れを持って成長していきます。

そして成人して結婚して双子の子どもも産んだのだけど、気がつけば夫とはケンカばかりするし、子どもも怒鳴っちゃうしで自分の理想とは全然違う家庭を作っていた。

救いを求めた先がスピリチュアルだったけど、どのスピリチュアルグループでも彼女は手の施しようのない対人関係トラブルを起こして二度と会えないようにしてしまうのです。

あるスピリチュアル教祖に耽溺していた頃は

「三つ指ついて夫に従う大和撫子妻になれば円満家庭になれる」

と信じて急にダンナさんのことを

「主人」

と言ってみたり

「欲しかったパワーストーンを主人に買っていただいた」

とFBに書いてみたり…しかし上手くいかず、教祖さまたちとも仲違い。

とあるスピリチュアル有名人に入れあげていた頃は

「女はゲスであればあるほど愛される、お金は全部好き勝手使ってこそ入ってくる!」

というトンデモ理論を

「そんなこと考えたこともなかった!

 私が今まで幸せになれなかったのは、この教えの真逆をやってたからなのかーっ!!」

って純粋に受け入れちゃって、実行してしまった。

結果彼女は

「これ以上家庭のお金を自分勝手に持ち出すなら、君とは生きていけない。

 子ども達はボク一人で育てる。

 これ以上僕達の人生をめちゃくちゃにしないでくれ」

とダンナさんに言われた。

泣いて謝り倒して離婚は回避できたけどね。

彼女は仕事も長続きしない(でも国家資格職なのですぐに転職はできる)人だったのだが、その理由が今にして思えば

「器(心)の穴(傷)を放置していたから」

なんだよね。

少しでも対人関係に気に入らないことがあると、それを拡大解釈しまくって攻撃するから相手に応戦されて、それにショックを受けて辞めてしまう…みたいな。

それの全てが、昔の傷が反応してしまうから…トラウマ反応かなって今なら思う。

田房永子さんの漫画でも

「心が傷だらけのときは刺激に弱かった。

 1くらいの衝撃を100や200で受け止めていた」

ってしょっちゅう出てくるよね。

田房さんの漫画の感想記事いくつかあります。
  ↓
・コミックエッセイ『呪詛抜きダイエット』。


・コミックエッセイ『キレる私をやめたい』。


話を戻して彼女の話。

彼女は

「被害者である自分」

「治療が必要な自分」

をぜったいにぜったいに認めなくて、スピリチュアル講座や自己啓発講座・民間ナントカ心理学講座でも

「先生になる」

ものばっかり受けていた。

それほど被害者…問題のある自分っていうのを認めたくなかったのだろうけど、彼女に必要なのはやっぱり傷ついた過去をありのまま見つめて心を回復させること、偏った思い込みを中庸にすることだったと思うのです。

「幸せな家庭を作りたい」

と熱望しても、自分が機能不全家庭で見て・されて覚えたことだけでは、機能不全家庭のコピーみたいなことをしちゃうのだ。

だって、それしか知らずに、助けを求める・治療するって発想がないからです。

『毒親サバイバル』でもアルコールやパチンコに依存した親に散々苦しめられて育ったのに、大人になった時にアルコールやパチンコに癒しを求めてしまう実例がありました。

あれは

「それ以外知らない」

からそうなっちゃうんですよね。

習ってないことは意識的に他で学ばないかぎりはできないから。

この記事(→・機能不全家族出身者は戦争帰還兵に似ている。)の最後の方で紹介した漫画です。

リンク先で何話か読めるので気になった方はぜひ読んでみてください。

そういうわけで。

輪っかで水をすくっても水はすくえないし、ザルでもダメだし。

穴だらけのうつわじゃダメ…そういうことなのよねってお話でした。

トラウマ反応について自分なりに買いた過去記事もあるので興味がある方はよろしければ。
  ↓
・健全な議論ができない理由。







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