政治の季節【稗史(はいし)倭人伝】

稗史とは通俗的な歴史書等をいいます。
現在進行形の歴史を低い視点から見つめます。

ほめてあげようヤンキー娘の朝帰り 姫井議員

2008-08-30 19:10:36 | 民主党
不出来な娘でも、娘は娘。
よく帰ってきた、とほめてあげよう。
みんなもあんまり責めないように。
もう一度飛び出すかも知れない。

”瓢箪から駒”の大手柄をたてたのだから、みんなも優しくしてあげよう。
渡辺・大江という裏切り者をうまく追放してくれたことには、民主党は表彰状をあげてもいいくらいだ。
このふたりは肝心なときには、自民党側に票を入れる奴ら。置いておいても『屁の突っ張り』にもならない奴らだ。
本当はもっと早く追い出さなければならなかったのに、小沢以下がグズグズしているから、こんな田舎芝居をうたれてとんだ笑いものになるところだった。
幸いにしてこの不出来娘が一夜にして翻意してくれたから、こんどは逆に田舎芝居一座の方がさらし者状態。
渡辺・大江のほうが哀れにもホームレス議員となる惨めさを味わうこととなった。

陰で二階俊博が糸を引いていたらしいが、二階の面目も大分潰れたろう。二階としてはなんとかもう一人議員を見つけてくっつけてやりたいところだが、ここまで騒ぎになればもうあとは動きにくかろう。民主党に残っている離党予備軍も出て行きにくくなった。
つくづく今度の姫井議員の働きは大きかった。
それにしても普段は愚図の菅たちも今回はずいぶんと機敏に動いたもんだ。
まあ、もともと渡辺たちの口車に簡単に乗るような馬鹿娘。再説得もさほど難しくはなかったのかもしれない。

民主党もこれに懲りて一層の党内の融和と結束に力をいれること。
老婆心ながらもう一つ。
民主党もいつまでも小沢・菅・鳩山でもあるまい。
次のリーダーを早く育てなければならない。
せっかく党首選が予定されていたのに、候補者つぶしなどもってのほかだ。


           …………………………

渡辺・大江に関する私の5月15日の投稿。参考まで。


「道路法案」で造反、民主の2氏に党員資格停止3か月

渡辺秀央と大江康弘
腐ったリンゴは早く取り除け。まわりのリンゴを腐らせる。

二つや三つの議席を惜しんでいるんじゃないぞ。何度馬鹿にされれば気がすむんだ。この二人には主義・主張などというものはない。ただ小沢がおもしろくないというだけで行動しているだけだ。もともとこの渡辺という男、自民党を飛び出たのだって田中真紀子に議席をとられたからというだけのことだろう。
こいつが、党議に反した投票を行ったのは三度目か。
国民投票法案、日銀人事、今回の道路法案。
ましてこいつは比例区の議員だろう。比例区の議員に好き勝手なことをされて、参議院第一党なんて恥ずかしくて言えんだろう。

除名!除名!今すぐ除名!

こんな奴らに断固たる処分も下せない民主党は、張り子の虎か!
議員の数が減るのは困る、なんて言ってる場合ではない。

(政党離脱後、無所属の場合は議席を保持できて、党籍変更の場合は議席を失うようだ。こいつらが自ら議員資格を返上するとは思えないが、)


自民党にしても、せいぜい家の周りで放し飼いにしておくのが精一杯だ。

        …………………………



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大野病院訴訟無罪判決をめぐる動きについて

2008-08-30 09:37:14 | 政治
医療ミスをめぐる裁判に政治が介入している。
確かに検察は行政機関の一つである。
検察への圧力が司法権の独立に触れるかというと、それはまた別物ということもできよう。
しかしそれでもなお、政治家が検察に控訴断念を迫る構図はなにか釈然としないものを覚える。
実際に当の医師に医療ミスがあったのかどうかは素人には分からない。
だが、それはこの政治家連中も似たり寄ったりだろう。
ようするにこの連中の言い分は、医師不足に対処するため医師のミスで人が死んでも目をつぶるということだ。

超党派議員、法相に“大野病院事件”の控訴断念を要請 (YOMIURI ONLINE 8/27)

超党派の「医療現場の危機打開と再建をめざす国会議員連盟」の尾辻秀久会長(元厚労相)らが27日午前、保岡法相と法務省で会い、福島県立大野病院で起きた医療事故で業務上過失致死罪などに問われた産婦人科医に無罪判決が出た裁判での控訴を断念するよう要請した。

 議連は「事件後、ハイリスクな医療では刑事訴追される不安がまんえんし、産科空白地帯が急速に拡大した。控訴がなされないようお願い申し上げる」とする要望書を法相に手渡した。保岡法相は「(控訴については)現場の判断に任せる」と述べた。

(2008年8月27日10時52分 読売新聞)


行政にかかわる民事訴訟で、政治家が介入することはよくあるが、刑事裁判でのこのようなあからさまな介入は、そうあることではないのではないか。
確かに産科医師不足が深刻な問題になっていることは耳にしている。

福島県立大野病院産科医逮捕事件(ふくしまけんりつおおのびょういんさんかいたいほじけん)は、2004年12月17日に福島県立大野病院で帝王切開手術を受けた産婦が死亡したことにつき、手術を執刀した同院産婦人科の医師1人が業務上過失致死と医師法違反の罪に問われている事件である。

医師は2006年2月18日に逮捕、翌月に起訴された。2008年8月20日、福島地方裁判所は、被告人の医師を無罪とする判決を言い渡した──ウィキペディア・大野病院事件 より。




ちょっと見にくいが、赤い折れ線が産婦人科医師数の変化である。
グラフは1984年から2004年までのものである。
過去20年間で15%の減少となっている。
産科医の減少は今に始まったことではなかった。
この傾向は更に進み、産科医不足に対する何らかの対策が必要なのは明らかである。
大野病院事件が医師不足に拍車をかけかねないことも確かだろう。

議員連盟の動きの前にすでに政府も動いていたようだ。

医療事故捜査慎重、適切に…警察庁長官 (YOMIURI ONLINE 8/22)

福島県立大野病院で2004年に起きた医療事故で業務上過失致死罪などに問われた産婦人科医に無罪判決が出たことについて、警察庁の吉村博人長官は21日の記者会見で、「医療行為への捜査については判決を踏まえ、慎重かつ適切に対応していく必要がある」と述べた。警察庁長官が、確定前の判決に踏み込んで言及するのは異例。

 吉村長官は「警察として医療の場での事件、事故への対処は簡単ではない部分がある」とし、「警察の捜査活動が(医師に)消極的な影響を与えてはならない」との考えを示した。民事訴訟や行政処分との兼ね合いについても言及し、「刑事だけが突出してはおかしくなる。総合的に判断する必要がある」と述べた。

(2008年8月22日 読売新聞)


医療事故やミスについての捜査活動の消極化を打ち出している。
医療における事件・事故に関しては、被害にあった国民にとって警察はあまり頼りにならなくなりそうだ。

大野病院医師に無罪判決…検察側、控訴断念へ (YOMIURI NLINE 8/28)

