政治の季節【稗史(はいし)倭人伝】

稗史とは通俗的な歴史書等をいいます。
現在進行形の歴史を低い視点から見つめます。

大手新聞の愚劣と検察審査会議決の馬鹿馬鹿しさ

2010-04-30 20:33:31 | 小沢一郎
小沢攻撃の主導権はどこが握っているのか?
初めは自民党かとも思えた。
麻生と漆間官房副長官あたりが検察を動かしていたかのようでもあった。
しかし、自民党にはその力はないことはもはや明らかである。
それでは検察か?
検察が自民党あたりの指示に唯々諾々と従うほどヤワな組織でないことも分かってきた。
そして確かに検察の小沢に対する執念は異常である。
しかし、その検察も小沢起訴をあきらめた。
すると今度は検察審査会なるものが前面に躍り出てきた。

そしてこの検察審査会が、小沢に対して「起訴相当」という議決を出してきた。
次のサイトに全文を載せてあったので転載させていただく。
弁護士阪口徳雄の自由発言

平成22年東京第五検察審査会審査事件(申立)第10号
申立書記載罪名 政治資金規正法違反
検察官裁定罪名 政治資金規正法違反
議 決 年‐月 日 平成22年4月27日
議決書作成年月日 平成22年4月27日
議決の要旨
審査申立人   (氏名) 甲
被疑者 (氏名)  小沢一郎こと 小 澤 ― 郎

不起訴処分をした検察官 東京地方検窯庁 検察官検事 木 村匡 良
議決書の作成を補助した審査補助員 弁 護 士 米 澤 敏 雄

上記被疑者に対する政治資金規正法違反被疑事件(東京地検平成22年検第1443号)につき,平成22年2月4日上記検察官がした不起訴処分(嫌疑不十分)の当否に関し,当検察審査会は,上記申立人の申立てにより審査を行い,検察官の意見も聴取した上次のとおり議決する。
議決の趣旨
本件不起訴処分は不当であり,起訴を相当とする。
議決の理由
第1 被疑事実の要旨
被疑者は,資金管理団体である陸山会の代表者であるが,真実は陸山会において平成16年10月に代金合計8億4264万円を支払い,東京都世田谷区深沢所在の土地2筆を取得したのに

1 陸山会会計責任者A(以下Aという。)及びその職務を補佐するB(以下Bといぅ。)と共謀の上、平成17年3月ころ,平成16年分の陸山会の収支報告書に,本件土地代金の支払いを支出として,本件土地を資摩としてそれぞれ記載しないまま,総務大臣に提出した
2 A及びその職務を補佐するC(以下「C」という。)と共謀の上,平成1
8年3月ころ,平成17年分の陸山会の収支報告書に,本件土地代金分過大の4億1525万4243円を事務所費として支出した旨,資産として本件土地を平成17年1月7日に取得した旨それぞれ虚偽の記入をした上総務大臣に提出した
ものである。

第2 検察審査会の判断
l 直接的証拠

(1)Bの平成16年分の収支報告書を提出する前に,被疑者に報告・相談等した旨の供述

(2)Cの平成17年分の収支報告書を提出する前に,被疑者に説明し,被疑者の了承を得ている旨の供述


2 被疑者は,いずれの年の収支報告書においても,その提出前に確認することなく:担当者において収入も支出も全て真実ありのまま記載していると信じて,了承していた旨の供述をしているが,きわめて不合理で不自然で信用できない

3 本件事案について,被疑者が否認していても以下の情況証拠が認められる。

(1)被疑者からの4億円を原資として本件土地を購入した事実を隠蔽するため,銀行への融資申込書や約束手形に被疑者自らが署名,押印をし,陸山会の定期預金を担保に金利(年額約450万円)を支払つてまで銀行融資を受けている等の執拗な偽装工作をしている。
(2)土地代金を金額支払つているのに,本件土地の売主との間で不動薄引渡し完了確認書(平成16年10月29日完了)や平成17年度分の固定資産税を買主陸山会で負担するとの合意書を取り交わしてまで本基記を翌年にずらしている。
(3)上記の諸工作は,被疑者が多額の資金を有しておると周囲に疑われ,マスコミ等に騒がれないための手段と推測される。
(4)絶対権力者である被疑者に無断でA・B・Cらが本件のような資金の流れの隠蔽工作等をする必要も理由もない。

これらを総合すれば,被疑者とA・B・Cらとの共謀を認定することは可能である

4 更に,共謀に関する諸判例に照らしても、絶大な指揮命令権限を有する被疑者の地位とA・B・Cらの立場や上記の情況証拠を総合考慮すれば,被疑者に共謀共同正犯が成立するとの認定が可能である

