政治の季節【稗史(はいし)倭人伝】

稗史とは通俗的な歴史書等をいいます。
現在進行形の歴史を低い視点から見つめます。

検事総長の首など要らない!…仰天の玉突き人事・法務大臣はあの仙谷!

2010-12-27 07:45:03 | 小沢一郎

検事総長が辞任する。
大阪地検特捜部の郵便不正事件の責任をとったらしい。

それにしても菅内閣のお粗末さには開いた口がふさがらない。
マスコミも同列である。
検察庁人事であるからには、法務大臣の承諾は必要であろう。
その法務大臣はなんとあの仙谷由人ではないか!
更に内閣の承認も必要であろう。
内閣総理大臣は何とあの菅直人ではないか!

検事総長の引責辞任?
検事総長1人や2人の問題ではない!
検察組織そのものの責任が問われているのである。

検事総長辞職を承認 後任に笠間・東京高検検事長 (asahi.com 2010年12月24日)
政府は24日の閣議で、大林宏・検事総長(63)の辞職を承認し、後任に笠間治雄・東京高検検事長(62)を充てる人事を決定した。発令日は27日。大阪地検特捜部による郵便不正事件と、その後に発覚した元主任検事の証拠改ざんや犯人隠避事件を受け、24日に最高検が検証結果を公表するのに合わせて、検察トップが引責辞職することで人心一新を図った。


人心一新?
バカも休み休み言え!

後任は東京高検検事長!
検察庁のNo.2ではないか。
N0.2の昇格が何で人心一新になるのか。

笑えるのはその続きである。

笠間氏の後任には小貫芳信・名古屋高検検事長(62)が就任する。その後任には藤田昇三・広島高検検事長(62)を充てる。藤田氏の後任は梶木寿・高松高検検事長(62)、さらにその後任には勝丸充啓・最高検公安部長(59)が就く。

高等検察庁の検事長が一つずつ格上げされていく。
さすがに大阪高検検事長はそのままのようだ。
大阪高検は、大阪地検に対して、監督責任がある。

喜劇は続く。

最高検のナンバー2である伊藤鉄男・次長検事(62)も辞職が承認された。後任には小津博司・札幌高検検事長(61)が入り、北田幹直・公安調査庁長官(58)が小津氏の後任。同庁長官には尾崎道明・法務省矯正局長(58)を充てる。

検察庁内での序列が一つずつ進むだけの話であるる
これで検察が何か変わるのか?
少しでも検察改革に意欲があるのならあり得ない人事である。
なぜ検察外部の人間を連れてこないのだ?
検察を改革するためには、内部の人間ではどうにもならない。

すくなくとも高検検事長は総入れ替えすべきである。
こんなだめ検察を作り上げてきた功労者たちである。

検事総長は辞職によって責任を取ったと言いたいのだろう。
最高検の次長検事も辞職する。

しかし、ちょっと待って欲しい。
国民が望むのは、検事総長に責任を取らせることではない。
検察庁が変わることなのである。

こんな順送りの人事を進める検察庁・法務省・菅内閣には検察を変える気などさらさらないのは明らかである。

これを、”人心一新”と持ち上げる朝日の神経はあまりにお粗末にすぎよう。

こんな人事案を持ってきたら、あの柳田前法務大臣でさえ、「こんな人事は飲めない」と突っ返したであろう。

仙谷由人法務大臣は多分、検察と何か取引をしているのだろう。

『検察人事には手を付けない。
そのかわり小沢叩きはしっかりやるように!』

私たち国民は、こんな玉突き人事、検察改革つぶし人事は容認できない。





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メディアと闘う小沢一郎 : メディアにおもねる菅直人

2010-12-25 07:22:44 | 小沢一郎

この国の大手メディアとは、つくづくどうしようもない存在である。
菅直人が大手紙の編集委員3人と会食したとか。

首相動静―12月23日 (asahi.com 2010.12.23)
6時35分、東京・芝公園の日本料理店「とうふ屋うかい」。朝日新聞の星浩編集委員、毎日新聞の岩見隆夫客員編集委員、読売新聞の橋本五郎特別編集委員と食事


ん?
デジャヴ?

