Hirakata turezure 四季のなにわ

あるとき、ときどき、いろんな思いをふっと向ける事柄があります。

1899年(明治32年)=20世紀のはじまる前年・・・(投稿100回記念)

2014年05月05日 | 日記



自動車整備専門学校の英語の教科書から 

Walter Arnold was a British miller.One day in January, 1896,he was enjoying a drive on his car. The car was his pride and joy.
When he passed by a local policeman’s house in a small town he was still in a good mood.

Just then the police man was having dinner. But when he heard the big sound of a running car, he left his food , took his helmet.
And run out of his house.

The miller was amazed when the policeman suddenly rushed out of his house on his bicycle. The policeman was shouting something. He was ordering the miller to stop.  Walter, however , could not understand why. He got frightened.

The chase began. After five minutes’ sprint, the farmer was caught at last. Poor Walter! He was accused of speeding.

The policeman said he was running at eight mph (miles per hour).
That was two miles over the speed limit! The fine was one shilling.
Thus poor Arnold became the first man to be accused of speeding.
How did the policeman measure the speed of the car?
No one knows. But, believe it or not, this is a true story.


以上 自動車整備専門学校の英語の教科書に載っていた物語である。

大筋はこうだ。

ウオルター アーノルドは英国人の製粉屋であった。1896年(明治29年)の1月のある日、彼は彼のクルマでドライブを楽しんでいた。そのクルマは彼の自慢の種であった。
小さい町の駐在所の警察官の家を過ぎた時、彼はまだ上機嫌であった。ちょうど警察官は夕食を取っているところであった。しかし走行するクルマの大きな音を聞いた時、食事を中断し彼のヘルメットをかぶり家を飛び出した。
アーノルドは警察官が自転車に乗って彼の家を飛び出した時には大変驚いた。彼は製粉屋に(クルマを)止めるように命じた。ウオルターはしかし彼が何故止めるのか理解が出来なかった。彼は怖くなった。五分間にわたるチェイスが続いた。農夫(製粉屋)はついにつかまった。ついていないウオルターは速度違反の罪で訴追されたのだ。警察官は時速8マイルで走行したことを彼に伝えた。それは制限速度から2マイルほど超えていた。罰金は1シリングであった。かくして、ついていないアーノルドは(世界で)最初に速度違反で告訴された男となってしまった。どうやって警察官はクルマの速度を測ったのか?誰にも判らない、それ(違反であったこと)を信じますかそれとも信じませんか。しかし、この物語は事実なのですよ。


以上が大筋であるが、この物語の年は1896年となっている。即ち、20世紀に突入する4年前に起こったクルマにまつわる話である。ちなみにこの三年後、1899年にニューヨークタイムズ紙の社説に初めて自動車をAutomobileと表記したことがウキペデイアに記載されていた。(Automobileは19世紀の言語である!)

動画は産業革命以降、自動車から常に先行して発展してきた鉄道のレールである。大事に保管し過ぎて倉入りしていたが整理中に再会することが出来た。なんとこれにも1999年敷設、英国製と印字されてあった。 話は連動するものである。