5 政治資金規工法の趣旨・目的は,政治資金の流れを広く国民に公開し,その是非についての判断を国民に任せ,これによって民主政治の健全な発展に寄与することにある。
(1)「秘書に任せていた」と言えば,政治家本人の責任は問われなくて良いのか。
(2)近時,「政治とカネ」にまつわる政治不信が高まっている状況下にもあり,市民目線からは許し難い

6 上記1ないし5のような直接的証拠と情況証拠があつて,被疑者の共謀共同正犯の成立が強く推認され,上記5の政治資金規政法の趣旨・目的・世情等に照らして,本件事案については被疑者を起訴して公開の場(裁判所)で真実の事実関係と責任の所在を明らかにすべきである。これこそが善良な市民としての感覚である

よって,上記趣旨のとおり議決する。


             東京第五検察審査会


おかしな議決である。
すでに多くの方が鋭い指摘をなさっているが、わたしもいくつか気がついた点を申し述べたい。

まず議決の根拠とされているのが、「直接証拠」である。
審査会が「直接証拠(1)、(2)」として挙げているのがB、C(小沢の秘書達)の供述である。
しかしB、Cの検察における供述が「直接証拠」といえるのだろうか。

しかも直後には彼等の供述を「不合理で不自然で信用できない」と述べている。
あまりにご都合主義ではないか!

そして「状況証拠 3」を挙げる。
こじつけと邪推でここでも強引な結論を導き出す。

これらを総合すれば,被疑者とA・B・Cらとの共謀を認定することは可能である。

そして根拠4もその単純な延長上にある。

絶大な指揮命令権限を有する被疑者の地位とA・B・Cらの立場や上記の情況証拠を総合考慮すれば,被疑者に共謀共同正犯が成立するとの認定が可能である。

根拠の5に至ってはお笑いぐさである。

(1)「秘書に任せていた」と言えば,政治家本人の責任は問われなくて良いのか。
(2)近時,「政治とカネ」にまつわる政治不信が高まっている状況下にもあり,市民目線からは許し難い。


「市民目線」で「許し難い」からといって、それが小沢を法廷に引き出す理由になるのか。
次の根拠6に至っては、怒りを抑えきれない。

本件事案については被疑者を起訴して公開の場(裁判所)で真実の事実関係と責任の所在を明らかにすべきである。これこそが善良な市民としての感覚である。

一人の人間を法廷に引き出そうという決定である。
一人の人間の存在を否定しかねない決定なのである。

公開の場(裁判所)で真実の事実関係と責任の所在を明らかにすべきである

審査会が議決の根拠とするのはすべて「疑い」に過ぎない。
疑わしいから起訴するのではなかろう。
疑いを明らかにするために起訴するのではなかろう。
証拠があるから起訴するのであろう。
「疑い」を明らかにするために起訴できるのなら、検察はそれこそ何でも出来る。

「善良な市民」が聞いてあきれる。
自分の氏名も明らかに出来ない「審査申立人 甲」とやはり氏名不詳の「審査会のメンバー」たち。
彼等に人の人生を決定する何の権利があるのか!

納得できないのは、マスコミがこの「正義の告発人」について一切言及していない点である。
「誰でもない誰か」・「誰でもいい誰か」!

今度のニュースに接して思い出した小説がある。
カフカの”審判”である。
はるか以前に読んだもので中身はほとんど忘れていた。
しかし得体の知れない薄気味悪さはまったく共通しているように感じる。

カフカの長篇小説『審判』の主人公ヨーゼフ・Kは、銀行で働いている。そして三〇歳の誕生日を迎えたその朝、なにも悪いことをした覚えがないのにとつぜん逮捕されてしまう。奇妙なことに、逮捕されたからといって身柄は拘束されず、ふつうに銀行勤めの日々は続く。そして呼び出しに従って裁判所を訪れるのだが、裁判所が彼をどうしたいのか、まったくわからない。

”不条理”という言葉が急に現実感を伴ってわたしのうちによみがえってくる。

大手新聞の社説のひどさにもあきれる。
長くなってしまったので、抜粋だけにする。

起訴相当」―小沢氏はまだ居直るのか 朝日新聞 4/28
しかし「『秘書に任せていた』と言えば、政治家本人の責任は問われなくて良いのか」という指摘は、先の鳩山由紀夫首相に対する検察審査会の議決同様、国民の声を代弁するものだ。
一刻も早く国会で説明する。それができないのであれば、幹事長職を辞し、民主党の運営から手を引く。無駄にできる時間は、もうない。

小沢氏起訴相当 「公判で真相」求めた審査会(4月28日付・読売社説)
小沢氏に疑わしい事実がある以上、裁判の場で事実関係と責任の所在を明らかにしてもらいたいという、極めて常識的な判断が投影されている。
 検察は、まずは再捜査に全力を挙げるべきだ。

