政治の季節【稗史(はいし)倭人伝】

稗史とは通俗的な歴史書等をいいます。
現在進行形の歴史を低い視点から見つめます。

茨城県医師会の良心と良識

2009-01-31 20:56:14 | 政治
相変わらず楽しませてくれる茨城県医師会。
今度は定額給付金で自民党を痛烈批判。
後期高齢者医療保険制度に対して、全国に先駆けて反対の狼煙(のろし)をあげたことで知られる同医師会。
茨城県医師会が変える政治風土
後期高齢者医療保険を世論が追いつめた

その後民主党支持を明らかにしていたが、更に自民党へ嫌がらせ。

定額給付金の寄付呼び掛け 茨城県医師会、民主候補に献金 (47news 1/26)
茨城県医師会の有志が26日、政府の定額給付金に抗議するため、会員の開業医ら約1400人に給付分の寄付を呼び掛ける団体を設立したと発表した。集まった資金は県医師会の政治団体、県医師連盟が次期衆院選で推薦を決めている県内の民主党候補に献金する

 団体名は「茨城から定額給付金で医療を変える会」。小松満代表(県医師会副会長)は同日、記者会見し「(定額給付金の)2兆円を本当に困っている人に使うのが筋。抗議のために自民党の政策で民主党に資金が回る一番皮肉なことをやろうと思った」と話した。


政治家が良識を持たず、良心を失っている。
茨城県医師会があげた声は、医師の良心にとどまらず、人としての良心の叫びである。
この医師会の優れている点は、果敢な発言をするだけではなく行動を伴っているというところにある。
後期高齢者医療保険制度に対する反対表明では、実際に反対のポスターを作り、反対署名を集めている。



これまで、医師会は自民党の大票田であった。
今でもそうであろう。
しかし、この茨城県医師会の動きは全国の良識ある医師の心に火をつけるきっかけになったことも事実である。各地で後期高齢者医療保険制度に反対の声を上げる医師や地方医師会が相次いだ。
今回の動きが自民党にどれだけの打撃になるかは不明である。
しかし、確実にこの国の政治風土が底流で変わりつつあることの一つの象徴であると、わたしは考える。

茨城県医師会の発展とさらなる活躍を願うものである。





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延びるばかりの麻生政権の余命

2009-01-29 08:03:36 | 麻生太郎
補正予算がようやく通って達成感に酔う自民党。
迅速な執行が必要だから野党はいたずらに関連法案の採決を遅らすな、と急に生意気な物言いをしている。
それくらいなら、去年の臨時国会に提出しておけ。
去年十月末にぶち上げた対策ではないか!
定額給付金を配るのに半年以上かかるとは。
オバマが大統領に就任してわずか一週間。
向こうは働いているぞ。
動きに差がありすぎる。
こんなに愚図な内閣で事態の進展に追いつけるのか?

「派遣切り」で3万人失業へ=10月から半年間に-厚労省調べ (jiji.com 11/28)
雇用契約を更新されなかったり、契約途中で打ち切られたりする、いわゆる「派遣切り」などで失業した非正規労働者が10月以降、来年3月までの実施予定も含め、全国で3万人に達することが28日、厚生労働省のまとめで分かった。
 全国の労働局やハローワークを通じて企業に聞き取り調査を実施した。それによると、契約切れなどで職を失った労働者は派遣が65.8%と最も多く、次いで期間工などの契約社員が19.2%を占めた。

非正規労働者の雇止め等の状況について(12月報告)厚生労働省 12/26

(集計結果)1,415件85,012人

(うち年内に実施済み又は実施予定のものは52,684人となっている)

(就業形態別の内訳) (構成比)
派遣 946件 57,300人 (67.4%)
契約(期間工等) 220件 15,737人 (18.5%)
請負 80件 7,938人 (9.3%)
その他 169件 4,037人 (4.7%)

製造業の派遣労働者など40万人が失職の恐れ 業界団体が試算 (NIKKEI NET 1/27)

製造派遣・請負会社の業界団体である日本製造アウトソーシング協会(東京・中央)などは27日、製造業派遣などで働いていた労働者のうち40万人が失業する恐れがあるとの試算をまとめた。同日開かれた自民党の労働者派遣問題研究会(長勢甚遠座長)に提示した。


3万→8万5千→40万
もらう、もらわないと半年かけている間に、失業者数の予測数字は急上昇。
状況把握ができない政府。
処理能力ゼロの無能内閣。
とにかく少しでも選挙に有利な状況を作ることだけに汲々としているお粗末総理。
この失業者激増という局面で消費税増税で突っ張るバカ政府!

その麻生・自民党が起死回生策の目玉にしようとしているのがオバマ・麻生の日米首脳会談。

電話かかってこない? 遅れる日米電話首脳会談 29日朝で調整中 (産経ニュース 1/28)

麻生太郎首相と米国のオバマ大統領との初の電話会談が、29日朝に行われる方向となった。会談では日米同盟の強化などを確認する見通しだが、大統領はすでに欧米や中東の首脳と電話会談を済ませており、日本は十数番目の後回し組となった。「相手の都合や時差の問題もあり、何番目かに意味はない」(外務省幹部)との見方がある一方、「やはり、オバマ政権は日本を軽視しているのではないか」(自民党筋)との観測も出ている。

両首脳は米大統領選後の昨年11月にも電話会談しているが、就任後はまだ言葉を交わしていない。29日の電話会談で首相は改めて祝意を述べるとともに、早期の首脳会談開催を要請するとみられる。北朝鮮の核、拉致問題の解決に向けた連携強化も確認する。

 これまでオバマ大統領は、就任式翌日の21日にイスラエルのオルメルト首相ら中東の指導者4人と電話会談したほか、23日にはブラウン英首相とカナダのハーパー首相、26日にはフランスのサルコジ大統領、ドイツのメルケル首相、ロシアのメドベージェフ大統領らと電話会談している。


日本軽視ではなく麻生軽視であろう。
正統性もなく、いつまで保つか分からない、選挙を逃げ回っているそんな男と何の話をしろというのか。
何を話しても、何を約束しても実行できるかどうか分からぬ麻生との会談は、たとえ電話であっても時間の無駄。
オバマばかりではない。ちょっとでも日本の政治状況に通じた政治家であれば、日本をまともに相手にするのは、選挙によって正統性ある内閣が生まれてから、と考えるのは理の当然である。
あるいは、バカで死に体の麻生がいるうちに、要求するものだけは要求しておこう、という火事場泥棒のような連中もいるかもしれないが……。
麻生の居座りは、日本国民の利益に反するのである。
いくら麻生がアメリカにしっぽを振っても、アメリカは見向きもしない。
もし今、オバマが何かを日本に要求してきたら、麻生の弱体内閣では何一つ拒否することはできない。

日本国内でさえ、総選挙の後で麻生が総理大臣を続けられると考えている人間はいない。
麻生の居座りは、国内政治を停滞させるだけではなく、外交面においても計り知れない損失をもたらしているのである。

総理就任直後は、すぐにも解散とだれもが思っていたのに、時間の経過とともに延び続ける麻生の余命。
支持率が下がれば下がるほど余命が延びる不可思議さ!





