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後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

田舎暮らしで地元の人にいじめられたケース・・没交渉も一つの賢い楽しみ方

2012年05月28日 | 日記・エッセイ・コラム

先日、停年後いきなり田舎暮らしはするべきでない! という記事を掲載しました。

この記事に対して、「旅人ふじ」さんから以下のコメントを頂きました。

=======旅人ふじさんからのコメント==============

私は現在村八分にされています。

では、余りにも多い賦役があり、10軒の家で4年連続で役が回ってくるのです。

にある自分と宗派の違う寺の掃除や神社の掃除をはじめ、組長の命じるいろいろな共同作業があるのです。

私は家族がいない独身だから、賦役はやれないと言って、1年後にやめました。

町内会も脱退しました。それから嫌がらせがすごいのです。

夜間に私の自宅に侵入して土を放り込む。釘を地面にまく。それが足に3回ささったこともあります。

分別ゴミを出すときは嫌がらせをするのです。

タイヤをパンクされたこともあります。

私自身はは葬式はあげないつもりなので、で他人の葬式には参加しないのです。お葬式に参加すると、賦役がすごくて、いろいろ働かさられるのです。

そのほか、どぶ掃除も参加しません。

しかし区費?という金は必ず払えと言れます。これが合計で莫大な金額になる上に、使途不明金があるのです。
今は大都市に移住を考えていますが、田舎の自分の所有する不動産はまったく売れないのです。困っています。
========= 旅人ふじさんのコメント終わり==

私も東京から長野の田舎へ移住してきましたが、土地の方との交流は全くと言っていいほどありません。

ここ伊那では自治区(自治会のようなもの)と言う組織がありますが、納付する金額がエラク高くて見返りは殆どないと言っていいくらいです。

ですから私は加入を断りました。

東京のような財政豊かな都市と違って、田舎は財政規模が小さいが故に、行政がやるべきことをその自治区に丸投げしているのです。ゴミ収集ひとつとっても車で収集所に持っていかねばなりません。私も車の運転に自信がなくなったら東京に戻りますよ。

追記:

自治区への加入は止めましたが、必要な書類や情報は市役所から郵送されて来ます。また市役所のHPを見ればなんでも分かります。

私の隣人は名古屋へ行ったきりで、たまに帰ってくるだけなので、こちらが世話をしてあげているような雰囲気です。

私は東京にマンションを残していますので、病気になったら東京に帰るつもりです。


水連の花咲く皐月の水辺

2012年05月28日 | 日記・エッセイ・コラム

すがすがしい風に誘われて京王フローラル・ガーデンに行ってきました。

家内が気に入ったヨーロッパ風の花園です。いろいろな花々が香り豊かに咲いていました。順次ご紹介したいと思います。

まず始めは水連の花咲く皐月の水辺の風景をお送りいたします。お楽しみ頂ければ嬉しく思います。

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田舎暮らしを楽しくする為の鉄則、1、2、3・・・これさえ守れば絶対に楽しくなる!

2012年05月28日 | 日記・エッセイ・コラム

山美しく、水清い山里に質素な小屋を作り、田舎暮らしを楽しもうとする場合を考えてみます。

周りの環境が良いので楽しい生活が出来ると思うのが当然です。

しかしそれには想像もしていなかった難しい問題が起きるのです。それはその山里に昔から住んでいた人々との付き合い方の難しさです。それは都会と全く違います。

まずそれを理解した上で田舎暮らしを始めないと快適で愉快な生活は出来ません。

以下に田舎暮らしを楽しくする為の鉄則、1、2、3を書きます。自分が40年間くらい田舎へ通った体験から身に沁みて得た経験です。これさえ守れば絶対に楽しくなると確信しています。

しかし以下の鉄則は場所と周りの人々の考え方によって、少し調整しなければなりません。重要なことは以下の3点を参考にして相手の気持ちを尊重することです。

(1) 隣の農家や牧場に毎回、必ずオミヤゲを持って行くのが鉄則です。 

まず田舎では自分達が招かれていない客人であることを忘れない事です。毎日、汗水ながして農業や牧畜をしているそばで、何もしないでブラブラ遊んでいる人を見たら、あなたはどのように感じるでしょうか?私だったら不愉快に思います。

ですから村人へは愛想よく挨拶をし、都会から行くたびにお土産を必ず隣の農家へ持参することが重要です。お菓子でも良いし、田舎には珍しいちょっとした食べ物が良いのです。高価なものである必要はありませんが心のこもった物でなければいけません。隣の1軒、2軒だけで良いのです。あたたの好意は噂で中に伝わります。

(2) 家族が一緒に行った時に、必ず挨拶に連れて行くことが鉄則です。

家族全員で挨拶に行き、家族ぐるみでお付き合いするのが第二の鉄則です。自分の家族構成や家族仲の良いことは噂で中に広がります。そうすると安心して付き合ってくれます。

独身の男の場合は、隣の農家へ行って、独身であることを丁寧に説明します。

家族が毎回行かないで自分だけが行く場合が多い人もいます。

たまに家族が一緒に行った時に、必ず挨拶に連れて行くことが鉄則です。

田舎の人は家族関係を非常に重要視します。

私の家内は時々山の小屋へ行きますが、その折には隣の牧場へ必ず挨拶に行きました。これで私が一人で行ったときも牧場の人が親切にしてくれたのです。雪で車が小屋まで行けない時は、その牧場に車を置かせてくれて、搾りたての牛乳をくれるのです。

(3) 田舎へ移住しても、都会の家を老後の為に保持しておく事が鉄則です。

住民票を移し、住民税も不動産税も役場へ納めても、都会から移住した人へは行政サービスがあまり無いのが当然です。それを田舎文化として受け入れるだけの寛容さが必要です。

しかし高齢化が進み病気になると治療が困難になります。

まず、交通の便が悪いので病院まで行くのが困難になります。

その上、地方の病院の治療システムや医者の意識が都会のように合理化されていません。それは医療技術よりも重要な場合が多いのです。

要するに都会から移住した人はまともな治療が受けにくいと想定すべきなのです。

ですから高齢に達したら、都会に保持していた家へ引っ越して、住民票も健康保険も都会へ移転するのが鉄則です。

私の小屋の近辺で、別荘を畳んで又都会へ引っ越した家族が2軒ありました。

さて以上の鉄則を完全に無視して、孤高を守りながら独りで悠々と田舎暮らしを楽しんでいる人も案外多いようです。不便な生活は覚悟の上です。

病院の遠さや、治療の困難さは覚悟の上です。その覚悟さえあれば上に書いた3つの鉄則は完全に無視しても良いのです。

私の言いたい結論はどちらにしても田舎暮らしを楽しくするにはかなり強い決心と努力が必要だということです。

下に楽しげな風景を示します。しかし写真の裏には苦しみもあるのです。

それはそれとして、今日も皆さまのご健康と平和をお祈り申し上げます。

後藤和弘(藤山杜人)

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・下の別荘は私の小屋ではありません。私が憧れている近所の別荘です。

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