社説:小沢氏「起訴相当」 全員一致の判断は重い 毎日jp 4/28
事実を解明し、責任の所在を明らかにすべき場所は、法廷だというのである。率直な問題提起だろう。
地検は、議決の趣旨を踏まえ最大限再捜査を尽くし、処分を検討すべきだ。


最初の疑問に戻ろう。
「小沢攻撃の主導権を握っているのは?」
自民党でもなく、官僚でもなく、検察でもないのではないか?
単なる”使いっ走り”と思われていた大手マスコミが自分の意思で小沢攻撃の先頭に立っているのではないか。
そんな疑いまで抱かされる各社説の愚劣さの横並びである。



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シロウト政治家・舛添要一の末路が見えた

2010-04-23 16:17:52 | 政治
勘違いの世論調査を真に受けて、勘違い男が最悪の選択をしたか。
「総理にしたい男No1」
しかし、その称号も一夜にして地に落ちてしまった。

それにしても桝添の選んだ相手がよりにもよって改革クラブとは!
おかげでいくつかのことが多くの人の目にも明らかになった。

桝添には政局観がない。
戦略眼がない。
政治センスが決定的に欠けている。

なにより政治に対する真摯さがない。

桝添は所詮政治家ではなかった。
テレビタレント上がりの政治のド素人であった。
多分彼は、改革クラブの正体も実態も知らないまま、うかうかと彼等の誘いに乗ってしまったのだろう。

史上最低の政党・”改革クラブ” 2009-12-27投稿

こんなところに桝添が引っかかるとは!

しかしわたしとしてはまことに結構な展開であると言わなければならない。
桝添新党が選挙前により多くの議員を集めることを切に望むものである。
出来る限り多くの自民党議員を引き連れて出てくれればよかったのだが……。
あいにくついていくのはカスがほんの一人二人のようだ。
思わぬところで人望の無さまで露呈してしまった。

本人は自分が当然の如く新党の党首に座れるものと思っているようだが、それ程甘くはない。
なんと言っても改革クラブには中村喜四郎という議員がいる。
この男が簡単に桝添なんぞの風下に立つとは思えない。

とここまで書いてきたところ、NHKのニュースで中村喜四郎が改革クラブを離党すると報じていた。

中村喜四郎   無所属 衆議院茨城7区 
2009年10月16日 改革クラブ入党


自民党在籍中、ゼネコン汚職事件で逮捕・実刑判決、仮釈放で出所、無所属で当選を繰り返し、現在通算11期目。
選挙にはめっぽう強い。

以下、ウィキペディアより抜粋。

竹下派七奉行の次世代を担うニューリーダーとして期待され、山崎拓、加藤紘一、小泉純一郎(YKK)と並びNYKKと称され、彼らと盟友関係にあった。

ゼネコン汚職事件に絡み、鹿島建設からの斡旋収賄罪容疑が浮上。検察は任意捜査を求めるも中村がそれを拒否をしたため、検察は逮捕許諾請求を国会に提出して逮捕する方針を取った。国会で逮捕許諾決議は可決され、中村は逮捕された。国会会期中の現職国会議員の逮捕は1967年の関谷勝利以来27年ぶりとなった。7月28日に保釈。拘置日数は140日間となった。


この間完全黙秘を貫いて男を上げた。

政界一ともいえる大のマスコミ嫌いで有名であり、講演会の会場やミニ集会や選挙の所信表明演説、選挙事務所内外でも全てシャットアウトするほどである(また、選挙当選時には、必ずマスコミ関係者は選挙事務所半径5メートル以内に近づけないようにしていた)。

1988年、経世会事務局長に就任。
1989年、科学技術庁長官(宇野内閣)に就任、自民党総務局長に就任。
1992年、建設大臣(宮沢内閣)に就任。


これだけの経歴を持ちながらまだ61歳である。
桝添など足下にも及ばぬ修羅場をくぐってきた人間である。
おかしくて桝添の下になどいられまい。

もう一人、改革クラブにいて、新党に参加しない男がいる。
大江康弘という。
これまで改革クラブ代表の渡部秀央と御神酒徳利のようにくっついていたやつである。
不幸なことに、この夏の参院選では改選にならない。

桝添に従う5人はいずれも今夏の参院選で改選を迎える。
全員落選確実な連中である。
桝添の名前と新党結成の話題でなんとか当選を、というだけの連中である。
ダメで元々、という奴らばかりである。