福島県立大野病院で2004年、帝王切開手術を受けた女性(当時29歳)が死亡した医療事故で、業務上過失致死罪などに問われた加藤克彦医師(40)に無罪を言い渡した福島地裁判決について、検察当局が控訴を断念する方向で最終調整していることがわかった。


私は今回の無罪判決の妥当性について判断する知識は持ち合わせていない。
また、検察に勇み足があったのかどうかも判断できない。
しかし、医師や医療機関を相手にした訴訟では圧倒的に素人の被害者側が不利な立場に置かれ続けていたことは間違いない。
この一連の動きの中で、国民の人権がないがしろにされる流れが強まることを懸念するものである。
そして行政や議員の恣意的な訴訟介入が検察や警察の活動に影響を与えることにも懸念を抱く。
同時にこのことは、社会的要請から司法(あるいは検察・警察を含めて)はどれだけ独立しうるか、あるいは独立すべきかという素朴な疑問も抱かせる問題であると感じている。
そしてなにより死亡した女性の家族の無念さに同情を覚えるものである。




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本当に必要なのか国際貢献? 自民党のトラウマ

2008-08-28 11:47:41 | 福田康夫
『国際貢献をしなくていいんですか』
こう言われると、なかなか『しなくてもいい』とは答えにくい。
しかし、一般庶民の立場からすると、『無理してまですることか?』という気持ちがあるのも確かだ。むしろそのほうが強い……のではないか?

ようやく臨時国会の召集日と会期が決まった。
ここまで決定が遅れた原因は『新テロ特措法』をめぐる自民と公明の思惑の違いであるらしい。(実際には、公明党には矢野問題という強力地雷もあるが……)

【主張】国会会期 給油継続へ延長も辞すな (産経ニュース 8/27)

政府・与党は臨時国会を来月12日に召集し、会期を70日間とすることで合意した。インド洋での海上自衛隊の給油支援を継続するための新テロ対策特別措置法改正案を、会期中に成立させるのは事実上困難になったことを意味する。

 来年1月以降、再び支援活動が途絶える事態が危惧(きぐ)される日程が組まれたのは極めて残念である。福田康夫首相はもっと長い会期を求めていたが、8月召集を断念したのに続き、短い会期を主張する公明党に押し切られた形だ。

 テロとの戦いから離脱し、国際協調の輪を乱してはならない。会期延長も含めた万全の対応を取ることを、首相には求めたい。

この間、首相は林芳正防衛相に対し、給油支援活動の意義を国民に訴えるよう指示した。また、自民党の麻生太郎幹事長は「世界中がアフガニスタンに増派している中で、日本だけ撤収というのは通らない」と述べている。

自民党以上に自民党らしい産経の主張は主張として、この間の経過をよく説明してくれている。

『テロとの戦いから離脱し、国際協調の輪を乱してはならない。』
確かにこの産経の主張には正面きって反論はしにくい。
しかし、それでもなお素朴な疑問がいくつかある。
”テロとの戦い”=”国際協調”言い換えれば”国際協調には”テロとの戦い”しかないのか?
”テロとの戦い”=”インド洋での給油”なのか?
”国際協調”は憲法に優先するのか?
今どき青臭い憲法論議ははやらないようだが、無視していい問題ではないだろう。
そして最大の素朴な疑問は、なぜ自民党はそんなに国際協調を重視するのか。
なぜ”インド洋での給油活動”にそこまでこだわるのか?

「インド洋、給油継続は必要」高村外相 (産経ニュース 8/24)
 高村正彦外相は24日、長野県軽井沢町での会合で、インド洋での海上自衛隊による給油活動継続問題に関して「活動から手を引けば国際社会の理解を得られない」と述べ、根拠となる新テロ対策特別措置法改正の必要性を重ねて強調した。

 高村氏は「日本は憲法との関係で(テロなどの)海上阻止活動はやらないが、艦船に油や水を補給することで勘弁してもらっている」と指摘。その上で「野党、特に民主党とよく話し合い、理解してもらう努力をしなければならない」と述べた。


『勘弁して貰っている』
何だ、この言い方は!
だれが勘弁して貰っているのか!
日本の国民が勘弁して貰っているのか!
お前達が勘弁して貰っているのか!
だれに勘弁して貰っているのか!  

「活動から手を引けば国際社会の理解を得られない」

国民の理解は要らないが”国際社会”の理解は必要らしい。
もしかして”国際社会の理解”というのはこんなことなのか?

海自の給油活動継続、米大使が要望…林防衛相と会談 (YOMIURI ONLINE 8/13)
インド洋補給活動継続を 駐日英大使が要請 (産経ニュース 8/27)

”国際社会”というのはどこの国際社会なんだ?

1991年の湾岸戦争がいまだに政府・自民党の大きなトラウマになっている。
当時日本は百数十億ドルの経済的な協力をしたものの、戦争終結後クゥエート政府がニューヨークタイムスに出した感謝広告の中に日本の名がなかったからだ。
このことに政府・自民党は大きなショックを受けた。以後政府・自民党にとって”国際貢献”とは”血と汗を流す国際貢献”でなければならなくなってしまった。
しかし一般庶民にとっては、たいした問題ではなかった。
「そんなに大騒ぎすることでもないだろう」というのが、大方の受け止め方だった。
マスコミは政府と一緒になってずいぶんと騒いではいたが……。

おがげで、今でも政府・自民党は『国際貢献』、『国際協力』という言葉を聞くと、とたんに周章狼狽、正常な判断力を失って集団ヒステリーに陥ってしまう情けないありさまだ。




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太田農水相個人に判断をゆだねる問題か?

2008-08-27 16:50:17 | 福田康夫
太田農水相の事務所費問題
太田に合理的な説明ができるとは、全国民が思っていない。

説明責任果たすべきだ 農水相事務所費問題で麻生幹事長 (産経ニュース 8/26)

臨時国会召集を目前に発覚した太田誠一農水相の事務所費問題を受けて、自民党の麻生太郎幹事長は26日午前、役員会後の記者会見で「個人事務所(の問題)なので説明責任は政治家個人に問われている」と述べ、太田氏自らが説明責任を果たすべきだとの考えを示した。


麻生の立場では『個人の問題』におさえたいのは、まあ理解できないでもない。
しかし、福田となるとそうはいかないだろう。
自民党総裁としてなら、『こっちの勝手でしょ』と言うのもいい。自民党という政党がそんな政党だというだけのことだ。後は法律違反があるかないか、という問題が残るだけだ。
ところが内閣総理大臣という立場となると話は変わる。
内閣総理大臣は実質、国の最高指揮権を持つ者。
国務大臣は国の省庁の責任者。
どちらも公人中の公人。

首相VS記者団 (毎日jp 8/26)
◇太田農相事務所費

Q 太田農相の政治団体が政策秘書の自宅を事務所として2000万円以上の事務所費を計上していました。本人は問題ないといっていますが、総理はどう説明責任を求めますか。

A それはあの、太田大臣の政治活動の問題ですから、太田大臣が一政治家としてね、きちんと説明をすべきであると、それに尽きます。

Q 太田大臣は領収書の公開もできればしたい、と言っていますが。それも必要だと?