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愛想振りまき税金バラマキ、それでも上がらぬ内閣支持率

2009-01-27 12:26:33 | 麻生太郎
下げ止まらないのは、株価と内閣支持率。
ただし株価の方は一進二退。
内閣支持率は下がるだけ。

(1/25)麻生内閣支持率、19%に低下 日経世論調査  (NIKKEI NET 1/25)
日本経済新聞社とテレビ東京が23―25日に共同で実施した世論調査で、麻生内閣の支持率は19%となり、昨年12月の前回調査から2ポイント低下した。支持率が2割を切ったのは森政権末期の2001年2月以来。不支持率は76%。自民党の支持率は6ポイント低下し29%、民主党は4ポイント上昇し37%となり、昨年5月以来、8カ月ぶりに逆転した。


すでにリコール成立!

首相“迷走”「内閣総理大臣 朝青龍殿」 (SANSPO.COM 1/26)

土俵に上がった首相は朝青龍に対し、表彰状を読み上げた後「数々の試練を乗り越えての優勝。やっぱり横綱は強くなくちゃ」と笑顔で復活Vを祝福。続いて重さ約40キロの総理大臣杯を介添人の助けを借りて授与した。表彰状を読み上げた際には「内閣総理大臣賞」の「賞」の字を読み飛ばしたのか、「内閣総理大臣 朝青龍殿」と“迷走”する場面もあった。


「やっぱり横綱は強くなくちゃ」
なんとも意味不明な褒め言葉。
白鳳の立場はどうなる?
読み飛ばしたのは「賞」ではなくて「杯」の字らしいが、内閣総理大臣朝青龍殿と読み上げるお粗末振り。
小泉にならって「オレも」とばかり自ら票集めに乗り出したのも逆効果。満天下の嘲笑を浴びて墓穴を掘る。
土俵にお金は落ちているが、票は落ちていない。
動機不純。
土俵に上がる資格なし!

愛想振りまき、税金バラマキ!

麻生首相、JC新年式典に出席=歴代会頭として (時事ドットコム 1/25)
麻生首相が「銀ブラ」 気軽に握手も

フェリー業界に公的支援 高速1000円で打撃必至 国交省検討
東京五輪招致、政府が「財政保証」へ
これなどは麻生・石原のお金持ち同士の思いやり。

バラマキと言えば究極のバラマキが例の定額給付金。
これまでの経緯を産経にしては辛口にまとめている。
一部だけ抜粋しておく。
【経済深層】大迷走の末、「定額給付金」“爆弾”破裂 (産経ニュース 1/25)
もともと、給付金に大きな効果は期待できない。政府では、2兆円のうち、40%に相当する8000万円が貯金などにまわらずに消費に向かうと予測し、国内総生産(GDP)を0・2%押し上げると試算していた。

ところが、実際の押し上げ効果は0・15%で、四捨五入でさばを読んでいたことが、国会質問で発覚する。政府自らが少しでも水増ししたくなるほど、効果は小さい。

総務省は20日に支給要綱を公表し、自治体が麻生首相の公約である年度内の支給に向け準備を進めている。ただ、実際に支給するには、第2次補正予算案が自然成立しても、関連法案は衆院での再決議で、3分の2以上の賛成により成立させることが必要。自民党から16人が造反すれば、補正予算は成立せず、給付金も霧散する。

 評判の悪い給付金だが、もらえるはずだったものが、もらえなくなれば、その怒りは百倍になる。すでに10%台の麻生政権の支持率がさらに急落するのは確実。給付金は、麻生政権を終焉(しゅうえん)させる爆弾でもある。


首相が支部長の自民支部、贈賄・談合摘発の業者から献金 (asahi.com 1/21)

税金は気前よくばらまくが、献金はこまめに集める。





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”原則”という魔法の呪文・自民党

2009-01-24 12:57:52 | 自民党
消費税増税問題、自民党内では増税派も反対派も満足のいく解決をみたようだ。
もともと本気でやるとは思っていなかったが……。
相変わらず、口先だけの”ヤルヤル詐欺”
もちろん”渡り”も同様の決着。

「渡り」全面禁止の議員立法見送り 自民委 (NIKKEI NET 1/23)

自民党公務員制度改革委員会(委員長・石原伸晃幹事長代理)は22日の会合で、退職した国家公務員が出身省庁のあっせんで公益法人などへの再就職を繰り返す「渡り」について、2回目以降のあっせんを事実上認めない厳格運用を見守ることで一致した。政府が「渡り」を許容する政令を撤回しないことに反発を強めていたが、検討した全面禁止の議員立法の提出は当面見送ることになった。

 石原氏は会合後、記者団に議員立法見送りの理由に関して「麻生太郎首相は『しっかり対応する』と言っている。様子を見るしかない」と説明。政令などの運用実態については同委員会でも厳しく監視していく方針を強調した。(10:06)


「麻生太郎首相は『しっかり対応する』と言っている。様子を見るしかない」
麻生の言うことを信じる?
口で言った言葉は消えるが、書き込んだ文章は残る。
石原も口先だけで勇ましいことを言う男。
最後はいつもヘナヘナ。

それはともかく、くせものは「原則」という一語。
とにかくどんな厳しい文言でも「原則」という言葉をかぶせるだけで変幻自在の魔法の条文になってしまう。

天下り「渡り」 首相、原則廃止を表明 (NIKKEI NET 1/8)
麻生太郎首相は8日の衆院予算委員会で、退職した国家公務員が公益法人などへの再就職を繰り返して多額の退職金を得る「渡り」について「原則廃止という方向だ」と表明した。


”原則”という言葉を取るだけですっきりするのだが。

官房長官、公務員の「渡り」原則認めず (NIKKEI NET 1/8)

いっそ、政治家は「原則」という言葉の使用を”原則”禁止にしてはどうか。

”渡り”の禁止でさえ、この抵抗。
”天下り禁止”などできるはずがない。

公務員「渡り」禁止案 衆院予算委員長提出も (産経新聞 1/17)