民主党にとっては大歓迎というべき展開である。
国民が誤解したまま桝添が自民党の先頭にでも立ったら、それなりの被害を民主党も国民も被ったかもしれない。

似非政治家が消えていく。
国民にとっては喜ぶべきことであるが、自民党にとっては、思っている以上の打撃になるだろう。

「首相にふさわしい」舛添・岡田・前原の順 (YOMIURI ONLINE 4/5)
読売新聞社の全国世論調査(電話方式)によると、首相に最もふさわしいと思う国会議員は、自民党の舛添要一・前厚生労働相が29%でトップとなり、2位の岡田外相の9%、3位の前原国土交通相の8%を大きく引き離した。

 4位は菅財務相(7%)、5位は、みんなの党の渡辺代表(6%)だった。鳩山首相は6位(5%)で、新党結成を表明した与謝野馨・元財務相は7位(4%)だった。


桝添が抜けても、鳩山はまだまだ一位に浮上できそうにない。

民主支持層を見ると、岡田氏21%、舛添氏17%の順で、3位の鳩山氏14%を上回った。小沢民主党幹事長は6位(6%)にとどまった。

事情は自民党も同じである。

自民支持層では、トップの舛添氏(46%)が、2位の谷垣自民党総裁(9%)を大きく上回った。

政治は人気投票でやるものではない。
とは言え、鳩山といい谷垣といい、これでは政治になるまい。

自民党ばかりではない。
民主党も人材不足が深刻になりつつある。

桝添が馬脚を現したことで、この国の政界の底の浅さまでが明らかになってしまった。





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反・小沢とは何か…政治軸としての小沢一郎

2010-04-19 15:14:26 | 小沢一郎
今のこの国の政治は、良かれ悪しかれ小沢一郎をめぐって動いている。
しかしその構図は、保守と革新とか、民主対自民とかという対立ではない。
政策的な対立でさえない。

小沢一郎はイデオロギーにはさほどの関心を示さない。
個々の政策にも関心を示さない。
多分マニフェストそのものにも大した関心を持っていない。

反・小沢という態度には二種類あるように思われる。
一つは主に民主党内にある反・小沢である。

これは小沢の存在そのものに対する反感からくる。
小沢の持つ力に対する不平・不満が根底にある。
代表が渡部恒三、前原、枝野、野田等である。

この連中は、野党時代からの反・小沢である。
小沢嫌いと言った方がいいか。

もう一つは、自民党をはじめとする既得権益擁護勢力の反・小沢である。
こちらには、自民党以外にも、官僚・検察・マスコミが与している。

敵の敵は味方、というわけでこいつらは時には手を組んで小沢を攻撃することもある。
分かりやすいのは、テレビに出てくる民主党議員の顔ぶれである。
TBSの時事放談は一見格調の高そうな番組である。
しかし、その民主党議員の出演者は、

4月18日 仙谷 由人 
4月4日  野田佳彦
3月28日 渡部恒三
3月21日 枝野幸男
3月7日  渡部恒三

いわゆる反・小沢七奉行の面々ばかりである。

小沢批判で一躍テレビ露出急増の民主党副幹事長生方幸男。
4月に入ってもいまだにこの人気振り。

「生方幸夫」の出演番組 (新着順)

放送日時 番組(放送局)
2010/ 4/16(金)
19:56~20:54 太田光の私が総理大臣になったら…秘書田中 (日本テレビ)

2010/ 4/14(水)
5:20~ 8:00 ズームイン!!SUPER (日本テレビ)

2010/ 4/14(水)
4:00~ 5:20 Oha!4 NEWS LIVE (日本テレビ)

2010/ 4/ 9(金)
13:55~15:50 情報ライブ ミヤネ屋 (日本テレビ)

2010/ 4/ 5(月)
19:00~21:48 ビートたけしのTVタックル (テレビ朝日)


小沢潰しを狙うマスコミとしては、民主党内で小沢批判をしてくれる連中はなんともありがたい存在である。
小沢に加えて民主党の足を引っ張れる。

この連中は、テレビに出られれば何でもする。
魂をテレビ局に売り渡したやつらである。
とにかく小沢の悪口を言えばテレビに出られるのである。

内部からの反乱は様々な形をとって行われている。

中か外か分からないのもある。

連合静岡会長が小沢氏に辞任求める 「支持率下げの最大の要因」 (産経ニュース 3/31)
連合静岡の吉岡秀規会長が31日、静岡市内で記者会見し、民主党の小沢一郎幹事長が7月の参院静岡選挙区(改選2)で2人目の候補擁立を決めたことに対し「小沢幹事長が辞職願、辞任届を出す覚悟があるなら民主党の支持率は上がり、2人立てて戦うことができる」と噛み付いた。民主党支持の連合の地方幹部から、事実上の幹事長辞任要求が出たのは初めて。