たしか麻生太郎の時もあったような。

産経・麻生日誌 2009.5.20

42分、官邸発。47分、東京・虎ノ門のホテルオークラ着。ホテル内の日本料理店「山里」で星浩朝日新聞編集委員、岩見隆夫毎日新聞客員編集委員、橋本五郎読売新聞特別編集委員らと会食。10時1分、ホテル発。5分、公邸着。


菅もしょうのない男だ。
こんな連中に会ってどうしようというのか。

こんな連中の話を聞いた麻生がどうなったか、考えたら分かりそうなものだが。

どこのバカがこんな連中を呼び集めたのか。
麻生の取り巻きと似た程度の奴が菅直人を取り巻いているのだろう。

同じ日、小沢一郎はインターネットメディアでインタビューを受けていた。
インタビュアーは岩上安身氏。
1時間10分の、一対一でのインタビューである。

101223小沢一郎議員インタビュー

小沢一郎の話し上手は、先の民主党代表選でも明らかであったが、あらためてその政治家としての存在感を見せつけてくれた。
経験と見識と論理性を合わせ持った話の分かりやすさ、おもしろさという点では恐らく彼の右に出る政治家はいないだろう。

相手を言い負かすことだけを考えている菅や仙谷では足下にも及ばない。

小沢一郎はよく笑う。
そしてインタビューが進むにつれ、話は熱を帯びていく。

ここには、国民に真正面から語りかける真摯な政治家の姿がある。

菅直人はマスコミにおもねる。
小沢一郎はマスコミに対しても自分の信念を曲げようとしない。
小沢一郎がここまではっきりとマスコミに対する考えを明らかにしたのは初めてではないか。

このインタビューを文字に起こしてくれたブログがあったので、一部引用させていただく。
本のセンセのブログ

小沢ー 一人の人間として、国民全員に説明するのは不可能。
    だからメディアに
    説明している。どなたでもおいでくださいと、
    記者クラブ以外でもどんな人でもいいですよ、
    という方針でやりましたし、既存の大手メディアから、
    けしからんと言われる理由だったと思いますが、
    本当に改革しようとすると、
    旧体制で既得権をもっている人は反発するにきまっている。
    その旧体制の中で一番既得権をもっていたのが
    メディアじゃないでしょうか?
    情報独占ですから。情報だけでなく、
    いろんな既得権をもっているから。

岩上ー 世論を喚起し、作り上げるとか

小沢ー 既存メディアに本気で挑むと思われているのかもしれませんね

岩上ー クロスオーナーシップについてどうですか?

小沢ー 事実上すでにお題目になっている。徹底しなければならない
    同時に、テレビ、電波の免許、新聞の再販も、
    みんなこれは独占権なんですよね。
    ある程度 競争の原理を入れないと、小泉流とは違いますが、
    そんなこと言うから余計にらまれる(笑)


小沢ー 一番の権力は大きなメディアです。
     それが正確に伝えさえすれば、
     かなりの部分オープンになると思うんです。
     最近の記者は、本人に裏を取るということを
     ほとんどしなくなっている
     自分達の都合のいいように報道しちゃいますから。
     大きなメディアがもっと正確に真実を報道してくれたら


このことばかりではなく、ここでの小沢一郎はこれまでになく歯切れがいい。
何か思うところがあったのか。


    アメリカの圧力はどう掛かっていた?

小沢ー 鳩山内閣をつぶそうというのではなくて、
    ゆうとおりせい、ということなんでしょうね。
    鳩山さんは沖縄のことを考え、
    国外あるいは沖縄以外と一生懸命努力した。
    しかし、外務省、防衛相は全てアメリカの言うがままだった。
    それを乗り越えるのは大変だった。

(尖閣問題)

小沢ー 事実通りであれば、明らかに領海侵犯だから
    法に照らして処分すべき。
    釈放の決定を那覇地検の次席検事が発表。
    これはまったくおかしい。
    役人が国際間の重大問題に関が見て釈放とか逮捕とか、
    そんなバカなことはあり得ないことですよ
    民主主義国家として。政府が決めるべきです。

    それ以上に大事な国益にかかわる問題だから、
    政府がしっかり言わなきゃいけない。
    一官僚にいわせるなんておかしい。

岩上ー 実際は

小沢ー 事実上命じた
    あれは那覇地検が決めたことというのは禍根を残す


(是非、動画あるいは書き起こし全文をご覧下さい。)

愚かな民主党議員達よ。
この映像を見たか?
それでも何も感じないのか?