自民党の衛藤征士郎衆院予算委員長は17日朝、TBS番組に出演し、国家公務員が再就職を繰り返す「渡り」の斡旋(あつせん)を可能とする政令について「党行政改革推進本部は認めない。政令を超えるため、『渡り』を認めない自民党による議員立法を用意する」と述べ、政府側が政令撤回に応じない場合、今国会に撤回法案を提出する考えを示した。衛藤氏は同本部の本部長経験者。

 政令は首相の承認による斡旋を可能としているが、党行革本部公務員制度改革委員会は16日、廃止や見直しを求めることを決めた。政府と自民党が対立する可能性もあるが、衛藤氏は「いいじゃないか。断固としてやる」と強調した。


「議員立法」だの「断固としてやる」だの。
予算委員長といえば数ある委員会の中でも最重要委員会の委員長。
それがTVで全国民に向かって宣言したこともこの体たらく。
こいつらは言葉の重さというものをまったく感じていない。
もっとも、あれだけ発言がころころ変わる麻生が「わたしはずうっと同じことしか言っていない」と繰り返していれば、一度や二度の食言など屁でもないか。





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麻生の二枚舌・強弁・厚顔

2009-01-23 11:53:56 | 麻生太郎
公邸への引っ越しは総選挙が終わってから、と言っていたが……。
たいしたことではないが、明らかに嘘をついたことになる。
あやまるどころか、言い訳でまた嘘を重ねる。
嘘の上塗り!

ようやく公邸に引っ越し、首相「準備が整ったから (YOMIURI ONLINE 1/20)
麻生首相は19日、東京・神山町の私邸から首相官邸に隣接する公邸に引っ越した。同日夕、就任から118日目に公邸入りした首相は待ちかまえた記者団に「お疲れさま」と上機嫌で声をかけ、新居に入った。

 首相は衆院選後に引っ越しする予定だったが、昨秋の衆院解散を見送ったことから先延ばしされてきた。この時期に引っ越す理由について、首相は「準備が整ったから。引っ越すって、大変ですよ」と説明。河村官房長官は、「(官邸に)一番近い所で、しっかりとかじ取りをやりたいという強い思い」と解説してみせた。


「準備が調ったから」ではなく、帰りに寄り道をしないようにと周囲に無理矢理引っ越しさせられたもの。
中曽根元首相のお説教もあったらしい。
どうしてつまらない嘘をつくのかネ?
「まわりがうるさく言うものだから」と正直に言えばすむことなのに。
ちやんと前日にこんな記事がでている。

ようやく決意?首相、あすにも公邸に引っ越し
 麻生首相は17日、首相官邸に隣接する公邸の周辺を散歩した。懸案の公邸への引っ越しの下見を兼ねたもので、引っ越しは19日にも実現する見通しだ。

 首相は衆院選後に、東京・神山町の私邸から公邸に引っ越しする予定だったが、昨秋の衆院解散を見送ったため、延び延びになっていた。夜のバー通いを含め私生活を重視する首相は、そもそも転居には消極的とされる。警備や危機管理上の問題に加え、中曽根康弘元首相が「昔の政治家は官邸を死に場所と心得ていた」と首相の姿勢を批判したこともあって、ようやく引っ越しを決意したようだ。

(2009年1月18日11時55分 読売新聞)



波紋広がる首相の選挙制度見直し発言、閣内に“温度差”も (YOMIURI ONLINE 1/20)
麻生首相が衆参両院の選挙制度見直しを求めたことが、政府・与党内に波紋を広げている。

 首相は19日の参院予算委員会で、「完璧(かんぺき)な選挙制度は世界中ないので、色々問題が出てきたのであれば、国会や選挙制度の在り方が幅広く議論されてしかるべきだ」と述べ、選挙制度の見直しに改めて意欲を示した。

 同日の自民党役員会では小泉元首相が提唱した一院制導入に関しては、「憲法改正(を必要とする)事項で、すぐに出来るわけではない」と否定したが、「さまざまな行政改革を推進しているが、国会も改革すべきだ」と強調。持論の消費税率引き上げに国民の理解を得るためにも、国会議員の定数や歳費の削減が必要だとの考えをにじませた


しかし、こんなに簡単に人の意見に左右される男も珍しい。
小泉は一院制のアドバルーンを上げてみただけだが、真っ先にとびついたのが麻生とは!

定額給付金の迷走も人の意見に振り回された結果だった。
麻生は”全所帯に”とぶち上げたのに、その直後に、
「お金持ちにも配るのか」と与謝野が一言。
そこで所得制限やら、”さもしい”発言やら。
ところが年が明けると、今度は細田幹事長が一言。
「みんな貰って使え」
そのたんびに麻生はオロオロ、自分でも何を言っているのか分からない状態。
「みんな給付金を貰ってください」と懇願する始末。
「さもしいと思ってたらこんなことは言いません」とまたまた二枚舌。
現在とは時代が違う、と言い訳。
”時代が違う”?
半月や一月で時代が変わるか、バカッ!

消費増税「11年度までに法制措置」 政府付則案固まる (asahi.com 1/22)
 税制改正関連法案の付則に11年度からの消費増税をどう書くかをめぐり、政府は21日、経済状況の好転や行政改革の実施を条件に「消費税を含む税制抜本改革について11年度までに必要な法制上の措置を講じる」と付則に記す方針を固めた。

 付則の原案は「税制抜本改革を11年度から実施できるよう検討し、必要な法制上の措置をあらかじめ講じる」としたが、その後の調整で、実施時期はぼかすものの、法制化の時期を「11年度まで」とすることで、麻生首相が基本線とする「条件が整えば11年度から税制抜本改革を実施する」との方針を堅持した。


国民に対して、率直に語りかけるという姿勢は皆無。
党内の混乱をおさめようというその場しのぎのごまかし。
「実施時期はぼかす」?
こういうのは嘘よりたちが悪い。

お互いの落としどころを探るだけの空騒ぎ。
内輪で納得してお互いに自分たちの主張が通ったと満足している。

消費増税「2段階で」 政府案を自民了承、反対派も容認 (asahi.com 1/22)
政府は22日、消費増税への道筋を示す09年度税制改正関連法案の付則案を自民党財務金融部会に提示し、同部会と党政務調査会はこれを了承した。「11年度までに必要な法制上の措置を講ずる」とする一方、党内の増税反対派に配慮し、実際の税率引き上げ時期は景気動向などを見極めて別の法律で定める「2段階方式」を採用。政府が年末に閣議決定した税制改革の中期プログラムに比べ、消費増税への道筋は不透明となった。