余りの非常識さに、連合会長が謝罪したようだが、どこに爆弾が仕掛けられているか分からない。

「速やかに新体制を」 民主岐阜県連が党本部に申入書 (asahi.com 4/12)
 民主党岐阜県連(代表・平田健二参院国会対策委員長)は12日、「政治とカネ」の問題で執行部の刷新を求める緊急申入書を鳩山由紀夫首相(党代表)あてに提出した。地方組織が公然と執行部刷新を要求するのは初めて。
 申入書は「厳しい世論の評価で、内閣支持率は政権発足後最低の30%前半まで大きく下落」と指摘。「政治とカネの問題に関し、さらなる説明責任を果たすとともに、政権政党として責任ある体制を考え、速やかに新体制を築くこと」を要望している。
 ただ、平田氏はこの日の党役員会で、「岐阜県連の総意ではありません」と小沢氏に口頭で伝えた。岐阜県連内で申し入れに慎重だったという平田氏は、「新体制」の意味について「どういうことか分からない。そんなに重きを置いていない」と記者団に説明した。
 県連関係者によると、文案を作成する過程で県連顧問の渡辺嘉蔵・元衆院議員らから「小沢幹事長の辞任を念頭に文言を強めるべきだ」との意見が出たという。県連幹部は「『新体制』の言葉を透かしてみれば、『小沢辞任』と書いてある」と述べた。


何とも摩訶不思議な動きであると思っていたが、次の記事を読んで納得した。
”小沢憎し”の年寄りが暴走したらしい。
全くの私怨であろう。

【単刀直言】渡辺嘉蔵元官房副長官 「小沢氏に庇を貸して母屋を取られた」(産経ニュース 4/15)
小沢(一郎幹事長)さんには、今までの自分の実績を振り返って辞任しなさい、と言いたい。内閣支持率は70%以上あったのが28%まで下がった。このままでどうやって回復するんだ。(結党から)13年かかってここまできたのに。

 世論調査で80%が「(小沢幹事長は)辞めよ」なんだ。これが戦前の日本だったらタイのバンコクのようなことが起きとるよ。労組からも手が上がったはずだ。労組からも手が上がったはずだ。自衛隊は平和憲法で縛ってあるで(心配ないけれども)ね。


渡辺嘉蔵は民主党岐阜県連顧問という。
県連役員に、幹事長代理 渡辺 嘉山  岐阜県議会議員という名がある。
住所・電話番号が同じなので同居の親子なのだろう。

「戦前の日本だったらタイのバンコクのようなことが起きとるよ」
「労組からも手が上がったはずだ」
「自衛隊は平和憲法で縛ってあるで(心配ないけれども)ね」


訳の分からないセリフが並ぶ。

■わたなべ・かぞう 大正15年、岐阜市生まれ。昭和21年社会党入党、県議を経て58年の衆院選(旧岐阜1区)で初当選し3期務める。平成8年、橋本龍太郎内閣の官房副長官。旧民主党の創立メンバーの一人だが小選挙区導入以降は議席を得られず12年に引退。民主党岐阜県連常任顧問。

先の連合静岡の反抗も岐阜の場合も、小沢の参院選二人擁立に対する反発があるのか。
安泰と思われた現職が、にわかに苦しい選挙戦を強いられることになり、そいつらが裏で糸を引いているのかもしれない。

民主党岐阜県連の現職は、山下 八洲夫、平田 健二の二人である。
山下が今回改選である。
山下は日本社会党出身である。
そこに二人目の候補として、小見山幸治という新人の擁立が決められた。
自民党松田岩夫議員の秘書だった人物である。
これに関して松田議員の自民党離党という副作用も生じている。

僕は民主党創立メンバーの1人だ。小沢さんが(平成15年9月に)民主党に入る時は賛成だった。自由党を解散するのは気の毒だし、力を結集できればいいと思った。でも今は、田中角栄(元首相)の孫みたいな者に、庇(ひさし)を貸して母屋を取られた感じがする。

不満の源はこの辺か。
もしかすると県連内での勢力図になにがしかの変化があり得るのかもしれない。

(小沢氏は)去年は自分の秘書が(政治資金規正法違反容疑で)逮捕されても知らんと言っていた。さすがに代表を辞め、鳩山内閣ができてほっとしたが、去年の暮れから(小沢氏サイドが)特定の業者から5000万もらったとか、資産が10億あるとか、聞いていられない話が報じられてる。政治は信条と清潔が第一に求められるんだ。
 それなのに民主党の国会議員たちは一向に動かん。生方幸夫副幹事長がクビになりかけたのを見て、物が言えないのかもしれないが、そんな腰抜けども、何を考えとるのかと思う。


