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後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

「嗚呼、懐かしい旧軽井沢の面影」

2025年04月09日 | 旅行記

軽井沢は若い頃から憧れの高原の町でした。多くの随筆や小説に書かれていました。結婚した妻も文学が好きで軽井沢を訪ねていました。 行ったことも無いのに懐かしい感じがする所でした。

1961年に結婚し忙しい新婚生活が続きます。それが過ぎやっと気持ちにゆとりが出来たのは1970年頃からでした。それ以来、軽井沢を何度か訪問して散策しました。

今日は高原にある軽井沢のあれこれをご紹介したいと思います。
軽井沢で毎回、よく行ったところは雲上池、旧三笠ホテル、カトトリック教会、万平ホテル、そして軽井沢タリアセンなどでした。
木造の教会、テニスコート近辺や別荘地付近を何度も散歩 しました。旧軽井沢の面影を求めて、静かな時を過しました。万平ホテルの天井の高い古風なダイニングで昼食を食べました。昭和初期に帰ったような気がします。
それから軽井沢タリアセンは特筆したい所でした。いろいろな文学関係の記念館や美術館が塩沢湖という美しい湖を取り囲んでいます。芝生の広場には子供向けのロバや馬車があり、湖ではボート遊びも出来るのです。洒落たレストランもあります。明るい子供のための遊園地でもあるが、文学関係記念館は大人向きです。

深沢紅子野の花美術館、明治44年館、ペイネ美術館、夏の家(レーモンドのアトリエ)、有島武郎の旧別荘、堀辰夫旧山荘、野上弥生子書斎、軽井沢高原文庫などが湖を取り囲む白樺の疎林のなかに散在しています。建物そのものが旧軽井沢の面影そのものであるだけでなく、展示品からは、明治、大正、昭和の時代の香気が立ちのぼっています。それにしても昔の文学者は命をかけて書いていた。なにか悲壮な感じする。

その中で、ホッとするのが深沢紅子野の花美術館。紅子は盛岡出身の画家。素朴で可愛い草花のスケッチ風の絵が楽しい。古い絵だが古く感じさせない。これは家人のお好みの画家の一人だ。山へ行くと家人が野草の花々の写真を熱心に撮っている。写真の感じが自然と紅子と同じようになっている。でも本人は気付いていない。

軽井沢は近年、旧軽銀座や巨大なアウトレットが有名になり、訪れる若い人々も多い。旧軽銀座通りに群れる若者を非難がましく書く知識人が居る。しかし奥の方の別荘地を静かに散策している若いカップルも多い。旧軽井沢の雰囲気を楽しんでいるのだ。旧軽井沢の魅力は年齢に関係なく楽しめる。


 それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈りいたします。後藤和弘(藤山杜人)

1番目の写真は軽井沢タリアセンターです。

2番目の写真は軽井沢の文学館と展示です。
3番目の写真は家内が撮ったカトリック教会です。
4番目の写真はカトリック教会の内部です。

5番目の写真は昔風の腸詰屋です。昔のソーセージの味を守っています。

今日は何度も訪れた軽井沢をご紹介致しました。

 それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈りいたします。後藤和弘(藤山杜人) 


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