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狂気の朝日新聞と至極まっとうな産経記者

2010-12-23 09:30:23 | 小沢一郎

「政倫審出席―小沢氏はもう逃げるな」

「小沢氏が政倫審出席に応じない理由」

一つは朝日の社説。
もう一つは産経のコラムである。

どちらがどちらかお分かりだろうか?
最初のが朝日の社説である。

政倫審出席―小沢氏はもう逃げるな (asahi.com 2010.12.14)
『これ以上、国会での説明から逃げ続けることが許されるだろうか。民主党の小沢一郎元代表は今度こそ衆院政治倫理審査会への出席を決断すべきだ』


冒頭からこのヒステリックな口調には何事かと驚かされる。
小沢一郎抹殺に社運をかけるかのような意気込みである。

多分、本当に社運が掛かっているのだろう。
小沢一郎を生かしておいたら、記者クラブ制度はなくなる。
クロスオーナーシップも終わりになる。
再販制度も押し紙問題も火を噴くかも知れない。
それにも増して、これまで悪の限りを尽くしてきた過去が暴かれ、凄まじい報復を受けるかも知れない。
ここは業界代表としてのプライドにかけて小沢との戦いに勝利しなければならない。
ジャーナリストのプライド?
そんなものは生き延びてから考える。

『小沢氏は裁判で事実関係を明らかにするので、国会での説明は必要ないとの立場を崩していない。岡田氏は早急に小沢氏を説得し、不調に終われば、議決による国会招致の実現をためらうべきではない。』

だらしのない岡田の尻を叩いて、何としても小沢一郎を政倫審に引きだそうと躍起である。
引き出す口実は「政治とカネ」と自分らが懸命にこしらえ上げた「世論」である。

 『朝日新聞の最新の世論調査では、なお7割近くが小沢氏に国会での説明を求めている』

国民世論の7割が国会での説明を求めていると同時に、6割以上が菅内閣不支持である。

それ程「世論、世論」と騒ぐのなら、菅内閣総辞職も言わねば片手落ちである。
菅内閣支持21% 比例投票先自・民逆転 朝日世論調査 (asahi.com 2010年12月13日)
朝日新聞社が11、12の両日実施した全国世論調査(電話)によると、菅直人内閣の支持率は21%で、内閣発足以来最低となった。不支持率は60%。


ところでこの記事にはおかしな下りがある。

『内閣を支持しない人に理由を四つの選択肢から選んでもらうと、65%が「実行力の面」をあげ、他の理由を大きく引き離している』

ところがこの選択肢の説明が見つからないのである。
他の三つが何だか分からないのだ。
記事は質問事項へ飛べるようになっているのだが、この質問は省略されている。
もしかして、「政治とカネ」なんてのも入っていたか?
入れないわけがないと思うのだが……。

まあそれはそれとして、社説に戻ろう。

『民主党には、税制改正や来年度予算編成が山場を迎えているこの時期に、内紛を重ねている余裕はない。
「小沢か、脱小沢か」の対立から、いい加減に卒業しなければならない』


「いい加減に卒業しなければならない」のは朝日新聞である。
毎日毎日、「政治とカネ」で小沢叩きを続けてきたお前がまず範を垂れよ。

テレビも毎日、反小沢で盛り上げておいて、番組の最後に、
「今大変な危機にあるときにこんな事をしている場合ではない」
とほざく。
新聞・テレビのこの報道スタイルにはうんざりする。

朝日はどうにもならない。

さて、産経のコラムである。
記事の筆者は以前にも朝日の社説に痛烈な批判を浴びせている。

【高橋昌之のとっておき】疑問だらけの16日付朝日新聞社説 (産経ニュース 2010.8.22)
16日付朝日新聞の社説「党首選のあり方 政権交代時代に合わない」を読んで、その論理があまりにも疑問だらけで、驚いてしまいました。社説といえばその新聞社の「主張」で、ベテランの専門記者である論説委員が会議などを経て執筆にあたりますが、とてもそうは思えない論理展開でしたので、今回はその社説を引用しながら、私の見解を述べたいと思います。

(以下略。高橋記者の非難は一々もっともで、朝日はこんな社説を書くようなノータリンは窓ふきでもさせておけ!
詳しくはこの記事をお読み下さい)

その高橋記者の今回のコラムは、ここまではっきり言うかというほど核心をついている。
産経とはいえ、大手メディアの記者がこんな記事を公にしたということには、やはり大きな意味がある。

【高橋昌之のとっておき】小沢氏が政倫審出席に応じない理由 (産経ニュース2010.12.19)

その第1の理由は、現在の菅直人首相をトップとする民主党執行部が小沢氏の国会招致を実現しようとしていることについて、「小沢氏を政治的に抹殺しよう」、あるいは「小沢氏に厳しい態度をとることで内閣支持率を上げよう」という不純な動機を感じているからだと思います。