全面的にマスコミの小沢批判に乗った主張である。
産経もこんな奴を見つけることには抜け目がない。

4月10日の県連の申し入れは幹事長の辞任要求ですよ。県連代表の平田健二参院国対委員長が「小沢さんの辞任要求を意味しない」と言ったそうだが承服できない。だから今日(15日付)、鳩山由紀夫首相に小沢氏更迭を求める「お願い」を送った。民主党が変わったと示すには、首相が幹事長を更迭せにゃいかん。「小鳩内閣」の汚名を返上し、立ち直ってほしい。そのうえで普天間移設問題に取り組むといい。徳之島に(受け入れを)お願いする国民運動を起こすべきだ。(佐々木美恵)

県連会長・平田健二の「小沢さんの辞任要求を意味しない」という言葉を真っ向から否定する。
あくまで小沢辞任を要求していく姿勢のようである。
こんな奴らがこれからまだまだ現れてくるだろう。

小沢はなぜここまで参院選の複数候補擁立にこだわるのか?

窮地に自ら鼓舞 小沢氏、地元で大法要 (東京新聞Tokyo Web 4/19)

「最後の総仕上げのつもりで、日本に民主主義を定着させるため、残りの人生を頑張っていきたい」


小沢一郎と反小沢との真の対立軸はここにある。
「民主主義」である。
民主主義の確立・定着こそが小沢一郎の基本姿勢であるが、それを信じる人は決して多くない。

小沢はそのために反・民主主義勢力の壊滅を狙っている。
その中心にいるのが自民党である。
検察も官僚も経済界もマスコミもその権力の背景は政治権力である。
頼るべき最後の砦が自民党なのである。

自民党がある限り、彼等は再びその力を結集できる。
小沢一郎は、その寄るべき砦を消し去ろうとしているのだ。
自民党を消滅させること。
それこそが民主主義の定着のために不可欠のことだと小沢は思っているのである。

小沢はそのために権力を必要としている。
小沢の権力欲は、一個人の私利私欲とは離れたところからきている。

そうは言っても100%私利私欲を離れた人間などいるはずはない。
小沢にしろそうであろう。
しかしながら現在の政治家の中で、もっともそこから遠くにいるのは小沢であるのも確かであろう。




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戦後日本人を最も苦しめてきた国は?

2010-04-11 11:52:05 | 政治
多くの人が何の疑念もなく思いこんでいる。

戦後日本の平和と安全はアメリカの軍事力によって保たれてきた。
軍事力を米国に頼ることによって日本は経済発展に注力できた。

本当にそうなのだろうか。

1951年サンフランシスコ平和条約締結により、日本は独立を回復した。
同時に日米安保条約が結ばれ、進駐軍が駐留軍になった。

首相「米の言いなりにならない」 米誌インタビューで (産経ニュース 2010.4.10 )
鳩山由紀夫首相は9日までに米タイム誌のインタビューに応じ、日米関係について「日本にとって最も大事な関係」としながらも、「今までは米国の主張を受け入れ、従属的に外交を行ってきた」と指摘した。その上で「一方的に相手の言いなりになるよりも、お互いに議論を通じ、信頼を高めていく」と強調した。


戦後65年経って、独立国の総理大臣がこんな事をわざわざ言わねばならないほど、日本はアメリカの言いなりになってきた。
そのひとつの現れがいわゆる密約問題であろう。
なぜ歴代の内閣あるいは外務省・防衛庁(防衛省)は国民を欺いてまでかくも多くの密約の存在を否定し続けてきたのか?

四つの「密約」とは (jiji.com)
(1)核持ち込み=1960年の日米安全保障条約改定時に、核を搭載した艦船が日本に寄港する場合は、事前協議の対象外とする取り決めが交わされたとされる。
 (2)朝鮮半島有事の際の在日米軍基地自由使用=休戦状態にある朝鮮戦争に関し、在韓の国連軍が攻撃を受けた場合に備え、米軍が事前協議なしに在日米軍基地から出撃することを認める内容。
 (3)沖縄への核再配備=1972年の沖縄返還に際し、当時の佐藤栄作首相とニクソン米大統領が交わしたとされる取り決めで、有事に当たって沖縄の米軍基地に核兵器の再配備を認める内容。再配備には事前協議が必要としたが、首相と大統領の合意議事録で、日本側は速やかに了承することを確約している。
 (4)沖縄返還時の土地原状回復費の肩代わり=沖縄返還に際し、米軍基地跡地の原状回復補償費400万ドルを日本側が肩代わりするとした取り決め。(2010/03/09)