 法案の衆院採決で造反も辞さない構えだった中川秀直元幹事長ら増税反対派も政府案を容認し、09年度予算案と関連法案をめぐる「消費税政局」は回避される方向となった。法案は23日に自民党総務会で了承され、同日中に閣議決定される見通しだ。


結局、何をどうしたいのか、さっぱり分からぬ決着。
反対していた奴らも何を納得したのやら。
口だけは勇ましいが、どうせコップの中のさざ波。
消費税政局?
この連中にそれだけの度胸もなければ覚悟もない。


思わず笑ってしまった。
バカもたいがいにしろ。
大統領就任「一緒に手を組んでいける」21日昼の首相

【オバマ米新大統領就任】

 ――今日はオバマ新大統領の就任に関連しておうかがいします。就任式と就任演説をごらんになった感想をお聞かせください。

 「そうですね、約20分ぐらいだったかな、あれ。今、世界における経済危機ということに関する認識が一致してるなと思ったのと、それに対する手法は、国民の潜在力を引き出す、その手法も基本的には同じ。したがって、ああ、こういう感じなんであれば、一緒に世界1位、2位の経済大国が一緒に手を組んでやっていけるなと改めて確信した。そんな感じですかね。一言で言やあ、そういうことだと思いますけど」


「一緒にやっていける」?
支持率10%台の、選挙を逃げ回っている総理と、80%を越える支持率の大統領と”一緒にやっていける”?
オバマにしてみれば、本格的な日米交渉は日本に本格的な政権ができてから、と考えているだろう。
そうでなければ、麻生の焦りを利用されるだけに終わる。
一緒にやりたければ、選挙で勝ってからにしろ。





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麻生・オバマ会談を実現させてはならない

2009-01-22 08:07:42 | 麻生太郎

麻生をオバマに会わせてはいけない。

日米首脳会談:新大統領と「3月中に」 政府が本格調整へ (毎日jp 1/21)

オバマ米政権の発足を受け、日本政府は早期の日米首脳会談実現に向けて本格的な調整に入る。麻生太郎首相は、4月2日にロンドンで開かれる第2回金融サミット(G20)前の3月中には会談し、金融危機対策での連携を確認したい意向だ。地球温暖化問題や軍縮で共同歩調をとるなど、ブッシュ政権時代と異なる新たな日米関係の構築を目指す。


地球温暖化問題や軍縮で共同歩調をとる?
地球温暖化問題も軍縮もオバマが主張していること。
それに合わせて付いていくというだけのことで、政府のアメリカに対する姿勢はなんら変わらない。
何はともあれ、アメリカについていく。
そのこと自体にも異議があるが、それをさして新しい日米関係とは。
(マスコミは麻生や自民党を甘やかすな 1/14)

イラク戦争やアフガニスタンでのテロとの戦いを展開したブッシュ政権時代、日本はインド洋での補給活動などで米国を側面から支援した。オバマ大統領が力を入れるアフガン問題では、日本として政府開発援助(ODA)や文民派遣を柱とした貢献策を早期に示す方針だ。一方でオバマ大統領の選挙中や選挙後の発言を踏まえ、地球温暖化や核を含む軍縮、アフリカなどの開発問題で連携を強めていきたい考えだ。

オバマ大統領の選挙中や選挙後の発言を踏まえ、地球温暖化や核を含む軍縮、アフリカなどの開発問題で連携を強める?
いち早くご主人さまの意のあるところを探り、御用を承ろうと駆けつけるということ。
しかし、オバマは忙しい。
人気もある。
選挙の洗礼も受けていない、いつまでもつかわからない麻生をまともに相手にしてはいられない。
麻生がオバマに会って貰うためには、並大抵のお土産ではすむまい。
それが日本の国民のためになる、というならまだしも、麻生の動機は、外交で点数を稼ぐ、という一点にある。
オバマは経済対策にいくらお金があっても足りない状態。
そこに鴨がネギをしょって飛び込んでいくようなもの。
とにかくオバマと会談さえできれば、支持率も一挙に50%を越えてくるはずだと麻生は勝手な計算をしている。
オバマ・麻生会談でマスコミや国民の熱狂を煽っておいて解散か?

一年間選挙戦を戦い抜いた大統領と選挙から逃げ続ける麻生。

たった一度の選挙で4人の総理大臣を使い回している自民党。
とてもじゃないが、現内閣に正統性を認めることはできない。
先日も参院の予算委員会の審議中、この正統性を問われて、
「日本は大統領制とはちがって議会制民主主義だから」と無知をさらけ出している。
その後で、”議院内閣制”とも言っているが、前の言葉を訂正もしないところをみると、麻生は”議会制民主主義”と”議院内閣制”の区別がついていないのはたしかである。
以前にも同じことをいっているから、染みついているのだろう。

支持率80%の大統領と10%台の麻生。
”正統性の瑕疵”と”超低支持率”
強弱の差が大きすぎる。

オバマとの会談は今後の日米関係の出発点になるかもしれない。
だからこそ、麻生にやらせてはいけない。

オバマとの会談は政権浮揚・選挙対策の超目玉になる。
これから政府・自民党は必死で麻生をオバマに会わせようとするだろう。
金に糸目はつけないし、どんな条件でも呑むだろう。

今、麻生をアメリカに行かせることは、この国の利益を損なうだけである。
どうしてもオバマに会いたければ、選挙で勝ってから行け!





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小泉・二匹目のドジョウすくい

2009-01-17 10:43:10 | 自民党
麻生内閣の支持率低下で息子の選挙が心配になった馬鹿親!
まだまだ自分に神通力があると思っている勘違い男。
国民はもうすでにお前の正体に気づいている。


御ひいき様の前で芸を披露する太鼓持ち!
太鼓ならぬエアギターで恥さらし!

こんどは柳のしたでドジョウすくい?
小泉元首相「衆参一院制への原動力に」 自民議連が会合 (asahi.com 1/16)

小泉元首相らが主導する自民党の議員連盟「衆参統合一院制議連」(衛藤征士郎会長)が16日、党本部で会合を開き、一院制の創設や「大選挙区制」の導入を、次期総選挙の党マニフェスト(政権公約)に盛り込めるように検討を進めることを決めた。

 同議連は森、小泉、安倍、福田の4首相経験者を顧問とし、昨年5月に創設。現在は105人が参加し、8カ月ぶりに再開した。

 小泉氏は会合で「一院制だけを問うて憲法改正するのもいい。自民党が衆参統合して一院制にするという原動力となってほしい」と語り、党内論議を加速する必要があるとの考えを示した。

 一院制により、国会議員の定数を3割削減。さらに小選挙区制を見直して都道府県単位の「大選挙区制」とし、2019年以降の選挙から施行できるよう検討する。


「一院制だけを問うて憲法改正するのもいい」
意図は明白。
郵政選挙の再現!

