一般的に妻というものは優しくて家庭の平和の守り神のようなものです。家族のために美味しい食事を作り、子供たちをお風呂に入れたり、甲斐がいしく働きます。自慢するわけではありませんが、私の妻も例外ではなく常に穏やかな笑顔をたやしません。
それなのに三つの原因で怒り出すのです。年老いたから怒るのではなく若い頃から変わらず怒って来ました。
その原因をご紹介する前に、何故怒るか、その背景を説明させて下さい。
彼女は全てのスポーツが好きで学生の頃には軟式テニス、ソフトボール部、乗馬クラブにも入っていました。フィギュアスケートは中学校の頃からしていて、60歳になるまで毎年10回位、私とスケートリンクに行っていました。短距離走が得意で81歳になろうとする現在でもほぼ毎日ランニングを楽しんでいます。父親の影響でプロ野球や相撲が好きで毎日テレビを見ています。野球は彼女の父、息子、孫と4代ジャイアンツ・ファンです。
一方、私はスポーツが大嫌いです。しかし東北地方で育ったので、若い頃は下手なスキーをしました。そして50歳から75歳まで25年間ヨットをしました。船が大きいのでスポーツというより悠々と走らせて遊んだのです。
さて妻が怒る3つの原因を以下に書きます。
(1)ジャイアンツが詰まらない失策や監督の間違った戦略で負けた時、怒ります。
野球として相手も立派なプレイをして負けた時は怒りません。この怒りはプロ野球ファンならご理解頂けると思いますのでこれ以上の説明は不要です。
(2)相撲で力士が正々堂々と立派な勝ち方をしないととても怒ります。
たとえば白鳳が張り手をすると、横綱は張り差しなどするものではないと怒ります。対戦相手が土俵を割っているのにダメ押しをすると怒ります。それと白鳳が勝って懸賞を手刀を切った直後にその腕でガッツポーズをする度に毎日のように怒っています。また今場所11日目で、嘉風に負けた後に立ち合いについて抗議して土俵上に仁王立ちになっていた時は本当に「怒り心頭に発する」状態でした。横綱は品格を持ち、潔くなければいけないというのです。
(3)スポーツの国際的な競技大会の時、テレビを見ながら猛然と怒っている時がしばしばあります。
日本選手だけのプレイを映し、外国選手のプレイを一切映さないのです。
例えば外国選手が1位になり、日本人が2位になり、3位が又外人がなったとします。その場合、テレビや新聞は2位の日本人のプレイだけを詳細に報道するのです。スポーツの好きな妻は1位の選手や3位の選手の記録、プレイも見たいのです。特に1位の選手の記録、素晴らしいプレイを見たいのです。そのプレイの紹介記事を新聞で読みたいのです。しかし外人選手に関する報道はないと怒ります。
日本人はスポーツを愛していなくて、日本人が勝ったか負けたかだけに興味があるのです。
しかるに外国のBBCやCNNの報道を見ると1位から3位までは平等に詳しく報道しています。
さてこの今日の記事は、昨日の「年を取ると国際ニュースに関心が無くなる」という記事の続編なのです。日本人の多くは狭い了見です。日本人だけに関心があって外人はどうでも良いのです。とても人類愛などという概念は理解出来ません。
勿論、人それぞれで外国のことにも等しく関心のある日本人も少なくありません。
しかし、テレビ局のスポーツの報道を視たり、新聞のスポーツ記事を読んだ限りでは日本人は外国人選手に興味が無いとしか言わざるを得ません。
これが我が愛する日本民族の文化です。恥ずかしい部分だと私は思っています。
皆様はどのようにお考えでしょうか?
今日の挿し絵代わりの写真は昨日、多摩湖で撮った風景写真です。
それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。後藤和弘(藤山杜人)




それなのに三つの原因で怒り出すのです。年老いたから怒るのではなく若い頃から変わらず怒って来ました。
その原因をご紹介する前に、何故怒るか、その背景を説明させて下さい。
彼女は全てのスポーツが好きで学生の頃には軟式テニス、ソフトボール部、乗馬クラブにも入っていました。フィギュアスケートは中学校の頃からしていて、60歳になるまで毎年10回位、私とスケートリンクに行っていました。短距離走が得意で81歳になろうとする現在でもほぼ毎日ランニングを楽しんでいます。父親の影響でプロ野球や相撲が好きで毎日テレビを見ています。野球は彼女の父、息子、孫と4代ジャイアンツ・ファンです。
一方、私はスポーツが大嫌いです。しかし東北地方で育ったので、若い頃は下手なスキーをしました。そして50歳から75歳まで25年間ヨットをしました。船が大きいのでスポーツというより悠々と走らせて遊んだのです。
さて妻が怒る3つの原因を以下に書きます。
(1)ジャイアンツが詰まらない失策や監督の間違った戦略で負けた時、怒ります。
野球として相手も立派なプレイをして負けた時は怒りません。この怒りはプロ野球ファンならご理解頂けると思いますのでこれ以上の説明は不要です。
(2)相撲で力士が正々堂々と立派な勝ち方をしないととても怒ります。
たとえば白鳳が張り手をすると、横綱は張り差しなどするものではないと怒ります。対戦相手が土俵を割っているのにダメ押しをすると怒ります。それと白鳳が勝って懸賞を手刀を切った直後にその腕でガッツポーズをする度に毎日のように怒っています。また今場所11日目で、嘉風に負けた後に立ち合いについて抗議して土俵上に仁王立ちになっていた時は本当に「怒り心頭に発する」状態でした。横綱は品格を持ち、潔くなければいけないというのです。
(3)スポーツの国際的な競技大会の時、テレビを見ながら猛然と怒っている時がしばしばあります。
日本選手だけのプレイを映し、外国選手のプレイを一切映さないのです。
例えば外国選手が1位になり、日本人が2位になり、3位が又外人がなったとします。その場合、テレビや新聞は2位の日本人のプレイだけを詳細に報道するのです。スポーツの好きな妻は1位の選手や3位の選手の記録、プレイも見たいのです。特に1位の選手の記録、素晴らしいプレイを見たいのです。そのプレイの紹介記事を新聞で読みたいのです。しかし外人選手に関する報道はないと怒ります。
日本人はスポーツを愛していなくて、日本人が勝ったか負けたかだけに興味があるのです。
しかるに外国のBBCやCNNの報道を見ると1位から3位までは平等に詳しく報道しています。
さてこの今日の記事は、昨日の「年を取ると国際ニュースに関心が無くなる」という記事の続編なのです。日本人の多くは狭い了見です。日本人だけに関心があって外人はどうでも良いのです。とても人類愛などという概念は理解出来ません。
勿論、人それぞれで外国のことにも等しく関心のある日本人も少なくありません。
しかし、テレビ局のスポーツの報道を視たり、新聞のスポーツ記事を読んだ限りでは日本人は外国人選手に興味が無いとしか言わざるを得ません。
これが我が愛する日本民族の文化です。恥ずかしい部分だと私は思っています。
皆様はどのようにお考えでしょうか?
今日の挿し絵代わりの写真は昨日、多摩湖で撮った風景写真です。
それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。後藤和弘(藤山杜人)