A それは必要があらばね。そういうこともされるのは太田大臣の判断として、あるのではないでしょうか。

(そして臨時国会、アフガニスタンと話が進み、再び)

Q 太田大臣の件ですが…

(秘書官がさえぎり終了)

2008年8月26日


自民党総裁が自民党議員に対して言う言葉なら許せないこともないが、内閣総理大臣が国務大臣に対していう言葉としてはもってのほかだ。
一代議士と国務大臣とでは公的性格の度合いがまるで違う。
その認識があるからこそいわゆる『身体検査』の必要性が巷間言われているのだろう。
福田が太田の『身体検査』をしたかどうかは分からないが、そういうことをやっているらしいというのは、いまでは一般庶民の間でも常識になっている。
大臣というのは、一般代議士よりはるかに高いモラルが要求される。
それを『大臣個人の判断』にゆだねる、という福田の姿勢は内閣総理大臣のとるべき態度ではあるまい。
『太田大臣の政治活動の問題』『一政治家として』、『太田大臣の判断』というような言い方をしているところをみると、福田の頭の中には、大臣と一代議士を区別する認識はないようだ。
しかし大臣の椅子の重さを考えれば、福田は内閣の主催者として福田自身が先頭にたって、自身の任命した大臣の疑惑を晴らさなければならないのだが……。
総理大臣には国務大臣に対して任命責任もあるが、監督責任もあるんじゃないか?

国民は誰一人、政治家の良識などは信じていない。
太田が自主的に国民が納得するような説明をするなどと信じているのは、福田や麻生の他にはいないだろう。

思えば、この国はお粗末な内閣を持ってしまったものだ。




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冷酷無比の社会保険庁

2008-08-26 06:42:19 | 福田康夫
鬼のような社会保険庁
人の集団
冷酷無比
こういう事を思いつく役人を辞めさせる方法はないのか!

後期高齢者医療保険制度もひどい制度だが、役人というのはよくこんなことを考えつくものだとあきれてしまう。
制度自体もひどいが、なかでも被保険者証の取り上げというやり方は許し難い。
保険料を1年間納めないと、普通の保険証を渡さずに短期被保険者証というものに切り替える。なお未納が続くと資格証明書にかわり、医療機関の窓口で全額本人が負担しなくてはならない。保険料を支払うのが困難な高齢者に全額窓口で支払う余裕などあるはずがなかろう。あとで保険から支払われるらしいが、未納保険料があるとどうなるのかは分からない。いずれにしろ保険料を払えない人には罰を与えてやるという発想である。

今度驚いたのは次の記事である。いつの間にこんなことが決まっていたのか全く気がつかなかった。

国民年金:滞納者の保険証取り上げ 自治体反発、実施ゼロ (毎日jp 8/7)

国民年金保険料の納付率を上げるため、国は4月から、滞納者の国民健康保険証を取り上げて、代わりに有効期間が短い短期保険証を発行できるようにした。


注意すべきは、国民年金滞納が健康保険証取り上げにつながるという点。
年金と健康保険は別物だろう。とにかく自分の役所さえよければ国民はどうでもいい、というのがアリアリ。
短期被保険証を病院の窓口に出すときの貧乏人の悔しさ・恥ずかしさなどどこ吹く風。保険料を払わない人間が悪いのだ、威張りくさっている。

しかし、8月4日現在、実施に踏み切った自治体は全くない。納付率低迷に悩む社会保険庁から協力を求められた自治体がそっぽを向いた形だ。「年金滞納を理由に保険証を制限するのは難しい」との指摘が相次いでいる。【野倉恵】

実際に窓口で業務にあたる自治体の職員としてはやりきれないだろう。
しかし、この程度の常識も持たない社会保険庁の役人やこんな法律を通してしまった国会議員というのは、国民を不幸にするだけの存在だ。

昨年6月の社会保険庁改革関連法成立により、国民年金保険料をおおむね13カ月以上滞納した人に対し、市町村は正規の国民健康保険証を出さず、有効期間1~6カ月程度の短期保険証を発行できるようになった。

役人や自民党がなにか改革をやると、隠れたところで必ず悪さをしている。
何が国民目線の政治だ!
何が声なき声を聞く政治だ!

弱い者、苦しんでいる者の嘆き、苦しむ姿をよく見ろ!
耳を澄まして貧乏人の上げる悲鳴を聞いてみろ!




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役人主権国家 ・無駄遣い天国日本

2008-08-25 15:54:20 | 自民党
省庁レク費の予算要求見送り=無駄遣い批判受け-政府 (jiji.com 8/23)
高価なカラオケセットの購入などで「税金の無駄遣い」と批判された国家公務員のレクリエーション経費について、政府は23日、全省庁で2009年度の予算要求を見送ることを決めた。08年度のレク費予算も既に契約した分を除いて支出を凍結し、国民の誤解を招きかねないものについては解約するよう指示している。(2008/08/23-14:34)

ところで、『高価なカラオケセットの購入』は無駄遣いだったのか、あるいは無駄遣いというのは国民の誤解だったのか。
マッサージ器は無駄遣いだったのか、国民の誤解だったのか。
タクシー乗り放題チケットは無駄遣いなのか、国民の誤解なのか。
無駄遣いだからやめるのか。
無駄遣いではないのだが、国民に誤解を招く恐れがあるのでやめるのか。


高価なカラオケセットの購入などで「税金の無駄遣い」と批判された国家公務員のレクリエーション経費について、政府は23日、全省庁で2009年度の予算要求を見送ることを決めた。
『見送ることを決めた』ということは、『やめた』ということではない。ほとぼりが冷めたら復活させるつもりだろう、と考えるのはこちらの誤解か?

08年度のレク費予算も既に契約した分を除いて支出を凍結し、国民の誤解を招きかねないものについては解約するよう指示している。(2008/08/23-14:34)

『国民の誤解を招きかねないもの』については解約するらしいが、解約するものを公表して貰いたい。
無駄ではないが、誤解されかねないものとはどういうものか、是非知りたいものだ。
愚かな国民はとかく何事につけ誤解しがちなものだ。
そこで政府は国民が誤解しないようにしっかり説明しろ。
納得のいく説明をして貰えば、国民の誤解もとけるだろう。
凍結するという支出もすぐに使えるようになるだろう。
国民のために必要なものまで使うなと国民は言っているわけではないのだから。

だいたい役人の無駄遣いを無駄遣いと言えないでいる政治家の情けなさ。
無駄遣いをやめろ、と言えずに、誤解されかねないから一旦凍結するという弱腰。政治家が役人に気を遣っていてどうする。

『無駄遣いだからやめる』と『無駄遣いと誤解されかねないからやめる』との間には千里の距離がある。
『盗み』は罪になるが、『盗んだと誤解される』のは罪ではない。

テレビなどで無駄遣いが騒がれなければ、まだまだ知らん顔で無駄遣いを続けていたに違いない役人ども。
今度の政府の指示も首をすくめて嵐の過ぎるのを待つ姿勢でいる役人ども。
政府も国民がやかましいので仕方なく無駄遣いを一時控えるようにと役人にお願い。
まったく『国民がやかましく』言わなければ何一つ改めようとしない政治家と役人どもには困ったもんだ。