しかし、ご隠居さん気分でいた小泉。
ピントはずれの呆け提案。
こんなテーマで国民が盛り上がると思っている。

同議連は森、小泉、安倍、福田の4首相経験者を顧問とし、昨年5月に創設。現在は105人が参加し、8カ月ぶりに再開した

すでに古色蒼然たる顔ぶれ。
いつまでこんな奴らをのさばらせておくのか。
政治家としての役割は終わった連中。
残しておいてもこの国にはなんの益もない。

小泉元首相:衆参1院制移行「自民の公約に」 麻生首相に助言 (毎日JP 1/6)

小泉純一郎元首相は5日、国会内で麻生首相と会った際、衆参両院を1院制に移行し、議員定数を半減することを次期衆院選で党のマニフェストに盛り込むよう助言した。同席者によると、小泉氏は「選挙で攻める材料を作らないといけない。10年後に実現すればいい,」と指摘、衆院選で方針を掲げるよう要請。「民主に先を越されたら、こっちがやられる。自民党内にも反対がいた方がいい」と述べ、抵抗勢力を切り捨てた05年の「郵政選挙」を念頭に決断を促した。


選挙で攻める材料を作らないといけない。
民主に先を越されたら、こっちがやられる。
自民党内にも反対がいた方がいい。


ここには”国民のために”という視線はみじんも感じられない。
自民党あって国民なし。
こんな男が5年半もこの国を好き勝手に動かしていたのだ。

今なぜ一院制に?
国会議員の定数削減?
そんなもの、二院制のままでできるではないか!
都道府県単位の大選挙区制?
小政党つぶしか。

衆参のねじれで政治が停滞する──実際は自分らの主張が通しにくいというだけのことだが──という言い分・不満が底流にあるのだろうが、一院制にして自民が負けたらいよいよ自民党は悲惨なことになる。

どうせ10年後の話だ。
総選挙の旗になればそれでいい、というだけの話にすぎない。
無視すればいいだけのことなのだが、それでも、もしかするとだまされる国民がいないとも限らない。

JNN世論調査 調査日  2009年1月10日,11日


今や麻生を支持する人間は麻生の家族と親類縁者、株式会社麻生グループの社員だけという状況。
あとは馬鹿麻生をおだてて甘い汁を吸おうという連中だけ。
ここまでくるとこの連中、何を考えてくるか分からない。



自民党最後の一手?

麻生で選挙はできない。
総理は変えられない。
そこで総理・総裁分離。
予算を無理矢理通した後あるいは行き詰まった時に麻生が総裁辞任。
解散を前提に民主も応じる。
それを受けて自民党総裁選。
今度はまじめな政策論争で盛り上げる。
新総裁が決まった時点で麻生が衆議院解散。
自民党は新総裁の顔で選挙。
選挙後特別国会でめでたく新総裁が総理大臣の指名を受ける。
めでたし、めでたし。
ケッ!



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マスコミは麻生や自民党を甘やかすな

2009-01-14 18:57:52 | 麻生太郎
経済が一番の課題、というわりには今頃こんな動き。

太陽光など促進する国際機関 政府、オブザーバー参加へ (asahi.com 1/13)
政府は13日、太陽光・風力発電、バイオ燃料などの利用促進を目指して今月発足する国際再生可能エネルギー機関(IRENA)の設立総会にオブザーバー参加することを決めた。これまでは参加に消極的だった米国に歩調を合わせていたが、オバマ次期米大統領が地球温暖化対策を重視しているため、方針を転換した。将来は正式に加盟することも視野に検討する。

 IRENAは26日、ドイツのボンで設立総会を開く。日本からは外務、経済産業、環境各省の課長級が出席する見通し。昨年10月には英仏独伊やインド、韓国など51カ国が設立協定を結んだ


この国の政府の行動原理は、”アメリカについていく”ことだけのようだ。
再生可能エネルギーは次の産業の重大テーマである。
現在は日本が技術的には優位な位置にあるようだ。
しかし、アメリカが消極的だから日本もそれに従う。
今度はオバマで方針が変わりそうだから日本も変える。
この国の次の飯のタネをこんな行き当たりばったりのやり方で育てられるのか。
ボヤボヤしている間に日本と関係ないところで様々の基準や標準が決められてしまったら、大変なことになる。

すでに51ケ国が協定を結んでいる?
日本は太陽光発電の技術は進んでいるが、普及はドイツ等と比べると大分遅れているようだ。
いよいよこれから商売になるという時になって、太陽光パネルの補助金を打ち切って普及に水を差してしまった的はずれの政策。
もしかしてそれもアメリカが消極的だからという理由だったのか?

日本は消費エネルギーのほぼ全量を輸入に頼っている。
将来的には再生可能エネルギーは不可欠のものだろう。
アメリカ追随もいい加減にしなければ。
いくらアメリカに尽くしても、いざというとき日本の飯の心配まではしてくれない。

政府は当初、国際エネルギー機関(IEA)と活動内容が重複したり、5億~10億円の新たな資金拠出が必要になったりするのを理由に参加しない意向だった。だがオバマ氏が景気回復と温暖化対策を同時に狙うグリーン・ニューディール(緑の内需)政策を提唱。日本政府内でも同様の施策が検討されるようになり、「オブザーバー参加して様子をみる」(首相周辺)と前向きな姿勢に転じた

5億~10億円の新たな資金拠出が必要
定額給付金の事務経費だけで800億円以上かかるといわれている。
出し惜しみするところが違うだろう。
”「オブザーバー参加して様子をみる」(首相周辺)と前向きな姿勢に転じた。”
これが前向きな姿勢か?
こんな甘い書き方をしているから政府も役人もいい加減な仕事しかしなくなる。

首相、「さもしい」発言を撤回 高額所得者の定額給付金 (NIKKEI NET 1/13)
麻生太郎首相は13日の衆院財務金融委員会で、高額所得者の定額給付金受給を「さもしい」とした自らの発言について「今は高額所得者の方々も盛大に使ってもらいたい。さもしいと思っていたらそんなことは言わない」と述べ、事実上撤回した。


概ね、どこのニュースも”事実上撤回”という表現をしている。
しかし、これは撤回とは言わない。
これまでの”さもしい発言”に触れないまま、「さもしいと思っていたらそんなことは言わない」といっても、それは前言を撤回したことにはならない。
こういうのは二枚舌という。
ここでマスコミが”事実上撤回した”などと報じたら、麻生は謝罪も、撤回という言葉もなしにこの嘘を通してしまうことになる。

相変わらず麻生は定額給付金を貰うとも貰わないとも答えられずにいる。
赤城農水大臣が顔に張った絆創膏の理由を何度聞かれても答えをはぐらかしていた。はっきり言ってしまえばどうということもないことだったのに。
安倍政権は絆創膏にとどめを刺されたが、麻生政権は麻生自身の二枚舌とはぐらかしがとどめを刺すことになるか?

