へえ〜!そうなんだ!山梨県

山梨に特化した自然現象を紹介!
連絡先は
tenki@air.ocn,ne.jまでよろしくいお願いいたします!

山梨県内は猛烈暑さ。甲府や勝沼で最高気温37・7℃!これも台風の置き土産!

2014-07-26 00:10:53 | インポート

①7月25日22時までの全国各観測地点最高気温分布図 気象庁HPより引用

Mxtem00

②7月25日15時の天気図 気象庁HPより引用

14072515

③7月25日15時の全国ウインドプロファイラー風向風速分布図 気象庁HPより引用

20140725150000

                    ↑

?7月24日15時の全国ウインドプロファイラー風向風速分布図 気象庁HPより引用

72415

今週水曜日以降、西日本の各地で始まった猛烈な暑さは、25日には、とうとう東日本や東北地方まで広がり、岐阜県多治見市では最高気温39・3℃を観測したほか、名古屋、岐阜で38・2℃を観測しました。

山梨県内でも猛烈な暑さに見舞われて、甲府や勝沼で最高気温が37・7℃と、猛暑日を観測したほか、県内、古関、切石、南部、大月で最高気温が35℃以上となる猛暑日となっています。さらに、標高およそ800m以上に位置する高冷地にあたる、富士五湖地域や、北部八ヶ岳山麓地域でも厳しい暑さとなり、大泉で33・4℃、河口湖で32・0℃、山中でも30・1℃の最高気温を観測しております。

この猛烈な暑さですが、引用図?→③と比較してわかるように、昨日より、西日本の上空3000m付近まで、反時計廻りの気流となる高気圧性循環となっておりましたが、25日には、この高気圧性循環、東北地方まで範囲が広がっております。つまり、本州上に、上空まで勢力を広げる高気圧にすっぽりと覆われたため、上空から地表まで気温が状上昇したためであります。

この、上空まで勢力を広げる高気圧、これは、中国大陸東岸を昨日から台風10号(25日15時には温帯低気圧に変わりましたが)が北上しました。台風の進行方向右側後方では、台風の渦巻に相反して下降気流が卓越して、この付近にある太平洋高気圧の勢力を強める働きをするために発生したもの。言ってみれは台風の置き土産といえるでしょう。

ちなみに、今回のように上空まで勢力のある高気圧に覆われる場合、当然、上空も気宇音が上昇します。このため、山梨県内では、盆地のみならず、高冷地でも暑さが厳しくなるというわけです。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。