後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

台風一過の青空の写真を撮りに行ってきました

2014年10月06日 | 写真
青空に関東ローム層の崖を配した写真です。JR南武線の稲城駅のそばにある崖です。
地殻変動でもあったのでしょうか、関東ローム層の赤土がむき出しになっています。今日の写真は午後の逆光になっているので崖は黒々と写っています。

それにしても2日も続いた激しい雨がウソのように晴れ上がったのです。
写真をお楽しみ頂ければ嬉しく存じます。





大雨の中の裏磐梯、五色沼

2014年10月06日 | 日記・エッセイ・コラム
老境には自由な時間が充分にあります。長い人生を振り返っても、それはとても幸せな期間です。
70歳で仕事を止めるまでは仕事のために外国に行くことが多かったので、引退後は家内と一緒にもっぱら国内のあちこちを巡る旅を楽しんでいます。
その旅の半分くらいはいろいろな旅行社が企画する「パック旅行」です。このパック旅行の良さは、格安な上、個人では行きにくい秘境や高級なリゾートに行けることです。
しかし非常に具合の悪い点はスケジュールが決まっているので、昨日からのような大雨でもバスが動けるかぎり決行です。

ここ2日ほど激しく降り続く雨を眺めていると、5年前の秋に行った大雨の中のパック旅行を思い出します。そのような悪天候の旅は一回だけだったので特に印象が深いのです。今日はその時撮った紅葉の写真をお送りいたします。
2009年の10月26日、27日と安達太良山、桧原湖周辺の裏磐梯地域の紅葉を見る一泊旅行に行ったのです。2日とも大雨でした。

負け惜しみで言えば、雨に濡れる紅葉が菱田春草や小野竹喬などの日本画の世界の柔らかい色彩を見せていました。
安達太良山渓谷、中津川渓谷、桧原湖近くの五色沼の3ケ所は雨の中、彩られた林を紅葉に酔ったような気分になって歩きました。美しい紅葉の色の絵の具が雨に溶けて降りかかるような気分です。
などと書くとロマンチックで素晴らしい旅です。しかし、コーモリをさし、ビニール合羽を着ても下半身はぐっしょりです。濡れた足で濡れたズボンで歩くのは実に不愉快なものです。
泣きたくなりながらそれでもがんばって行くと五色沼に着きました。さらに歩いて行くと、色合いの違う沼が大小7個くらい紅葉の林の向こうに見え隠れしています。
天気さえ良ければ、夢幻の道行になるはずです。

家内はぼやくかと思いきや、返ってカラ元気を出して写真を撮っています。雨が写真機に降りかかり、レンズが曇ります。そんなふうにして撮った写真を下に示します。

観光旅行は一に天気、二に元気、と言うそうです。大雨の中の裏磐梯、五色沼は最悪でした。それだけに終生忘れられない旅になりました。

それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈りいたしす。後藤和弘(藤山杜人)