 実際、現在の党執行部は、小沢氏に批判的な、いわゆる「反小沢グループ」が中心を占めています。党幹部からは「小沢氏を衆院政治倫理審査会、さらには証人喚問に引きずり出せば、政治的にイメージダウンさせることができ、さらに偽証罪に問えれば、小沢氏を政治的に抹殺できる」との声も聞こえてきます。

 つまり、対立状態にある小沢氏を政治的に抹殺してしまえば、自分たちのグループが民主党内をおさえて、政権を自由に動かせるという「政治的思惑」があるわけです。現在の党執行部の全員が、そう考えているわけではないでしょうが、一部にそういう思惑があるのは間違いありません。

第2に、そもそも衆院政治倫理審査会で議決して、小沢氏を呼ぶことができるのかどうかという問題があります。衆院政治倫理審査規程第2条によると、まず審査の申し立てをするには25人の委員のうち3分の1以上が必要です。

 そして、申し立てには「申立書に(呼ぶ)議員が行為規範等の規定に著しく違反していることを明らかにした文書を添えて、審査会の会長に提出しなければならない」と定められています。そのうえで、申し立てを受けて開催するには「出席委員の過半数による議決を要する」となっています。それで審査会は初めて開かれます。

 つまり、小沢氏の審査の申し立てをするには「小沢氏が行為規範等の規定に著しく違反していることを明らかにした文書」を提出しなければならないのです。民主党執行部は「議決してでも小沢氏を呼ぶ」としていますが、小沢氏が行為規範等の規定に著しく違反しているという具体的な事実を、文書で示すことができるでしょうか。

(是非全文をお読みいただきたい。記事には最近の高橋記者のコラムへのリンクもあるのでそれも合わせてお読みいただきたい)

朝日ばかりではないが、とにかくマスコミが煽るから馬鹿な民主党議員達はその気になる。

とにかく朝日はしつこい。

12月21日 社説
小沢氏拒否―執行部は強い姿勢で臨め
『 民主党の小沢一郎元代表が菅直人首相に対し、自らの政治とカネの問題について、衆院政治倫理審査会での説明を拒否する考えを伝えた。
 予想されたこととはいえ、その重い政治責任を果たそうとしない小沢氏のかたくなさに驚く
 もう時間を浪費してはいられない。菅首相と党執行部は、より強い姿勢で小沢氏に対さなければならない。
 当面、政倫審への出席を求める議決を目指すとしても、小沢氏があくまで出ないという以上は法的拘束力のある証人喚問を実現しなければなるまい』


さきの社説からちょうど一週間経っている。
多分同じ人間が書いているのだろう。
『その頑なさに驚く』
そっくりお返しする。

ついでに朝日の愚行をもう一件。

朝日新聞会社案内
郵便制度の不正利用の実態を特報
ページをめくってご覧下さい。
事件を捏造する朝日の真骨頂がここにあります。





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茨城県議選検証…民主党を待ち受ける地獄絵図

2010-12-15 08:57:54 | 民主党

茨城県議選は民主党の惨敗に終わったが、その結果の恐ろしさに民主党議員たちは気がついているのか?

──地方選と国政選挙とは違う。
──いざとなければ党がなんとかするだろう。
──次の総選挙まではまだ3年もある。

大方の議員はこの程度の認識であろう。
しかし、今回の茨城県議選を検証してみると、この先民主党を待っている地獄絵図が見えてくる。

茨城県議会の定数は65人である。
選挙区は36ある。

このうち、1人区は22。
ここで民主党は全敗である。

つまり小選挙区では勝てないのだ。

2人区は6。
ここでも民主党は全敗。

3人区は5。
ようやくここで3議席を獲得できた。
とは言え、当選率は15分の3、20%である。

4人区は1。
当選0。
つくば市は都市型住民と郡部住民の混在する地域である。

5人区も1。
ここで始めて2人当選。
唯一の複数当選である。

選挙区は日立市中心。
言わずと知れた日立製作所の企業城下町である。
定数5に対して立候補は、自民2、民主2、公明1の無風状態である。
共産が1人立ててはいたが、出遅れではじめから勝負にはならなかったらしい。

民主の2人はいずれも日立労組の支持ではじめから当選圏にいたという。
大畠経産相の地元であり、もちろん彼自身も組合丸抱えの議員である。
民主党の議席というよりは、日立製作所労働組合の持つ議席である。