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同病相憐れむ 太田と麻生

2008-08-24 06:37:17 | 自民党
同病相憐れむ

太田農水大臣と麻生幹事長。
病名はもちろん失言多発症。
太田農水大臣は歴史的な大失言で永遠に国民の記憶に残る人物。
『レイプは正常』発言は凡百の失言を飛び越えて燦然と輝く失言界の金字塔。
麻生の『アルツハイマーでもわかる』、『民主党はナチス』などは足下にも及ばない。
さてこんどの太田の『国民がやかましい』発言。
これに麻生が助け船を出してきた。
『やかましい』は『くわしい』という意味だと親切にも太田に変わって釈明。
失言の上塗りと言おうか追い打ちと言おうか。
おさまりかかった騒ぎをよけい大きくしてしまった。
この麻生の発言、太田が喜んだか迷惑に思ったかは分からない。

首相VS記者団  (毎日jp 8/20)

Q 麻生幹事長がフォローしたことについては。

A それは、私は福岡でどういう言葉遣いをしてるか分かりませんけどね。そういうふうな解釈もあるのかなというふうに思って聞いておりました。

2008年8月20日


少なくとも一人だけは麻生の説明で納得していたらしい。

さて太田は問題発言の後、

太田農相、「消費者やかましい」発言で釈明 (産経ニュース 8/10)

太田誠一農水相は10日、NHKの討論番組で「消費者としての国民がやかましくいろいろ言う」と述べたことについて「(日本は)民主主義の国だから(国民が)きちんと主張できて、それに政府が応えるという仕組みのことを言っている。文脈をみてほしい」と釈明した。番組終了後、記者団に語った。

 太田氏は「わざわざ(やかましいという言葉を)使ったわけではなく、一つの弾みだ」と述べた。


釈明にもなっていない言い訳をしていたが、段々面倒くさくなったと見えて、とうとうこんな発言。

「やかましい」発言撤回せず 太田農水相 (asahi.com 8/22)
太田農水相はさらに、「すでに番組で何百、何千万という人が見たり、聴いたりしていることで、付け加えたり、引いたりはできない」とし、発言の撤回や修正はしない考えを改めて表明した。


一応足したり引いたりはしたものの、それで発言自体の意味が変わるはずもない。
それならいっそここらで潔さの演出。
ほんとはただの開き直りなんだが……。
せめて足したり引いたりする前に言っておけばよかったのに。




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役人の思い上がり コンビニ深夜営業は悪か?

2008-08-23 08:24:57 | 政治
この発想の安直さにはあきれるというより腹が立つ。

コンビニ深夜営業規制に反発 業界団体が自粛拒否

地球温暖化防止のため二酸化炭素(CO2)削減が叫ばれる中、京都市などがコンビニエンスストアに深夜営業の自粛を求めた問題で、業界団体の日本フランチャイズチェーン協会(土方清会長=サークルKサンクス会長)は22日、京都市内で記者会見し、深夜営業を継続する方針を明らかにした。


コンビニの深夜営業の自粛が地球温暖化対策になるのか!
大体何故コンビニなのだ。
全国平均で考えれば町内にせいぜい2,3軒程度のコンビニが深夜営業をやめたからといって、地球規模でどれほどの効果があるというのだ?

コンビニの深夜営業については京都市のほか、6月に先鞭をつけた埼玉県や神奈川県、東京都でも「CO2削減」と深夜型生活の是正を理由に再考を促す機運が高まっている。

『深夜型生活の是正』?
要するに、一般国民の生活パターンがけしからんという思いと温暖化防止とを都合よく結びつけただけのことに過ぎない。
多分この連中は、”人は昼活動して夜は寝ていろ”という生活を国民に押しつけようとしている。
そしてそれが”人としての正しい生活”だと思いこんでいる。
役人どもに生活の仕方まで指図されたくない。
もし、どうしても自分らの考えを押しつけたければ、法律でも条例でも作ってみろ。
”自粛を要請”などと、権力をかさにきたこそこそしたやり方をするな。
テレビやラジオの深夜放送もやめさせろ。
吉野家の深夜営業もやめさせろ。

コンビニは負けるな!




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福田-指導力-決断力=福田

2008-08-21 08:42:03 | 福田康夫
要するに指導力ゼロ、決断力ゼロ。
指導力ゼロはすでに全国民の知るところである。
内閣改造もやるんだかやらないんだか、いつまでもグズグズしていたのも国民全部が見ていた。
とうとう追いつめられて仕方なく改造はしたものの、支持率は依然どん底に張り付いたまま。
こんどは臨時国会の召集日でグズグズ。
あらためて決断力の無さを全国民の前に露呈している。

臨時国会:首相、主導権握れず 会期幅、公明となお溝  (毎日jp 8/20)

さっさと決めればよかったのにグズグズしていて追い込まれるパターンは改造の時とまるで同じ。
しかしここまで自分で何も決められない首相も珍しい。
かといって根回しの能力もなし。

福田康夫首相が19日、臨時国会の召集日を具体的にせず、会期にも言及しなかった背景には、この問題に神経をとがらせる公明党との折り合いがつけられていない事情がある。公明党は9月中旬の召集は受け入れたが、焦点は次期衆院選のタイミングと絡み始めた会期の幅。年末・年明けの衆院解散・総選挙も念頭に独自色を強める同党に翻弄(ほんろう)され、首相の政権運営は不安定感を増している。【川上克己】

首相は19日夜、召集日や会期の幅を明確に決められなかったことについて首相官邸で記者団に「決められるものなら早く決めたいが、いろんな状況があって総合的に判断した」と説明した。


『総合的に判断した』と言うが、結局のところ、決断を先延ばししたに過ぎない。ものは言いようである。

首相は18日夕、召集日に関し「私にも考えはあります」と記者団に述べ、19日の政府与党連絡会議で決断を示す構えをみせた。ところが、18日深夜に及んだ自民、公明両党の幹事長、国対委員長会談も召集日、会期幅で合意できなかった。公明党幹部はこの夜「与党で調整がつかないうちに首相が決めるというなら『勝手にどうぞ』ということになる」と突き放した。

『私にも考えがあります』とすごんで見せたがだれも驚いてくれない。
昔、似たようなセリフを吐いて詰め腹を切らされた首相がいた。
(1991年11月、総辞職に追い込まれた海部俊樹。きっかけは『重大な決意』発言だった)
頼みの公明党に、『勝手にどうぞ』と言われては福田程度では黙って頭を下げるしかなかったということだろう。

さらに問題なのは会期の幅だ。公明党の漆原良夫国対委員長は19日、新テロ対策特別措置法の延長問題に関し「わが党は(参院送付後60日で可能となる)衆院再可決を前提に日程は組まないと言っている。そこは首相とぶつかる」と記者団に明言。会期を長く取りたい首相と、短期で閉じたい同党との相違を隠さなかった。

