Hirakata turezure 四季のなにわ

あるとき、ときどき、いろんな思いをふっと向ける事柄があります。

大阪府警と大阪冬の陣お堀埋め立て跡地

2016年01月11日 | 日記
大阪府警と大阪冬の陣お堀埋め立て跡地


ドラマ「半沢直樹」で倍返しでストレスを解消してくれていた堺雅人が真田幸村を演じるNHK大河ドラマ「真田丸」が始まった。

 題字は「カリスマ左官」として名高い「挟土秀平」氏が長野の土を練って作った土壁に「こて」で一気に描いたもの。(これはテレビでも放映されていた。)これに軽快なバイオリンが加わっている。

和歌山県九度山に匹敵する幸村の痕跡が残る遺物が大阪なにわにもある。大阪府警本部庁舎のあたりである。

 幸村は大阪冬の陣で父、昌幸と豊臣方につき、大阪城で唯一、手薄といわれた南方面、天王寺、茶臼山に出城「真田丸」を築き孤軍奮戦。

 茶臼山近辺に陣取った徳川家康本陣を急襲、家康の旗印を地べたにぶっ倒した(家康生涯で二度目と云われる。)、この大阪冬の陣は特に有名でいろんな小説にも出てくる。

 冬の陣の後の和睦で大阪城の堀は家康側に一気に埋め立てられ裸城にされてしまう。その堀こそ現、大阪府警本部庁舎が立っているところであり建設に先立つ発掘調査の内容が表示、公開されているのが動画のレリーフである。

 発掘で出て来たものは食器、硯(すずり)、瓦、下駄、土のおもちゃ、碁石等、当時の生活ぶりがわかるなまなましいものばかりである。よほど急いで埋め立てたものであろう。堀周辺にあった官舎(武家屋敷)などそのまま埋め立てた可能性もある。

 大阪府警本部庁舎玄関ホールにはこの堀からの出土品が展示されているが私が撮影してブログにアップした後すぐに撮影禁止になってしまった。(私のブログが原因かどうかわからないので誤解のないよう。)

ともかく、このレリーフは谷町三丁目交差点から大阪城に向かって歩き、庁舎南側の生垣の中にある。


 この正月三が日は池波正太郎の「真田騒動」を橋爪功の朗読でNHKラジオが連続で全巻放送してくれた。こちらは徳川方についた幸村の兄、真田信之を描いたもの。「真田丸」では兄、信之も追ってみたい。楽しみである。

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2 コメント

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Unknown (大阪城愛好会)
2016-01-13 10:47:02
大阪府警が外堀とするとその並びにある大阪府庁も外掘りになるのかな~
それにしても動画の食器の綺麗なこと、すぐにでも使えそうなのでびっくり!
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Unknown (yanasun)
2016-01-13 19:37:40
秀吉時代の大阪城の大手口の堀とされております。検索すればいろんな情報がみれますが、大阪府庁まではこの堀は伸びていなかったようです。
それにしても大人の下駄が意外と小さいのです。
昔のなにわの人は小柄な方々だったのではないでしょうか。
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