後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

激動北朝鮮、それは興味深い国際政治ショー

2018年05月27日 | 日記・エッセイ・コラム
北の金正恩委員長が困って韓国の文在寅大統領にもう一度会い、アメリカとの仲介を懇願しました。
最近の北朝鮮と韓国とアメリカの激烈なやりとりは実に手に汗を握る非常に面白い国際政治のショーです。
この歴史の急激な転換を前にして私はいろいろなことを考えます。

国家とは何だろうか? 国民の幸福とは何だろうか?
北と南の朝鮮は対立しながらも愛し合っているのか?
北朝鮮と韓国が協力してアメリカと交渉するのは前代未聞ではないか?
やはりアジアは協力して欧米に対立する運命にあるのか?
北と韓国とアメリカが本当に朝鮮戦争の終結に合意するのか?
北朝鮮の体制がアメリカに保障されたら、日本は一兆円ほどの賠償を要求されないだろうか?
一兆円とは日本が戦後、韓国へいろいろな形で支払った賠償と言われています。
それにしても、朝鮮併合はロシア勢力の南下を防ぐという良い効果もあったのでしょうが、日本にとって本当に大きな負の遺産になったものです。
北は拉致問題と日本からの賠償を必ずからめて来るのではないでしょうか?
拉致問題解決に中国とアメリカは日本に協力してくれるだろうか?あまり期待できません。
人類全体のことを考えれば米朝会談の成功は素晴らしいことです。
しかし日本にとっては新しい賠償という問題が起きるかも知れません。手放しで喜んで良いものでしょうか?

昨日からアメリカと北朝鮮の実務者会議がシンガポールと板門店で開催されています。6月12日の米朝会談が全ての点でうまく行くように事務方が鋭意相談し合っているようです。3度目の正直と言います。今度は会談が開かれるのでしょう。

1番目の写真は5月26日午後に二度目の会談を行った時の文在寅大統領と金正恩委員長の写真です。

この記事に関連する動画と記事を以下に示します。

動画:南北首脳、「米朝会談実現へ再会談」
2018年5月27日 6:55 発信地:ソウル/韓国
http://www.afpbb.com/articles/-/3176139

【5月27日 AFP】韓国の文在寅大統領は26日、北朝鮮との軍事境界線にある板門店で、同国の金正恩朝鮮労働党委員長と2回目の首脳会談を行った。トランプ米大統領と金委員長による歴史的会談の実現を目指す動き。
 韓国大統領府(青瓦台)は、「両首脳は、板門店宣言を履行するための、また米朝首脳会談を成功裏に実現させるための方策について意見を交わし、協議を行った」と発表。さらに、文大統領が27日午前に声明を発表することを明らかにした。会談は2時間にわたり行われた。
 両首脳は先月にも板門店で会談し、関係改善を誓う板門店宣言を発表していた。
 今回の会談で撮影された写真には、両首脳が軍事境界線の北朝鮮側で握手と抱擁を交わす様子が捉えられている。
 一方、米国のサラ・サンダース大統領報道官は26日、米政府は来月12日の米朝首脳会談が計画通り開催される場合に備え、準備担当者らを予定通り開催地のシンガポールに派遣すると明らかにした。
 突然の南北首脳会談に続く米政府の発表は、中止と実施の間で揺れる米朝首脳会談が、計画通り行われる可能性を示す動きとみられる。
 トランプ大統領は24日、北朝鮮政府の「すさまじい怒りとあからさまな敵意」を理由に米朝首脳会談の中止を発表。しかし、北朝鮮側が「いつでも」会談を行う用意があると表明した後、25日のツイッター投稿で、会談は予定通り行われる「だろう」としていた。(c)AFP