臨時国会を出来るだけ早く、出来るだけ長く、と考えている自民党。
それにたいして、出来るだけ遅く、出来るだけ短くと考える公明党。
来春の都議会議員選挙を優先する公明党の前に妥協を余儀なくされる総理大臣。
実は公明党にとってある意味、都議選以上に重大な事情があった。

加えて同党は支持母体・創価学会を提訴した元委員長の矢野絢也(じゅんや)氏が臨時国会で参考人招致されるのではないかと危機感を募らせている。野党はすでに矢野氏招致をちらつかせており、会期幅を最小限にとどめ矢面に立つ機会を封じたい思惑がある。

公明党の元委員長矢野絢也氏が創価学会を訴えた事件である。
そもそも公明党の存在目的は、創価学会の安泰と繁栄である。
しかし、これまでこの国の政治家もマスコミもこの”創価学会と公明党”、言い換えれば”政治と宗教”、”祭政一致”の問題には正面から向かい合おうとはしてこなかった。
矢野問題はその根幹に触れるおそれがある。

公明・太田氏、矢野元委員長を非難「人間として信じがたい」 (産経ニュース 5/16)

公明党の太田昭宏代表は16日午前の記者会見で、同党の矢野絢也元委員長が支持母体の創価学会を相手取り、損害賠償を求める訴訟を起こしたことについて「『支援団体にお世話になった、感謝している』と言いながら提訴するとは、人間として信じがたい」と非難した。

 矢野氏は12日、評論活動をやめるよう強要されたとして創価学会と幹部7人を相手取り、慰謝料など5500万円を求める訴訟を東京地裁に起こした。


公明党はこの訴訟の重大性を早くに認識し、これを矢野氏の人格を非難することで、問題を矮小化しようとしてきた。
”言論弾圧”、”政治と宗教”という公明党にとって致命的な問題に発展することを阻止することは、今や公明党執行部にとっては重大な課題となってきている。
民主党がどこまで公明党を追い込む覚悟があるのかは疑問だが、いい加減な妥協をせずに、この問題を徹底的に取り上げることは、この国の民主主義の健全性を検証する格好の試金石となろう。

それやこれやで、臨時国会の召集日と会期の問題は、福田には解けない方程式ということになってしまった。




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福田内閣 経済と外交のお粗末話題を二つ

2008-08-19 17:43:36 | 福田康夫
経済対策のかけ声がかかってからもう大分経つ。
具体策はさっぱり。ただ与党内のあちらこちらから勝手な言い分だけがあがる。

経済対策の要望、22日が期限 自民政調会長 (NIKKEI NET 8/18
保利政調会長は「バラマキと言われないように財政規律も考えなければいけない。構造改革に資する案を出してほしい」と述べた。部会長らからは「中小企業の資金繰りを支援しなければいけない」「離島向けの原油高対策が必要だ」などの意見が出た。


会長は『ばらまきと言われないように……』と言っているのに出てくるのはばらまき案ばかり。
全くこの連中には選挙対策と経済対策の区別もついていない。

次は外交。実は外交というのも恥ずかしいほどのお粗末。
「ギョーザ問題は非常に大切」 訪中の高村外相 (産経ニュース 8/17)

この外務大臣のお粗末さ!
この内閣のメンバーでは町村や伊吹は”ワル”、太田は”馬鹿”だが、高村は”お粗末”としか言いようがない。

北京を訪問中の高村正彦外相は17日、中国の戴秉国国務委員、楊潔●(=簾の广を厂に、兼を虎に)外相と相次いで会談し、中国製冷凍ギョーザ中毒事件や北朝鮮問題について話し合った。高村、楊両外相は、2国間の戦略的互恵関係を進めてゆくうえで、ギョーザ事件は極めて重要とし、早期に真相を解明すべく捜査当局間で意見交換をしてゆくことで一致した。

いきさつはすでに周知のことではあるが、格好の記事があったので。
【政論探求】「ギョーザ政局」の恐れも (産経ニュース 8/17)
これまでの経緯をおさらいしておくと-。問題の「天洋食品」が事件後に回収した冷凍ギョーザによる被害者が中国国内で出たという。これが中国側から伝えられたのが北海道洞爺湖サミット初日の7月7日。「非公表」を条件にしたものだった。

 北京五輪開幕直前の今月6日、読売新聞のスクープによって明るみに出た。中国当局も日本側も事実関係をただちに認め、福田首相は「捜査に支障が生ずるということで、公表しなかった」と釈明した。


中国での事件発生は6月初旬。
中国が日本に知らせてきたのが、7月7日。
隠していたのがばれたのは8月6日。
折しもオリンピックの開会式に出かけていった福田も触れないわけにはいかなかったようだ。
ギョーザ事件の捜査強化、日中首脳会談で一致
 【北京=遠藤剛】福田首相は8日午後、北京市内で中国の温家宝首相、胡錦濤国家主席と相次いで会談し、中国製冷凍ギョーザによる中毒事件が中国国内でも起こったことを踏まえて早期解決を求めた。

 中国側も同意し、今後、日中の捜査協力を強化することで一致した。


そして今度は高村。17日に中国側と二度にわたって会談をしている。結論は相変わらず捜査協力をすすめるというもの。
福田の時の結論とまるで同じ。
まるっきり進展なし。
福田といい、高村といい中国からの新情報はゼロ。

中国で中毒事件が起きてからすでに二ケ月以上がたつ。
信じられないほどの捜査能力と外交能力の欠如。

高村は本当は何しに行ったんだ?
17日に二度の会談を行ったのは確かだが、高村がその間、オリンピック競技を見に出かけていたということを報じているマスコミは少ない。
高村は女子マラソンと女子レスリングを見に出かけているという。
こうなると高村の北京訪問の目的はどちらが主でどちらが従か分からない。
そう疑われてもしょうがないほど、成果のない訪問であろう。

ついでに”【政論探求】「ギョーザ政局」の恐れも”の続きをどうぞ。

この一連の流れを見ると、どうにも釈然としないものが残る。中国当局は当初、中国国内での汚染を否定し、あたかも日本国内の流通過程で有機リン系殺虫剤メタミドホスが混入されたかのような口ぶりだったのだ。

 これは「事件」であって歴史認識や領土問題のような政治的見解を異にするたぐいの話とは違う。事件捜査は純粋に事実究明を踏まえて行われるべきものだ。

 日本側はそれまで、中国側から「侮られ、罪をなすりつけられていた」といっていい。だが、そのことで中国側を非難することもなければ、国民への丁寧な説明もない。

 とかく中国が相手となると腰が引けてしまう外交パワーの欠落が透けてみえる。ギョーザ中毒事件は、日本政治の致命的欠陥を浮き彫りにさせたのではないか。この問題の深刻さは、どうやらそこにある。(客員編集委員 花岡信昭)




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いわゆる有識者を利用した行政の在り方

2008-08-18 08:14:14 | 福田康夫
福田のいわゆる有識者に名を借りた人任せ政治が進んでいる。

首相、公務員改革顧問会議の人選で「大物」「改革派」に固執 (NIKKEI NET 8/16)

関係者によると、首相がこだわった点は2つ。1つは「公務員が『この人たちに言われるなら仕方ない』と納得できる人選」で、経済同友会の桜井正光代表幹事ら経済3団体首脳や連合の高木剛会長といった大物の起用につながった。(16日 07:00)

「公務員が『この人たちに言われるなら仕方ない』と納得できる人選」
内閣総理大臣の軽さもここまできたか。
内閣総理大臣の言うことを公務員が聞かないから、大物財界人から言って貰おうということらしい。
行政の長たる内閣総理大臣のこの”存在の耐えられない軽さ!”