最大の選挙区は水戸市中心の7人区。
みじめなことにここではわずかに1人の当選である。
しかも6位当選である。

当選したのは、党県幹事長の現職。
そして、連合の組織内候補でもある。

つまり当選6人の内、3人が労組候補である。

民主党の看板で当選したのは、65人中わずかに3人ということになる。

ちなみに日立労組支援の大畠章宏経産相は最初の当選は社会党である。
自民党王国茨城でただ一人孤塁を守り続けた存在だが、別に民主党議員だからというわけではなく、組合候補というだけである。
それほどこの地域での日立製作所労働組合の力が強いというだけのことで、これを民主党の力と勘違いしてはいけない。
更にいえば、大畠章宏は鳩山派に属している。

民主党が議席を獲得出来たのは、36選挙区中、5選挙区のみである。
全選挙区で一位当選は0。
日立地区でさえ、一位当選は公明党候補であった。

政党別に見ると、民主党が最多得票だったのは日立地区のみである。
結論を言えば、民主党は小選挙区制ではほぼ全敗を喫するということである。
茨城県選出の国会議員で、次の総選挙で当選可能なのは大畠章宏ただ一人であろう。

前回総選挙で、自民王国茨城をひっくり返した原因の一つに県医師会の力があった。
総選挙の余勢をかって、県医師会会長の原中氏は全国医師会の会長にまで上り詰めた。
原中会長は小沢・鳩山氏と強いパイプを持っているといわれている。

その医師会が、まったく民主党から引いている。
小沢一郎が築いたこのようなパイプが全国至る所で寸断されている。

来年春の統一地方選が楽しみである。
茨城現象が日本中で見られることになる。

民主党議員たちよ!
お前達は、何を頼りに次の選挙を戦う積もりなのか!

労働組合の支援を受けられない議員は、まず当選はできないのだぞ!

菅内閣が今後3年も保つはずもない。
菅・仙谷・岡田の能なしトリオが行き詰まるのは時間の問題である。

大連立?
自民党優先の選挙協力で、民主党議員の多くは立候補すらできなくなる。

このまま小沢叩きを続ければ、来年草々解散・総選挙ということになるだろう。
その時小沢新党が凄まじい旋風を起こすだろう。

バカを選んだお前達は全員落選である。


バカの一角・岡田幹事長
小沢一郎の国会招致に政治生命をかけているかのような熱の入れようである。
記者団に招致の理由を聞かれて、
「国民の多くが疑問を抱いているのだから」と答えていた。
しかし、国民の多くが菅内閣不支持という世論調査が続いている。
国民世論を理由にするのなら、菅内閣総辞職こそ最優先であろう。

また、政倫審で何が問題にされるのかと聞かれて、
「それはあなた達が騒いでいるのだから、あなたたちの方に聞きたい」
と答えていた。
マスコミが騒ぐから、というだけの理由らしい。

小沢一郎抜きの民主党など、自民党よりたちが悪い。
さっさと潰れて貰おう。




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道交法違反の菅直人…バカに付ける薬はない!

2010-12-13 20:27:36 | 民主党

菅直人は道路交通法を知っているのか。
先日、自分の内閣を仮免許内閣と表現したが、無知とは恐ろしい。

菅直人内閣の正式発足は2010年6月8日である。

菅首相「今までは仮免許」「いよいよ本免許」 (asahi.com 2010.12.12)
「今までは仮免許だった」。菅直人首相は12日夜、東京都内での支持者を集めた交流会で、6月の就任から半年間の自らの政権運営をこう振り返った。


仮免許は本試験を受けるための予備の免許である。
自動的に本免許をもらえるわけではない。

試験に受からなければ免許はもらえない。

しかも、仮運転免許の有効期間は六ヶ月である。
すでに仮免許の有効期間は切れている。

菅直人は、これ以外にも数々の違反を犯している。

仮免許機関中には、その事を示す表示が必要である。
しかるに菅直人は仮免許であることを国民に隠していた。

道路交通法施行規則別記様式第十一


仮免許のくせにそれを示さずに一般道路を運転すれば、仮免許は取り上げだろう。
仮免許であることを隠して半年も内閣を運営していたなら、即退陣である。

仮免許で運転するには、同乗指導者が必要である。

練習する自動車を運転可能な第一種運転免許保持者で、運転経験が通算3年以上(発行後3年経過していても、途中に免許停止期間がある場合はその期間は除外)

仙谷・岡田・前原らにはその資格はない。
この点でも菅直人は違反を犯している。

又、教習所以外では、高速自動車国道・自動車専用道路・混雑道路における路上練習はできない。

尖閣問題や北朝鮮問題等、仮免内閣にとっては、無資格同乗指導者とともに高速道路を走るようなものである。
「わたしたちは仮免ですから」と言って、処理の担当を辞退しなければならない。

