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優勢な高気圧の後面の前線 大雨には要注意!!

2012-09-06 13:07:38 | インポート

①9月6日9時の天気図 気象庁HPより引用

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②9月6日9時の日本付近雲画像情報図(水蒸気画像で拡大版) 気象庁HPより引用

20120906090000

9月6日は、日本海から前線が本州に接近しできました。

日本海から本州へ前線が接近・する場合、当該前線の前面に勢力の強い高気圧がある場合、当該前線の進行方向前側には、決まって、南より暖湿流が大量に流れ込んでくるもので、雨雲が発達しやすく、大雨となりやすいものです。特に暖湿流が、前線に向かって、南東~南西方向への異なる方向から流れ込んで、当該暖湿流同士が合流している箇所(引用図②より、本州の日本海側ですね。)では、とりわけ雨雲が発達しやすく、大雨災害には要注意と言えるでしょう!

9月6日も、午前中、長崎県や福井県の一部では、1時間当りの降水量が60㎜を超えた箇所が散見しています。

こういう、前線の進行方向前側に暖湿流が大量に流れ込んでいる場合、

ⅰ:これに伴って発生する、発達した雨雲も前線の移動と共に移動しつつも、暖湿流の流れ込んで来る方向に雨雲自体が広がる性質をあり、

さらに、

ⅱ:地表付近で気流同士が収束する箇所(日中海上から内陸に吹く海陸風が集まる箇所などが代表的です。)で、新たに雨雲が発生・発達する特性があります。

やはりⅱで述べた、新たに発生・発達する雨雲も、前線の移動方向へ同一方向へ移動しつつも、暖湿流の流れ込んでくる方向へ雨雲自体が広がる性質があります。

ただ、前記、ⅰ、ⅱで、雨雲自体が広がると言いましたが、新たに、暖湿流の流入方向に別の雨雲が発生・発達し、あたかも、雨雲自体が広がるように見えるわけです。

山梨県内では、前記ⅱの観点では、県北部の秩父山系や富士五湖周辺に発生・八田する雨雲の動向に注意!とりわけ、秩父山系で発生・発達する雨雲は、南~南西へと移動しながら、甲府盆地周辺や峡南地域に大雨をもたらすことも多いですから油断大敵ですよ!!


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