「朝鮮半島の完全な非核化」金正恩氏が意思表明 韓国大統領が南北首脳会談の結果を発表
2018.5.27 10:34
https://www.sankei.com/world/news/180527/wor1805270018-n1.html
【ソウル=名村隆寛】韓国の文在寅大統領は27日、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長と前日に行った南北首脳会談の結果について発表。金正恩氏が「米朝首脳会談の成功を通して戦争と対立の歴史を清算し、平和と繁栄のため協力する」とし、「朝鮮半島の完全な非核化」の意思を示したことを明らかにした。
 文氏は金正恩氏との会談で、「6月12日の米朝首脳会談は成功裏に行われねばならない。中断するべきではないと確認した」と述べた。文氏は22日に会談したトランプ米大統領の考えも金正恩氏に説明した。
 また、文氏は、4月の南北首脳会談で合意した板門店宣言の履行意思を金正恩氏があらためて示したことにも言及。6月1日に南北高官協議を開くことや、軍事当局会談や離散家族再会を行っていくことで合意したことを明らかにした。
 文氏によると、南北首脳会談の開催は金正恩氏が25日午後に呼びかけてきたという。トランプ氏は24日に米朝首脳会談の中止を発表し、北朝鮮に通告した。金正恩氏はその直後に文氏に対話を求めてきたかたちだ。

さて6月12日のシンガポールでの歴史的な米朝会談はどうなるでしょうか?
最近のマスコミのニュースから目を離せません。 そして日本と北朝鮮の関係はどうなるのでしょうか?
拉致問題は解決するのでしょうか?心配です。

それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈りいたします。後藤和弘(藤山杜人)

何故、私はカトリックのミサの風景写真を掲載するのか?

2018年05月27日 | 日記・エッセイ・コラム
今日は日曜日なので、私がカトリックのミサの風景写真を掲載する理由を簡単に書いてみたいと思います。
この欄をご覧になっている大部分の方々にとってミサの風景写真などご興味が無いと存じます。
日本人の多くの人々は宗教に関心がありません。そして神社やお寺さんへは馴染みがある方でもキリスト教の礼拝やミサには違和感を感じるでしょう。
そこで私はこの違和感を取り除くためにカトリックの礼拝のミサの風景を何度も掲載して来ました。
勿論、カトリックを宣伝しようという浅薄な気持ちも少し混じっていることも白状いたします。
それよりも日本人が異文化に慣れ、異文化に寛容になって貰いたいという願いが強いのです。それが私の主な目的です。

この欄に掲載されたミサの風景写真は実に沢山あります。自分でも驚くほどあります。この沢山の写真の一覧は検索すると出てきます。
その為には「後藤和弘のブログ、カトリックの写真」を検索するとミサの風景と教会の写真が沢山出て来ます。
同じ様に「後藤和弘のブログ、ロシア正教の写真」を検索するとロシア正教の礼拝の風景と教会の写真が沢山出て来ます。
「後藤和弘のブログ、長崎の教会」を検索すると五島列島の教会の写真が沢山出てきます。

このような風景写真は日常的によく見る風景ではありません。しかしこれも日本の文化なのです。寛大なお気持ちで、このような風景写真をお楽しみ頂ければ嬉しく思います。
そんな理由で私はカトリックのミサの風景写真を毎週1回くらい掲載して来ました。もう10年間もそうして来たので実に多くの写真になりました。

今日はその写真集から一例として、「カトリック小金井教会今日のミサと敬老の昼食会」(2017年09月10日掲載記事)を以下にご紹介します。

2017年09月10日のミサ風景の写真をお送りします。
1番目の写真はミサの様子です。
2、3番目の写真でディン主任司祭の右で聖なるパン片を配っているのは今月23日に叙階して神父になるベトナム出身のディン助祭さんです。
4、5番目の写真は77歳以上の信者の敬老の昼食会の風景です。
食後、聖歌を少しだけ歌いました。5番目の写真にはギターで伴奏しているディン主任司祭が写っています。小金井で7年余り主任司祭をして下さっていますが、ギターがお上手とははじめて知りました。
ベトナム戦争後、神学生だった現在のディン主任司祭が弾圧を逃れ、ボートピープルとして日本に渡って神父になったのです。
ギターを楽しむ心のゆとりを神様がディン主任司祭様へ下さったと思うと私も嬉しくなります。

それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈りいたします。後藤和弘(藤山杜人)