顧問会議のメンバーは次の通り。(敬称略、*印は懇談会と重複)

 麻生渡(福岡県知事)▽*岩田喜美枝(資生堂副社長)▽*岡村正(日本商工会議所会頭)▽川戸恵子(TBSシニアコメンテーター)▽*堺屋太一(元経企庁長官)▽桜井正光(経済同友会代表幹事)▽*佐々木毅(学習院大教授)▽*高木剛(連合会長)▽*田中一昭(拓殖大名誉教授)▽御手洗冨士夫(日本経団連会長)▽*屋山太郎(評論家)


経団連会長、経済同友会代表幹事、日本商工会議所会頭と、経済界そろい踏み。
立花宏日本経団連参与がすでに事務局長に決まっている。
事務局長については、福田はこう言っている。
立花氏は経団連事務局で規制緩和や行政改革を長年担当。奥田碩前経団連会長も推薦した。首相は選任理由を「経団連に長くいて、政府の行政を応援してくれた。大変立派な方で適任だ」と語った。(05日 07:04)
公務員制度改革、事務局長を決定 官僚主導の懸念も (NIKKEI NET 8/5)

福田の大物好きはこんなところにも表れていた。

舛添厚生労働相は25日の閣議後会見で、厚労省の組織のあり方を見直す目的で有識者による「厚生労働行政在り方懇談会」(座長・奥田碩トヨタ自動車相談役)を設置し、8月1日に初会合を開くと発表した。


当初は事務局を厚労省に置く方向だったが、官邸と厚労省の共同管轄に変わった。奥田氏や演出家のテリー伊藤氏ら6人だった委員も、急きょ4人が追加された。
厚労省改革 「行政在り方懇」が初会合 年内に方向性示す (毎日新聞 8/7)


桝添が超大物財界人を座長に引っ張り出して作った懇談会。
大物過ぎて、福田に取り上げられてしまった。
もう一つ、役人の言いなり大臣の桝添

舛添厚労相、雇用開発機構の存廃「行革相と相談し結論」 (NIKKEI NET 8/15)
同機構を巡っては、厚労省の有識者会議が7月にまとめた中間整理で現行組織の維持をにじませた。これに対し、福田康夫首相が行政減量・効率化有識者会議で組織見直しを急ぐよう指示した経緯がある。


有識者会議と有識者会議の喧嘩。
どうやら福田の有識者会議のほうの勝ちらしい。
役人の都合でいくらでも作られるいわゆる有識者会議。
有識者連中も所管の役所の都合に合わせた議論ばかりしているからたまにはこんな事も起こる。
しかし、たいていの場合入り口で対立していても、出口では役人の共通の利益のために妥協が図られている。

話は元に戻るが、

公務員制度改革本部:福田色乏しく 顧問会議の11人決定 (毎日jp 8/15)
 政府は15日、国家公務員制度改革推進本部(本部長・福田康夫首相)の顧問会議のメンバー11人を決定した。安倍前内閣から引き継いだ「公務員制度の総合的な改革に関する懇談会」と7人が重複しており、「福田カラー」は乏しい。日銀総裁人事以来続く人脈の狭さは相変わらずだ

急進的な改革を嫌う首相の意向を尊重し、これまでの路線の延長線上で議論が進む可能性が強い。


福田にはもともと行政改革などやるつもりは全くない。というより、そんな動きには反対なのだ。

平成20年7月15日、福田総理は総理大臣官邸で、国家公務員制度改革推進本部(第1回)を開催しました。(国家公務員制度改革推進本部

 福田総理は冒頭のあいさつで、「今回の国家公務員制度改革は、行政に対する国民の信頼を取り戻すための重要かつ緊急の課題であります。公務員一人一人が国民全体の奉仕者としての高いモラルを維持し、能力を高め、誇りを持って職務に専念するよう全力を挙げて改革に取り組んでまいります。閣僚各位におかれても、国家公務員制度改革の重要性を改めて認識し、国民の立場に立って改革の実現のために努力いただくようお願いをいたします。」と述べました。

『公務員一人一人が国民全体の奉仕者としての高いモラルを維持し、能力を高め、誇りを持って職務に専念するよう全力を挙げて改革に取り組んでまいります』


『モラルの問題』に矮小化したテーマの設定。
制度改革に踏み込む意欲や意識はまったくなし。
公務員のモラルには国民は絶望している。
公務員のモラルの向上などは全く期待していない。
モラルの低い公務員にまともな仕事をさせる制度にすることこそが改革だろう。
国民はそれを望んでいるのだ。




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福田のインチキ国民目線

2008-08-15 08:37:17 | 福田康夫
声なき声は聞こえない。
声ある声も聞く気がなければ聞こえない。

私は、世の中に聞こえてこない声の中に、多くの国民の気持ちが込められていると思うときがあります。この声なき声をどうしたら聞くことができるのか、そして、どう応えていけばよいのか、それこそ身体全体を耳にして、聞かなければと考えます。
福田内閣メールマガジン(第43号 2008/08/14)より


”身体全体を耳にして”も声なき声は聞こえない。
聞こえたら、それは幻聴。
本人にしか聞こえない声は言ってみれば神のお告げのようなもの。
そんなもので政治をやられてはたまらない。

国民の実際にあげる声や悲鳴を聞かずに、”声なき声”を聞くのが”国民目線”の政治か!

◇改造内閣スタート

Q 各社の世論調査については。

A 見ないことにしている。

(首相VS記者団  毎日jp 8/4 より)


これのどこが”国民目線の政治”なのか。
”国民目線の政治”とは、”全身を耳にして”国民の実際の声を聞き、”目を皿のようにして”国民の暮らし振り”を見つめるところから始まるのではないか。




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国民不在の自公政権 経済より党利党略

2008-08-14 18:13:28 | 福田康夫
自民党・公明党にとって政治とは何か?

自公幹事長ら非公式会談 臨時国会で大型補正で合意 召集時期溝埋まらず
自民党の麻生太郎、公明党の北側一雄の両幹事長ら自公幹部の非公式会談が13日昼、東京・帝国ホテルで開かれた。景気後退が懸念される中、総合経済対策を8月末にパッケージで示し、次期臨時国会に大型補正予算案を提出する方針で一致した。バラマキ批判をかわすため、財源には特別会計の積立金などの「埋蔵金」の充当を検討する。


景気後退と物価上昇で庶民の暮らしはいよいよ苦しくなりつつある。
経済対策が必要なのは当然なのだが……。
中身は経済政策とはとても言えない代物。

景気悪化・原油高対策に補正予算検討 政府・与党
骨格では、(1)非正規雇用対策や学校耐震化といった国民生活の不安解消(2)省エネ、新エネ技術の開発加速など日本経済の体質強化(3)燃料負担の大きい業種の構造改善支援や中小企業への金融支援をはじめとする原油高対策、の三つの柱を示した。これに沿って8月末までに具体策をまとめる。


ほころびを小銭で繕うだけ。
総合対策なんて恥ずかしくて言えないような内容だ。
まあ、それはいい。
しかし、自民党も公明党もその対策が必要だと考えるなら、やれることからすぐに取りかかれ。
補正予算を組む必要があれば、すぐに臨時国会を開いて予算を組め。

一方、臨時国会の召集時期については自民党は当初案の8月下旬から9月初旬に譲歩したが、公明党は9月下旬召集で譲らず、両党の溝は埋まらなかった。8月下旬の合意に向け、今後も水面下の折衝は今後も続きそうだ。

国民はどうするんだ。
国民をほったらかしにしていったいお前らは何をしているんだ!