首相、また言い間違え 今度は「しゅうびの急」 (NIKKEI NET 1/13)
麻生太郎首相は13日夜、首相官邸で記者団の質問に答える際、言葉をまた言い間違えた。景気対策の確実な実行が「焦眉(しょうび)の急」と言うべきところを「しゅうびの急」と発音した。 (00:20)


毎度のことで驚きもしないが、馬鹿のくせに難しい言葉を使おうとするから恥をかく。
マスコミもこんな下らないことは……面白いからちゃんと書け。

麻生の話し方教室

基本的にー、わたしは何となく、いわゆる、なに?馬鹿、ああ馬鹿だと存じますんで、あのー、ずーと同じことしか言っていないと存じます。





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ここまで嘘つきの首相がいたか!

2009-01-09 15:33:28 | 麻生太郎
前回、私は「麻生は馬鹿だ」と言った。
「麻生は嘘つきだ」とも言った。
しかし、もう一つ付け加えなければならない。
麻生は恥知らずだ!

(赤旗・1/8より)
再び迷走 政府・自民

定額給付金をめぐる麻生首相の発言
【2008年】

 10月30日 定額給付金については給付金方式で全世帯について実施する(記者会見で)

 11月4日 (所得制限を設けて)全然いい。貧しいとか生活に困っているところに出すんであって、豊かなところに出す必要はない(記者団に)

   19日 (所得が)500万円でも(給付金を)取りに来ない人は来ない。5000万円でも欲しい人は欲しい。本人の哲学の問題であり、矜持の問題だ(全国知事会議で)

 12月15日 困っている人にせめて1万2000円ということから発想した話だから、1億円も収入のある方はもらわないのが普通だ。これは人間の矜持の問題だ(参院決算委員会)

【2009年】

 1月6日 生活給付金というイメージで最初スタートしたので、あのころと時代(状況)は大きく変わった。消費刺激という点に意義があるので、ぜひみなさん方に使ってほしい(記者団に)

   7日 定額給付金を受け取るかどうかは今後、私自身で判断する(参院本会議)


定額給付金「言っていることはずーっと同じ」8日の首相 (asahi.com)

 ――総理は先月、高額所得者がもらうのは「さもしい」と発言されていますが、この発言を撤回するお考えはありますか。

 「私の言っている趣旨は、ずっと一貫していると思っています。基本的には、いつも言うように、この定額給付金の目的っていうものは、いわゆる低額の所得の方々に対する給付、これが最初、私どもが強く申し上げたところ。で、消費の刺激と、いうものと二つあったんですが、あの当時と今と大きく情勢が変わったのは、石油、灯油の値段を見るまでもなく、非常に大きく情勢が変わりましたから、その意味では、消費の部分が非常に大きくなってきたんだと思っています。そういう意味では、景気刺激の部分で行けば、ぜひ使っていただきたいということを申し上げているんであって、言っていることは終始一貫、頂くのは個人ですから、個人で決められるべきが正しいんであって、政府が何に使えとか、どうしろとかいうのを言うのはいかがなものかと、ずっと同じことしか言っていないと思います

 ――さもしいという発言は撤回されないということでよろしいんでしょうか。

 「いや、撤回するもしないも、言っていることはずーっと同じことです

 ――「さもしい」とおっしゃったのは、先月の15日……。

 「はい」

 ――国会でおっしゃったと思いますが……。

 「はい」

 ――この1カ月の間で変わったということですか。

 「景気情勢として、高額所得者の方には、ぜひ使って頂くというのは、情勢、私の言っている趣旨は、変わっていませんけど、経済状況というのが大きく変わってきている。景気刺激の方により重点が移ってきている、いうことだと思いますんで、経済状況、景気状況が大きく、ずっと、いわゆる消費刺激の方に変わってきていますから、従って、ぜひ、盛大に使って頂くのが最も消費刺激になるんじゃないですか、ということだと思いますが」

(秘書官「はい終わります」)

 ――総理も、総理も高額所得者ですけれども、盛大に使って頂くということであれば、総理もお使いになるということですか。

 (去りかけたのを戻って)「私の判断は、もう前にも申し上げましたように、まだ予算も通っていない段階から、どうのこうのするということを申し上げる立場にありませんから。まだちょうだいしていないし、まだ予算も通っていませんから、その意味では、私は、その、ちょうだいできる段階になった段階で、判断します。これもずうっと同じことしか」(「いや、同じことではありませんけれども」などと記者団が呼びかけるのを振り切って去る)


厚顔無恥という言葉は麻生のためにあるようなもの。
人間ここまで恥知らずになれるものか。

去年11月4日のぶら下がり会見
【給付金】
--定額減税で、与謝野大臣が所得制限を設けるべきと発言しているが
「全然いいですよ。全所帯にということは、おれにも入るわけだろ?私のところに来るわけない

11月12日
Q:総理の地元の福岡県飯塚市が所得制限を設けない方向で検討をされているそうです。仮に設けない場合に、総理、給付金の受け取りどうされるご意向ですか?

A:僕ですか? 僕もともと受け取る気はありませんから


ここまで断言していたではないか!

定額給付金を受け取るかどうかは今後、私自身で判断する
今頃になってこんなことを言うか!

