政治の季節【稗史(はいし)倭人伝】

稗史とは通俗的な歴史書等をいいます。
現在進行形の歴史を低い視点から見つめます。

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2008-04-28 19:35:32 | 自民党
後期高齢者医療制度「見直し検討」 首相、舛添厚労相に指示

 福田康夫首相は28日昼、舛添要一厚生労働相と首相官邸で会い、衆院山口2区補選で自民党候補が敗北したことに関連し「選挙結果を受けて年金や医療制度について、国民の目線でしっかり対応してほしい」と述べ、争点となった後期高齢者医療制度(長寿医療制度)に見直すべき点がないか検討するよう指示した。

”国民の目線”って、どんな目線か分かって言ってるのかな。案の定、指示を受けた桝添は、

 会談後、舛添氏は官邸で記者団に「選挙の敗因と考えられる点について今から検討し、議論したい」として、新制度の運用面などに問題がないか早急に点検していく考えを示した。

そもそもこの二人、会話が成り立っているのか。”国民の目線にたって対応”が、なんで”選挙の敗因の検討”なんだ?この業界の用語はよく分からん。

官房長官「高齢者医療制度で説明足りず」と敗因分析

、「特に後期高齢者医療制度(長寿医療制度)について、私の目から見ればあれだけ一方的な報道が相次ぐと、高齢者の信頼を失ったということもあるだろう。その意味では説明が足りず、それが直撃した」と述べた。

”一方的な報道”とマスコミに八つ当たり。”説明が足りなかった”というが、よく説明していたらもっとひどい負け方をしていたぞ。

町村氏は「若い方々の負担を食い止めるために、この仕組みをつくった。仕組みそのものにおかしい点はなく、どなたが政権にあっても同じことを考えると思う」と述べ、制度を見直す考えはないことを強調した。

”どなたが政権にあっても、同じ事を考える”?こんなひどい制度を思いつくやつは滅多にいないぞ。あんたのまわりでは、どなたもそうらしいが。

また、町村長官は租税特別措置法改正案を30日に衆院で再可決する方針に関しては「何ら変わりはない」と述べた。

こうなるとどうしようもないもんな。この男、だれかなんとかしてくれ。 





民主党よ、インチキマスコミの非難を恐れるな

2008-04-28 17:18:24 | 民主党
せっかくの山口の勝利を無駄にするな。まだ2日ある。暫定税率復活を絶対に阻止せよ!
自民の本丸は道路特定財源だ。たとえ後期高齢者医療保険での妥協なんかを持ち出されても、誤魔化されるな。突っ張るところはしっかり突っ張れ。

インチキマスコミはいろいろ言ってくるだろう。
”総理の問責決議で国政がストップする”、なんて言われても気にするな。どうせ自民党は、参院が開いていればたとえ何を否決されても、衆院の再議決で押し通すつもりだ。むしろ参院がストップしている方が国民のためだ。そこをしっかり訴えろ。
海外でも物価対策のためにガソリン税の減税という声も出始めている。スタグフレーションが現実のものとなろうとしている時に、ガソリン価格を上げるなどという常識はずれの政策を堂々と攻撃しろ。各種の世論調査によると、国民の4割近くが、使い道さえ間違わなければ暫定税率の復活が良識的な判断だと思いこまされている。自民党が嘘をつくのは仕方がないが、一緒になってマスコミまで嘘を振りまくな。東京・大阪などの都市部に住む人と、地方に住む人では、ガソリン価格の切実さが異なっている。民主党は地方の住民に訴えるばかりではいけない。むしろ地方は放っていてもガソリン価格の重要性を肌で知っている。車で通勤しているサラリーマンも会社から支給される交通費では足が出る。都市部の、車に頼らずに生活している人にも、切実な問題だと知らせなければならない。程度の差はあれ、物価高や不景気が進めば、全国民の生活が苦しくなるのだ。
何でも反対の政党ではいけませんね、なんて言うやつも多い。反対するのが当然だろう。相手の出してくる物が悪ければそうするのが義務だろう。デタラメ自民に何か賛成しなければならない義理でもあるのか。いかにも、良識あるマスコミ人面をして自民のお先棒を担いでいる連中になんの気兼ねがいるか。
何でも政局にしたがる民主党、なんて非難もある。自民党を追い落とすのが国民のためならば、何でも政局にするのが正しい選択だ。堂々とやってほしい、何でも政局でいいんだ!
話し合いを提案しながら、自分は絶対妥協するつもりのない自民党。それを知りながら、話し合いに応じないと言って民主を責めるマスコミ陣。気にしていたらきりがない。


道路財源の一般財源化は先の話だ。後でなんとでもなる。一般財源化したあとでも予算編成でなんとかなる。しかし、暫定税率はいま復活させなければ永久にとれなくなる。これだけはなにがなんでも通さなければならないと思っているのが自民党なのだ。あと2日、とにかくがんばってもらいたい。

世論を気にしてばかりいないで、もっと大きな声で叫べ。世論に従うばかりではダメだ。世論は作り出すものだと思え。