これらに加えてまた新たな密約が発覚した。

「米兵裁判権を放棄」日米の秘密合意明らかに (YOMIURI ONLINE 4/10)
日米地位協定の前身にあたる日米行政協定で、日本に駐留する米兵らの犯罪について、米側に実質的に裁判権を譲るとした日米間の「秘密合意」が存在したことが10日、外務省の調査で明らかになった。

 日米行政協定では、米兵らの公務外の犯罪は日本に裁判権があると規定していたが、研究者らが米国の公文書で秘密合意の存在を発見、指摘してきた。日本側でこの点が判明したのは初めて。


これは実質的には、国民をアメリカに売り渡したものである。
しかもそのことを秘密にし続けたのである。

米兵による犯罪被害者となり得る日本人の人権を完全に無視したものであるといえよう。

すべての密約は、表面上の取り決めを越えた利益をアメリカに認めたものである。
政府や役人どもは、国民向けの条約・協定とアメリカ向けの条約・協定とを二通り作り、国民には内緒にしていたのである。

日本の平和と安全を保持するためのやむを得ない方策であった、と彼等は言うだろう。
外交に秘密はつきものである、とも言うかも知れない。

しかし、すべてはアメリカのプレゼンスが抑止力として有効であるという前提があって初めて成り立つ議論である。
つまりアメリカ軍の存在がなければ、たちまち日本は攻撃を受け独立を脅かされるという可能性があつて初めて日本の国民の犠牲が辛うじて正当化されるといえる。
ところでサンフランシスコ平和条約締結後、日本を取り巻く情勢は、そのような危機が現実問題として起こりうる状況にあったのか?
その検証をすることなく、政府はアメリカの言いなりに基地を提供し、上納金のごとく金銭を提供し続けてきた。

しかしその間日本は自身の国防予算をゼロにしていたわけではない。
インドなどよりはるかに多い世界5・6位の国防予算を維持しているのである。
中国でさえ、その国防予算が日本を追い抜いたのは2007年になってからだという。

中国国防費の伸び鈍化 10年は7%、22年ぶり1けた (asahi.com 2010.3.4.)


公表している国防費だけで2007年に日本を抜いている。近代化を進める中国軍は、新型戦闘機や宇宙空間の開発に力を入れており、今後も増加傾向は続くとみられる。


中国の公表数字があてにならないものとしても、中国の防衛予算が日本を抜いたのはそう古いことではないだろう。

本当に脅威は存在したのか?
確かに現在の中国軍事予算の伸びは驚異的である。
しかし、それは近年のことなのである。
戦後65年間のほんの一部に過ぎない。
脅威は現在でこそ増大しているかもしれないが、中国が過去65年間、日本の脅威でありつづけたとは考えられない。

中国が、経済覇権と軍事覇権の両立を意図しているのは多分確かであろう。
しかし中国が資本主義的政策を進め、世界的な経済体制に組み込まれつつある現在、過度な警戒はかえって中国の軍事力の拡大を招く恐れさえある。

いずれにしろ政府が国民を欺いてまで、”米軍に駐留していただく”理由があったとは思えない。
一方では、米軍の存在によって確実に苦しんできた国民が存在する。
米軍兵士の犯罪による被害者、騒音被害でまともな生活が破壊されている国民が多数存在する。

戦後65年。
その間、直接に日本人を苦しめた外国はどこか。
北朝鮮は百人を越える日本人を拉致したと思われる。
決してそのことを軽視するつもりはないが、北朝鮮が、日本の平和と安全を脅かす存在とは言えないだろう。
中国も、人権問題・領土問題などで日本との間に問題がないわけではない。
ロシアとの間にも領土問題や漁業問題があるのも確かである。
しかし、もっとも長く、もっとも大きく、確実に日本人を苦しめてきたのはアメリカである。

沖縄に住む人たちだけではない。
全国に展開する米軍基地の周辺に暮らす人たちは、いまでも耐え難い苦痛を与えられ続けているのである。

政府は、存在するのかどうかも分からない脅威を口実に日本国民の不利益を無視し、アメリカの利益を図り続けてきた。

我々は、”アメリカ軍に駐留していただく利益”と”それによって被る国民の不幸”を冷静に比較衡量し、日米安保条約そのものを考え直す時期にきているのではないか?