自民党は早く開きたいらしい。
インド洋で燃料を配達するために、衆院での再可決の時間を計算してのこととか。
公明党は9月下旬を主張している。理由は来年の都議選のためらしい。
どちらも国民の生活に関係ないこと。
国民の暮らしを無視して下らない駆け引きにうつつを抜かしている場合ではなかろうが!




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世論調査 読売の苦しい言い訳

2008-08-13 15:23:30 | 福田康夫
前回調査との落差の大きさに読売が苦しい分析をしている。

内閣支持率28%、物価対策「不適切」は89%…読売調査 (YOMIURI ONLINE 8/11)
読売新聞社が9、10日に面接方式で実施した全国世論調査によると、福田内閣の支持率は28・3%で、前回面接調査(7月12、13日)から1・7ポイント上昇した。
不支持率は59・7%で1・6ポイント低下した。福田首相が内閣改造に踏み切った直後の緊急電話調査(8月1、2日)では支持率の好転が明らかになっていたが、改造から1週間を過ぎた今回面接調査の結果を見ると“改造効果”は一時的だったことがうかがえる。


前回内閣改造直後の各社調査は

改造内閣支持率バラバラ マスコミ世論調査信用できるのか
読売調査の内閣支持率がプラス14.7ポイントで41.7%と突出した高さを示している。
他には日経の12ポイント増が目立っている。
他の3社は0~4.7ポイント増。
読売新聞では前回比14.7ポイント増の41.3%という結果が出ている。今回調査が行われた各社では、最大の伸び率だ。別の設問で、麻生太郎氏を自民党の幹事長に起用したことに対して66%が「評価する」と回答したことを受けて、支持率上昇の理由を「実力者の起用による政策実行力向上への期待感が政権への評価を押し上げていたことがうかがえる」と分析している。
(中略)
町村信孝官房長官は、8月3日午前、テレビ朝日系の報道番組「サンデー・プロジェクト」に出演、各紙によって世論調査の数字がばらついていることについてコメントを求められると、

  「読売新聞は(支持率が)大幅に上がってますよねー。各社によってこれだけ数字が違うと、いったい世論調査って何なんだろうかと、いささかの不信感を持ちますね。うーん、わからないですねー」

町村にまで不信感をもたれてしまった。こいつらは都合の悪いときは目をつむり、都合のいいときにははしゃぎまくる。その町村をもってしても眉唾だと思っている。
さてその読売は、今回調査については次のような分析をしている。

数値は単純比較できないものの、改造直後の電話調査で支持41・3%、不支持47・0%だった内閣への評価がしぼんだ背景には、改造後も物価対策への機敏な対応が見えないことへの不満があるようだ。中国製冷凍ギョーザ中毒事件で、中国での被害発生を政府が公表していなかったことも影響していると見られる。

しかし、『内閣への評価がしぼんだ背景には』という表現にはいささか無理があるだろう。
もともと前回調査がおかしかったのだ。
それが正常に戻っただけのこと。
それを前回の数値を異常と認めることが出来ずに無理な理屈をこじつけている。
”物価対策への不満”とか”中国毒餃子事件の情報隠し”などを挙げるが、今更というところ。
改造前も後も福田内閣の体質は全く変わっていない。
読売は潔く前回調査の失敗を認めるべきではないか。




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福田政権末期症状 ”やかましい”発言

2008-08-12 08:36:10 | 福田康夫
2001年小泉内閣発足以後7年間に農林水産大臣は14回入れ替わった。
一時小泉が兼任したことがあったから、それを入れると15回。
一回平均半年というところ。
この間3回つとめたのが若林正俊。
一度目は”なんとか還元水”の松岡利勝の後。
二度目は”絆創膏”の赤城徳彦のあと。
3度目は安倍改造内閣で大臣の椅子に座り、第一次福田内閣に及んだ。
そして現在が太田誠一。
早くも舌禍事件を起こしている。
先日の麻生幹事長の”ナチス発言”に続いて内閣改造後10日あまりで2件目。
この男自身も二度目。
前回のはひどかった。
多分すでに多くの人が言及していると思うが、念のためにもう一度。

2003年06月26日(木) 23時34分
集団レイプ「まだ元気あるからいい」…自民・太田氏(読売新聞)

 自民党の太田誠一・元総務庁長官は26日、鹿児島市内のホテルで開かれた討論会で、早大生らによる女子大生集団暴行事件に関連して、「集団レイプをする人はまだ元気があるからいい。まだ正常に近いんじゃないか」と述べた。太田氏は少子化問題について、「プロポーズできる勇気のない人が多くなっている」と述べた後、司会者から「プロポーズできないから、集団レイプをする(のか)」と問われて、集団暴行事件に関する発言をした。

 太田氏は講演後、記者団に「『レイプは重大な犯罪であって従来以上に厳しく罰すべきだ』と付け加えるきっかけがなかった。それほど強く異性を求めているのであれば、きちんと結婚する相手を求めるべきではないかということが言いたかった」と釈明した。

これに関連して国会でこんな質問があった。

参院・法務委員会 
平成十五年七月十七日(木曜日)
 (江田五月氏の質問記録 江田五月氏のホームページより)

江田五月: 森山法務大臣にこの責任を問うのも気の毒なんですけれども、やはり法務大臣としてこれについてどういうことを、どういう見解をお持ちになるかは国民にメッセージとして発していただかなきゃならぬと思うんですが。自民党行政改革推進本部長で元総務庁長官太田誠一衆議院議員、人はいい人ですけれどもね。しかしやっぱり、六月二十六日、鹿児島市内で行われた全日本私立幼稚園連合会九州地区主催の公開討論会で、少子化問題について、男性にプロポーズする勇気がない人が多くなっている、集団レイプする人はまだ元気があるからいい、正常に近いんじゃないか。これ、どう思います。

○国務大臣(森山眞弓君) 太田議員がどのような意図でおっしゃったのか、その発言された言葉だけでは十分分かりませんので難しいんでございますけれども、しかし一般論として申しますと、集団レイプなどというのは重大な犯罪でございまして、被害者の心身に耐え難い苦痛をもたらすという大変な犯罪でありますので、これを正当化するような発言というのは甚だけしからぬと私は思っています。

