Hirakata turezure 四季のなにわ

あるとき、ときどき、いろんな思いをふっと向ける事柄があります。

第8回大阪モーターショー(part 2)

2013年12月09日 | 日記





第8回大阪モーターショーも間近に迫ってきた。最新鋭の夢のあるクルマに間もなくお目にかかれることになる。

東京上野 国立科学博物館を訪ねてきた。


東京~大阪間を40時間ノンストップで駆け抜けた実績を残し、1924年(大正13年)発売が開始された純国産車第一号車が展示されている。

三菱。創業の祖、岩崎弥太郎の母と兄弟であった祖父を持つ豊川順弥氏が作った『オートモ号』である。

Vehicle restorationではあるが現在も走行できるそうである。繰り返すがレストア••即ち復元であってコピー、模造ではない

基本スペックは、空冷直列4気筒OHVエンジン、943cc、9hp、重量は450kg、価格は2千円程度(勿論、当時の額面)、また、国産初の輸出自動車でもある。生産台数300台弱。塗装はよごれの目立たないグレー。

このクルマに現在の日本の基幹産業となった自動車の原点がある。

動画画面の中に無理やりゼロ戦を引っ張り込んだ。こちらも空冷、三菱重工業名古屋製作所で製造され、かつ、スバル自動車の前身、中島製作所でも今でいうOEM方式で製造された。

そんな思惑があったかなかったか私はわからないが絶妙配置、同じフロアに隣接してのレイアウトではある。

帰りの新幹線車内の電光掲示板に12月8日は戦前の日米開戦の日であったことに触れたニュースが流れた。

今日、我々は現代の技術が結集されたモーターショーを見ることが出来る。先人の辛苦は言い尽くせない。今回はそんな思いでもモーターショーに接してみたいと思う。


『激動の 昭和を知らず モダニズム
叩きし鋼(はがね)
今に残りて』(柳子)