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歴史認識をめぐって…枝野幸男と平沼赳夫の場合

2010-04-04 21:21:53 | 民主党
まず枝野幸男行政刷新相。
二つの意味で、なんとも愚かな発言である。
一つは浅薄な歴史認識である。
もう一つは、政治的な影響を量れない愚かさである。

小沢辞めろなどと叫んでいる場合ではない。

「中国や朝鮮半島の植民地化、歴史の必然」講演で枝野氏 (asahi.com 3/27)
枝野幸男行政刷新相は27日、松江市で講演し、「日本は明治維新ができ、近代化したが、中国や朝鮮半島は近代化できなかった。日本は植民地を広げる側で、中国や朝鮮半島は植民地として侵略される側になったというのは、歴史的な必然だった」と述べた。植民地支配を正当化したとも受け取られかねない発言だ。

 枝野氏は政権交代を契機に「新しい政治をつくらないと大変になる」と述べ、明治維新を引き合いに出した。


どいつもこいつも、「歴史」といえば「明治維新」を持ち出す。
NHKの大河ドラマだけが歴史だと思っている。

「歴史の必然」?
馬鹿も休み休み言え!

歴史には、確かに原因があり結果がある。
だからといってその結果が必然と言うわけではない。
歴史に if は禁句であると言われる。
しかし、数多くの if のうちの一つが選ばれた結果の積み重ねが歴史なのである。
歴史は、あらかじめ敷かれたレールの上をたどっているわけではない。

「歴史の必然」という言い方は、この場合は、侵略の責任を回避することを意味するだろう。
いわゆる近代化をしなかった中国や朝鮮が日本から侵略を受けたのは、自己責任というわけだ。

日本が中国や朝鮮を侵略し植民地化したのは、日本列島ができたときから定められた運命である、とでもいいたいのか。
あるいは地球が誕生したときからの定めであったのか。

ましてこんな微妙な問題に関して、現職閣僚として発言する”必然性”があったのか?
その発言もまた「歴史的必然」であるとでも言うのか!

現在から過去を見ると、確かに歴史は一本道を歩いてきたかのように見えるが、それは結果論であろう。
あり得べき他の道も、あったのだ。
今後、歴史がどのような道を歩むかは、必然性の問題ではなく、選択の問題なのである。

平沼・与謝野の新党立ち上げが具体的になってきたようだ。
しかし平沼赳夫、与謝野馨を繋ぐものは何なのかが見えてこない。
鳩山邦夫の参加まで取り沙汰されているが、ますます彼等の新党結成の理念は分からなくなる。
自民党と協働して民主党をやっつける、と言っているがそれが彼等の共通理念ではあまりに低次元に過ぎるだろう。

中山氏参院選出馬へ 比例代表「新党に保守再結集」 (宮崎日々新聞 4/4)

しかし、ここにこの中山成彬が参加すると、新党の性格はかなりはっきりしてくる。
「右翼政党」である。

中山成彬元国土交通相(66)が、平沼赳夫元経済産業相らと結成する新党から、夏の参院選に比例代表で出馬する意向であることが3日、分かった。

 中山氏は宮崎日日新聞の取材に「新党結成後に比例代表の候補を擁立していく。私もその1人に入る」と明言した。

 中山氏は「民主党には絶対に参院選で過半数を取らせてはいけない。今さら自民党に頼ることはない。『真正保守』を再結集する以外に日本を救う道はない」などと意欲を述べた。




こんな男が加わると、本人達は大まじめなのだろうが、にわかに喜劇じみてくる。
内閣発足わずか5日後に国交相辞任、麻生内閣のつまずき初めとなった。
その後も引退するのしないのと騒いでいたが、結局衆院選落選で事実上引退したのかと思ったら、どうやらまだまだやる気満々。
夫婦共に税金で食っていく生活を続けることを目指している。

彼の参加によってクローズアップされるのは、平沼赳夫の、保守というよりはその右翼体質である。

平沼赳夫に、「平沼グループ政策綱領」なるものがある。

その第一にあげられているのが次の文言である。

1 日本の「伝統・文化・歴史」の維持、「安全と平和」は自国の力で確保

○ 我が国の伝統・文化・歴史、その積み重ねのなかで「共に生き共に支え合う、助け合いの精神」がはぐくまれてきました。この日本の原点となる価値観が今、効率
至上主義のなかで見失われようとしています。それを見失ってしまうことは「日本人の誇り」のよりどころも失うことになります。


平沼の言う、「共に生き共に支え合う社会」は何時、どこに存在していたのか?
「助け合いの精神」によってどのような社会が作り上げられていたのか。
それを具体的に言ってもらわなければ、平沼赳夫が取り戻そうとしている社会の形は見えてこない。

彼等は二言目には「日本人の誇り」というが、それが何なのか、わたしにはどうしても理解できない。
「お国自慢」というような感情は多くの人が持っている。
しかし、彼等の言う「日本人の誇り」というのは、どうやらそれとは違うらしい。

平沼新党の性格は、今後はっきりしてくるのだろうが、民主党にとって脅威とはほど遠いものであろう。
「馬糞の川流れ」そのままに、自民党の消滅が加速していく。





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