○江田五月君 甚だけしからぬですよね。

 福田官房長官、この人も人はいいですが。何か一々そう言うのも嫌になるけれども、決して人が悪いと言っているんじゃないんですが、やっぱりその立場にある人がどういう発言をしていいかということは考えてもらわなきゃいけないんで。男女共同参画担当大臣ですよね。六月二十七日のオフレコ記者懇談で、男はクロヒョウ、裸のような格好をしている方、でいる方が悪いというような発言をしたと。各方面から抗議を受けている。これはどう思われます。

○国務大臣(森山眞弓君) これは、御本人もそういう発言はしていないというふうにおっしゃっているそうでありますので、私としてはここでコメントは差し控えたいと思います。

○江田五月君 オフレコ懇談でどうも言ったことは確かのようですけれども、オフレコだから、オフレコというのはないことだからないということで、だれがばらしたというのを一生懸命犯人捜しをやっているというようなこともあるようですが、品がないですよね、幾らなんだって、ちょっと。
(中略)
(江田五月) 私は、それは人それぞれに自分のいろんな本音の気持ちというのはあるだろうと思いますよ。あるだろうと思うけれども、本音という、いわゆる、いわゆるこの本音がそのままストレートに出ていくのがいいのかどうかということはやっぱり考えなきゃならぬので。


この中で江田五月が福田康夫官房長官(当時)に言及している箇所が目を引く。

六月二十七日のオフレコ記者懇談で、男はクロヒョウ、裸のような格好をしている方、でいる方が悪いというような発言をしたと。各方面から抗議を受けている。これはどう思われます。

江田五月の質問のネタは、つぎの週刊文春2003年7月10日号の記事。

その翌日の夕方、福田氏は官邸内で数人の女性を含む番記者十数人と完オフの懇談を行った。
当然、記者の質問は先の太田発言に集中、小誌が現場にいた複数の記者から入手した取材メモによると、福田氏の「見解」は以下の通りだった。

福田:太田さんは謝っちゃったんだよね・・・。(中略)だけど女性にもいかにも「してくれ」っていうのがいるじゃない。
そこらへんを歩けば、挑発的な格好をしているのがいっぱいいるでしょ。
世の中には男が半分いるっていうことを知らないんじゃないかなあ。ボクだって誘惑されちゃうよ。
記者:女が半分いるってことを知らない男もいるんじゃないですか。どんな格好をしていてもレイプはレイプです。
福田:そこらへん歩いてごらんなさいよ。まあ、そのへんにはいないかもしれないけど。そういう格好している方が悪いんだ。
現役の官房長官によるレイプを擁護する暴言に戸惑う記者たちをよそに、なおも福田氏は、意味不明な言葉を吐き続ける。
福田:男は黒豹なんだから。情状酌量ってこともあるんじゃないの?これから夏になるしね。女性も気をつけなきゃいけないんだよ。そういうのいると思わないか?
記者:100人に1人、1000人に1人くらいはいるかもしれません。
福田:フラフラ、フラフラして出来心でやっちゃうってことあるでしょ。
記者:長官がTPOをわきまえずそういう発言をするのはふさわしくないと思うのですが。
福田:(太田発言と)切り離して考えてよ。
記者:起きたばかりの事でなかなか切り離せません。
福田:頭を切り替えてよ。
記者:"オフ"ではなく"オン"で言うべきではないでしょうか。
福田:これは道徳だから。そんな道徳的なことをオンレコで言うほど、教師みたいにボクは偉くないよ。


「男は黒豹」というのも変わった比喩だ。普通なら「男はオオカミ」というところ。
これだけでも記事の信憑性を裏付けているようだ。
社民党からの福田への申入書もこれを引用している。

2003年7月4日

内閣官房長官
男女共同参画担当大臣  福田康夫 様

申し入れ書

(抜粋)
 また、一部の報道は、福田官房長官自身も太田議員の発言を擁護する発言をしたと伝えている。その内容は、オフレコの記者懇談会の席で、福田官房長官が、「女性にもいかにも『してくれ』っていうの、いるじゃない」「そういう格好しているほうが悪いんだ。男は黒豹なんだから、情状酌量ってこともあるんじゃないの」(『週刊文春』2003.7.10から抜粋)というものだ。

 レイプ(強姦)は凶悪犯罪である。しかるに、この発言は被害者である女性に落ち度があるとし、レイプの責任を被害者に転嫁している。罰せられるべき加害者を擁護している。

 さらに、太田議員が謝罪した後の発言であることから、太田議員の問題の重大性を全く認識していない。

 福田官房長官は、7月3日の内閣委員会において、「私はレイプを擁護したことは今までない」と断言した。しかし、オフレコの記者懇談会での発言については言及せず、太田議員、森議員の発言について「個人的な見解を述べられた。私からコメントすることは差し控えたい」「国会議員がいろいろな発言をするのは当たり前。不適切な発言もある」と答弁した。
(以下略)
                          社会民主党


福田がろくに反論をしていないところを見ると、発言は事実だったのだろう。どうやら太田と福田は似たような思想の持ち主、もしかすると同好の士であったようだ。
今回の農水相への登用もむべなるかな。

さて太田誠一の今回の発言
「国民がやかましいから……」も問題だが、言い訳もお粗末きわまりない。
前回の言い訳もひどかったが……
(それほど強く異性を求めているのであれば、きちんと結婚する相手を求めるべきではないかということが言いたかった)

太田農相、「消費者やかましい」発言で釈明

 太田誠一農水相は10日、NHKの討論番組で「消費者としての国民がやかましくいろいろ言う」と述べたことについて「(日本は)民主主義の国だから(国民が)きちんと主張できて、それに政府が応えるという仕組みのことを言っている。文脈をみてほしい」と釈明した。番組終了後、記者団に語った。

 太田氏は「わざわざ(やかましいという言葉を)使ったわけではなく、一つの弾みだ」と述べた。


「文脈をみてほしい」と言われても、”やかましい”は”やかましい”だろう。
ほかに解釈の仕様はあるまい。
「(日本は)民主主義の国だから(国民が)きちんと主張できて、それに政府が応えるという仕組みのことを言っている」
”やかましい”がなんでそんな意味になるんだ。
子供でも言わないような言い訳をしてるんじゃない。
恥ずかしくないのか!

 太田氏は「わざわざ(やかましいという言葉を)使ったわけではなく、一つの弾みだ」と述べた。

「弾みでいった」
こんなのが言い訳になると思っているこの男の脳みそは腐っているんじゃないか?
弾みで何を言うか分からない奴を大臣になどしておけるか!
危なくて外国になんか出せない。

松岡・赤城と続いた不祥事頻発の農水相の椅子。
ある意味、もっとも注目というか好奇の目を集めるポストである。
自覚が無さ過ぎる。しかも前科がある。今度福田が庇うようなことをすれば、福田の古傷も現れてくるかも知れない。
さっさと首にするのが1番!
もっとも総選挙を考えると太田が閣内にいるのも、野党には悪くない。
国民が太田の妄言を忘れない程度にちくちくいじめていくのもいい手ではある。

政権内部からの失言・暴言・妄言が続くと政権も末期症状。
次は誰だ?




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