私の判断は、もう前にも申し上げましたように、まだ予算も通っていない段階から、どうのこうのするということを申し上げる立場にありませんから。まだちょうだいしていないし、まだ予算も通っていませんから、その意味では、私は、その、ちょうだいできる段階になった段階で、判断します。これもずうっと同じことしか

まだ予算も通っていない段階で、『貰うつもりはない』と断言していたではないか。

一体この男は自分が何を言ったか覚えていないのか!
二言目には「わたしはずっと同じことしか言っていません」とほざいているが、これほどコロコロ変わる話のどこが”同じことしかいってない”になるのか。

この内閣で虚言、失言、妄言が連続するのも無理はない。





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麻生に対する認識をあらためよう

2009-01-07 16:07:12 | 麻生太郎
麻生内閣の支持率が20%ということはほぼ2000万の国民がまだ麻生を支持していると言うことになる。
驚くべき数字である。
しかし、我々はこの辺で麻生に対する認識を根本から改める必要があるのではないか。

麻生太郎はちょっと漢字が読めないお坊ちゃま政治家である、などという認識は捨て去ろう。
麻生は馬鹿なのだ。
しかも自分は利口なのだ、と勘違いしている馬鹿なのだ。

このことをしっかり認識しないと、麻生の言動のデタラメさが理解できない。

馬鹿が権力の座にあれば、その馬鹿を利用して自分の利益を図ろうとするやつらが必ず集まってくる。
つまり麻生の周辺にいる奴らはすべて悪い奴らなのだ。
わたしたちははっきりとこのことを認識する必要がある。

自民ざわざわ 首相「支持派」vs「距離置く派」活動活発化 (産経ニュース 1/7)
 一方、今津寛、小島敏男、遠藤利明、山口俊一各衆院議員ら同党の有志が6日、議員連盟「力強く日本を再生する会」の設立総会を開き、党が団結して麻生政権を支えていくことで一致した。積極財政に基づく経済対策をまとめ、衆院選マニフェストに盛り込むよう提言していく。総会には議員54人が出席、代理出席や参加表明者を含め100人以上の議員が参加した。

 会長に就任した今津氏は「麻生首相の積極的な内需拡大の経済対策が、必ずしも党で一本になっていないことに心を痛めている。首相は開かれた党の総裁選で選ばれた。われわれは政策に誇りと自信を持って堂々と進んでいこう」と述べ、党の一致結束を訴えた。

 今津氏は会合後、記者団に対し、渡辺氏を念頭に「党の結束が乱れる印象を国民に与えている」と批判した。


こいつらは麻生が馬鹿なのを知りながら麻生を支えようとしている。
自分の選挙と自分たちが政権与党でいることだけを考えて国民の生活などまったく考えていない。

麻生は年初から馬鹿を証明し続けている。
また”定額給付金”でおかしくなってきた。

このお金を欲しがる人はさもしい。
自分は貰うつもりはない。
矜恃の問題。


偉そうにこう言っていたのが、”貰うか貰わないかはそのときに判断する”?
馬鹿の上に嘘つきだということも証明した。


得意の漢字で今年もミソ。
下手なだけではなかった。
まさか書き初めでしくじるとはだれも思わなかったろう。
一度予行演習をさせておけばよかったのに。

漢字は今年も鬼門?麻生首相、書き初めで筆滑る (YOMIURI ONLINE 1/6)



 麻生首相が4日の年頭記者会見で見せた「書き初め」の落款(らっかん)が話題になっている。

 落款は書画に添える筆者の署名で、色紙にあらかじめ「平成廿十一年新春 麻生太郎」と記されていた。国語辞典「大辞泉」などによると、「廿」は1文字で「二十」を意味し、「下の『十』はいらない」というのだ。

 自民党のホームページが元日付で掲載した首相の「年賀状」の日付も「平成廿十一年元旦」。1日にはインターネットで「『廿一』が正解ではないか」と指摘されていた。首相は昨年、漢字で痛い目にあっただけに、与党には「首相官邸のチェック体制はどうなっているのか」と深刻に受け止める向きもある。

(2009年1月6日01時52分 読売新聞)


せっかくこんな記事が出ていたのに。
得意の漢字で「安心」アピール…首相が年頭会見で書き初め (YOMIURI ONLINE 1/4)

もちろん漢字の読み間違いもぬかりなく披露している。
やっぱり馬鹿としか言いようがない。
麻生首相また…「低迷」を「ていまい」と誤読 (産経ニュース 1/7)

麻生太郎首相(68)は6日午後の衆院本会議で、日本経済の現状に関する答弁で「低迷」を「ていまい」と読み間違えた。首相はすぐに気付き「ていめい」と言い直したが、議場内から失笑も漏れた。「ていまい」との誤読は昨年12月11日の参院財政金融委員会に続き2度目だった。

 首相は今月4日の年頭記者会見で書き初めを披露した際も、色紙の落款を「平成廿十一年」と誤って書いた。「廿」は1字で「二十」を意味し、「十」は不要。首相周辺は「首相は過去に有識者から『十』を付けると教えられ、そう思い込んでいたようだ」と述べた。

 昨秋から話題となっている首相のKY(漢字読めない)ぶり。「踏襲(とうしゅう)」を「ふしゅう」、「頻繁(ひんぱん)」を「はんざつ」、「未曾有(みぞう)」を「みぞうゆう」とやらかしてきたが、2009年ものっけからアクセル(!?)全開だ

 衆院は6日、国会論戦がスタート。定額給付金をめぐり、与野党が全面対決の様相だが、今年も首相の脇は甘そう。この低迷(ていめい)ぶりは心配だ。



麻生は馬鹿なんだから外交はやらせるな。
金がかかって仕方がない。
金を出さないと誰にも相手にして貰えない。

首相、自治政府のアッバス議長と電話会談…早期停戦求める (YOMIURI ONLINE 1/3)

麻生首相は3日、東京・神山町の私邸で、パレスチナ自治政府のアッバス議長と電話で会談し、イスラエルとの早期停戦実現を求めた。

 また、イスラエル軍の空爆を受けるパレスチナ自治区ガザに食糧など約1000万ドル(約9億2000万円)規模の緊急人道支援を行う考えを表明した。

アフガン支援:民生強化へ5億ドル 政府が新提案 (毎日jp 1/6)

計約5億ドルを想定しており、これとは別枠でNATO主導で創設される予定のアフガン支援の基金に、アフガン国軍増強のための資金を拠出する。

 日本の政治状況が混迷し、新法が必要な新たな自衛隊派遣の見通しが立たない。支援策作りが遅れ「米国の要求をしのぐために金を払う」という構図に陥るのを避けるため、米次期政権から正式に要求される前に日本側から独自のメニューを提示し、積極姿勢を示すのが狙いだ。


請求書が来る前に金を出すということか。
お財布携帯を持たされたポチ!

