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意外に鬼門というべき 関東東海上

2014-01-21 23:19:33 | インポート

①1月21日12時の天気図 気象庁HPより引用

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②1月21日12時の日本付近雲画像図(水蒸気画像で拡大版) 気象庁HPより引用・加工

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③1月21日12時の日本付近雲画像図(赤外画像で拡大版) 気象庁HPより引用・加工

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④1月21日15時の日本付近雲画像図(赤外画像で拡大版) 気象庁HPより引用・加工

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⑤1月21日18時の日本付近雲画像図(赤外画像で拡大版) 気象庁HPより引用・加工20140121180000

日本付近で冬型気圧配置となっているものの、新たな強い寒気の流入前や、低気圧が本州東上に一旦抜けた後、別に上空の気圧の谷が大陸から本州へ進んでくる場合、東京や横浜、千葉など関東平野周辺の地域では、関東東海上と関東南部山間部(箱根や伊豆周辺が最もい多いですが)に雲が湧き上がり、雪雲や雨雲を発生させて、事の外、天気が崩れてしまい事が良くあります。

1月21日も、関東地方周辺では、前記と同様な気象現象が発生して、21日夜には、東京玉西武には、大雪注意報が発表されたほどです。

関東地方周辺が前記のような気象現象となる場合、決まって、大陸沿岸から日本海西部には上空の気圧の谷(500hpaの正渦度移流流域、換言すれば上空3000m付近の上昇流域)が現れているもので、

この上空の気圧の谷(上空3000m付近の上昇流域)は、(以下、全て筆者調べ)

◆水蒸気雲画像上では、一般的には帯状または舌状(帯状の画像域が幾重にも連なって舌状となっています。)に白くぼやけた画像(この画像域の中に、渦巻き状に一際白く輝く画像域が表現されることもあります。)で表現され、(引用図②)

◆赤外雲画像上では、水蒸気画像よりも狭くなるものの、やはり、帯状または渦巻き状の白く輝く画像域で表現されます。(引用図③のA)

そして、この、関東東海上に湧き出る雲の集団ですが、関東東海上から南海上に前線がある場合、当該前線の雲が時系列で見ると、あたかも西~北よりに広がって、関東地方周辺を覆うような雲の形成をします。(引用図③④⑤のBに注目)

この、関東東海上に湧き出る雲の集団は、何時頃から湧き始めるか?ですが、前記、上空の気圧の谷が日本海中部に差し掛かる頃、雲が湧き始め、本州に差し掛かり始めると、関東平野周辺を雲が厚く覆うようになり、雪や雨が降り始めるようになります。この頃、この雲の集団がまとまり、当該雲の集団内の関東南岸に、新たに低気圧が発生することも多いものです。

山梨県内では、前記の雲の集団の影響が、おもに、東部や富士五湖地域で受けやすく、冬季には、この地域に、思わぬ降雪をもたらしますから、油断なりません!


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