「解散するより、きちんと政策を実行するほうが大事」2009年1月5日夜

Q:総理はこの派遣切りを招いたとされる製造業の派遣自体についてはどうようにお考えですか。

A:僕は基本的にはあの当時はあれがいいと、みんなで言われてやられたんだと記憶していますけれども。その当時はよくって、よくてみんなで通されたんだと思いますんで。確かあれ、多くの方の希望もあってあの法律に変えたんだ、そんな記憶があるんで、ちょっと正確な記憶じゃありません。ただそういう内容のもので、今の時代に合わないということで、もう1回変えるというんであれば、それなりの背景があったから今回改正がされたんだと思いますんで、その改正が出された法案ていうのが、通るというのがまずは大事なのかなとは思いますけど。


記者が問題にしているのは製造業への労働者派遣についてであるが、麻生は分かっているのかいないのか、とぼけてお終いにしている。
厚労省が出している労働者派遣法の改正案のことを言っているのだろうが、それには製造業への派遣についてはなにも触れていない。
いまこれだけ問題視されている派遣問題にこの答えは余りにもふざけている。
まさか、アソウ・ヒューマニーセンターグループでは派遣切りなどやっていないだろうな!
麻生の会社はどれもうさんくさい。

麻生がこんなでは、こんな発言がでてくるのも無理はない。
総務政務官、派遣村に“苦言” 「本当に真面目に働こうとしている人たちか」  (産経ニュース 1/5)

総務省の坂本哲志政務官は5日、同省の仕事始めのあいさつで「年越し派遣村」について触れ、「本当に真面目に働こうとしている人たちが集まっているのかという気もした」と述べた。

 坂本政務官はまた、昭和40年代の学生運動を引き合いに出し、集まった人たちについて「(厚生労働省の)講堂を開けろ、もっといろいろな人が出てこい(と主張した)。何かしら学生紛争の『学内を開放しろ、学長よ出てこい』という戦術、戦略が垣間見えるような気がした」とも述べた。


弱い者にむち打つのは麻生内閣に共通して見られる特質である。


麻生はとんでもない馬鹿である。
この認識に立たなければ、麻生の言動を理解することはできない。




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今年も変わらぬ麻生

2009-01-05 15:12:59 | 麻生太郎
辛うじて年を越した国民をよそに、休養十分の麻生。
下手な字を国民に披露して満悦。

得意の漢字で「安心」アピール…首相が年頭会見で書き初め (YOMIURI ONLINE 1/4)
官邸関係者によると、年頭の記者会見での“書き初め”は、「極めて異例」だという。


”得意の漢字”というのはちょっと皮肉が利きすぎているんじゃないか?


字が下手なのはかまわないが、それを得意げに披露する感覚は理解できない。

麻生はこの字が下手だとは思っていないのだろう。
麻生という人間を象徴している写真である。
勘違いと強弁。
この字が立派だと思っている麻生。
下手な字と空疎な言葉。
”書は人なり”
正月早々こんな字を見せられて国民はがっくりきている。

【麻生首相の年頭会見】(上)「基本を忘れないでほしい」(4日午前) (産経ニュース)
悲観主義は気分によるものであり、楽観主義は意志によるものである。好きな言葉であり、ある哲学者の言葉です。未来は私たちがつくるもの。われわれが作る未来は明るい、そう信じて行動を起こす。そうした意志こそが未来を切り開く、大きな力になるものだと思っております。国民のみなさまのために、明るい日本を作りたい。そう強く考えております。以上です」


麻生のは”根拠なき楽観主義”
先天性楽観症候群とでも言おうか。
あの低支持率にもめげる気配がないところをみても重症患者であることは明らか。
もっとも、ただの脳天気男とも言えるが。

”悲観主義は気分によるもの”?
かつて中曽根康弘が原爆症患者を前に”病は気から”と言ってひんしゅくをかったことがあった。

景気対策には、この予算が最も大事なものだと思っておりますんで、論議するということと、結論を出すということが、基本的なところを忘れないでやっていただくのが肝心なんじゃないでしょうか」

「基本的なところを忘れない」
確かにこれは大事だろう。ところで麻生の基本とは選挙。
選挙用に選ばれた総理大臣。
それが基本を忘れて選挙を逃げ回っているから、混乱が増している。
基本を忘れてはいけないのは麻生自身。

【パレスチナ情勢】
 「まず最初にイスラエル軍のパレスチナ・ガザ地区への侵攻の前に、昨年末にオルメルト(イスラエル首相)、今年、昨日かおととい、アッバス(パレスチナ自治区議長)、それぞれ電話で会談をいたしております。……」


昨日?おととい?
記憶が薄れるのが早すぎるのではないか。

「この問題は、なかなか簡単な停戦というようなことに至らないだろうというのは、私も世界中の識者とほぼ同じ意見を持っております。長い話で、もともとロケットを打ち込まれた話からスタートしておりますので、それに対する報復ということになりますので、そういった意味では事のスタートから、なかなか話はまとまりにくいであろうと思っております。地上軍というのが導入されていますけど、これが話をさらに悪化させていくということを大いに懸念しているところです」

「私も世界中の識者とほぼ同じ意見を持っております。」
これで自分も世界の識者の仲間入りのつもり。
「長い話」というから、イスラエル国家の承認から始まるのかと思ったら、”もともとロケットを打ち込まれた話からスタート”とは!
この程度の理解で間に入ろうとするのはもともと無理な話。
恥をかく前に引っ込んだ方がいい。

「世界との中の外交において今年間違いなく一番に優先順位が高いのは、やっぱり金融、国際金融。これは明らかに金融収縮を起こしているわけですから。国際金融。それに対して日本はこれに責任を持つIMF(国際通貨基金)に対して10兆円融資。こういったことをしている国は日本しかありませんから。基本的にこういった大きな額をきちんとしている。そういったものを早めに去年出しておりますので、こういったことにきちんとした対応というものを世界の大国として責任を持っていかねばならんということだと思っております」

「こういったことをしている国は日本しかありませんから」

IMFに10兆円追加融資表明へ 首相、金融サミットで (asahi.com 11/12)
麻生首相は14日からワシントンで開かれる金融サミット(G20)で、国際通貨基金(IMF)に新たに約10兆円を融資する考えを表明する。金融危機で財政難に陥った中小国や新興国に対するIMFの緊急融資を拡充するためで、外貨準備から資金を拠出する方向で調整を進めている。

 日本は他国にも追加融資を呼びかけているが、日本単独でも実施する方針。


実際に他国にも呼びかけたがどこにも無視された。
「こういったことをしている国は日本しかありませんから」
いかにも日本の毅然とした姿勢を強調するが、実情とはかけ離れた強がり。
世界中に相手にされなかったことが、”日本しかありませんから”という結果になっただけのこと。
世界中が忘れている話をわざわざ持ち出しても恥の上塗りというもの。

麻生が元気であればあるほど、国民の不幸は大きくなる。





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