いずれにしろ仮免であることを隠して運転していたことは許されることではない。
国民に対する詐欺行為である。

国民は、仮免許の運転手のバスに知らずに乗り込んでいたようなものである。

言う必要もないことをわざわざ口にだして、世の嘲りを買う。
菅に付ける薬はない。

バカは死ななきゃ治らない。




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麻生太郎の痛すぎる置きみやげ…小澤つぶしの原点

2010-12-08 12:14:55 | 小沢一郎

小沢排除に動いたこの国の支配者連合は、逆にこれまで国民の目から巧妙に隠してきた自分たちの正体を次第にさらけ出す羽目に陥っている。
この事件がなければ、彼らはこの先ものうのうとして自分たちの特権を享受し続けることができたはずなのに……。
まあ、自分たちから仕掛けた戦いなのだから仕方あるまい。

小沢一郎が危険人物であることは、彼らには早くから分かっていた。

小沢一郎は、日本の三権分立がまやかしであることに気づいていた。
小沢一郎は、日本国憲法を突き詰めていくと、その究極の姿は政党政治ということに尽きる、ということをはっきりと認識していた。

国権の最高機関である国会を支配するのは、議席の過半数を占めた政党である。
その国会が内閣総理大臣を指名する。
そしてその内閣総理大臣が最高裁判所長官を指名する。

内閣総理大臣すなわち政権党の党首は絶対的権力を持つことになる。

この国の支配者たちは、この政権与党党首の潜在的に持っている絶対権力を曖昧模糊としたベールで覆い隠してきた。
与党党首も党内の勢力争いで頻繁に交代させられる。
そこには絶対権力者としての存在感などすかし見ることさえ出来なかった。

しかし小沢一郎が、政権党党首となる可能性が出てきたとき、この国の支配者たちは、その恐ろしさを強烈に自覚した。
小沢一郎にその権力を握られたとき、彼らの持つ特権などたちまちのうちに粉砕されてしまうだろう。

意外なことに、いち早く動いたのは麻生太郎である。
麻生の狙いは半分は成功し、半分は失敗した。
失敗は、政権交代が成し遂げられてしまったことである。
成功は、小沢一郎を総理大臣にさせなかったことである。

この国の政治史上、最低の総理大臣と思われていた麻生太郎の置きみやげは余りにも大きかった。
もっとも、最低の総理大臣だからこそ出来たことであろう。
まともな人間ならするはずもないことに、この男は簡単に踏み切った。

2008年自由民主党総裁選挙は、9月22日に行なわれた。
麻生内閣の発足は9月24日である。

総裁選挙から、総理大臣就任までの二日間、この男は何を考えていたのだろうか。

衆議院議員の任期満了までほぼ1年である。
彼は、総理大臣として選挙を戦わなければならない。
彼には、選挙の顔として自民党議員達からの期待がかけられていた。
自分の人気を過信していた彼は、当然選挙は勝てると思っていた。
しかし一抹の不安は残る。

その不安を払拭するために彼は決して使ってはならない禁じ手を使った。

”政敵抹殺”である。
政敵とは、民主党代表・小沢一郎そのひとであった。

麻生内閣は、事務方の官房副長官に、元・警察庁長官の漆間巌を起用した。
しかし、この人事の危険性に気づいた人はほとんどいなかった。

それにしても、”慧眼の士”はいるものである。
漆間巌官房副長官という人事の危険性に、早くに警鐘を鳴らしていた人物がいる。

内閣官房に「権力の暗部」抱える麻生政権―警察庁出身副長官・漆間巌の存在理由 (コラム【大気圏外】 JANJAN 田中良太2009/02/04)

──麻生が漆間に注目したのは03年9月の内閣改造で総務相に就任して以後。それまでタブー視されてきた朝鮮総連や解放同盟などがからむ事件にもメスを入れる総指揮官は漆間だとの噂を聞き、じっさいに会ってみて意気投合したとされる。

── ◆麻生の期待は情報と権力に
「調整能力なき事務副長官」漆間に麻生が期待しているものは何だろうか? 一つは情報であり、もう一つは警察を動かせるという権力である。日本の警察は全国に網の目のようにはりめぐらした情報機関である。刑事警察は暴力団を、公安警察は左翼・右翼集団と政党全般を、そして外事警察は朝鮮・韓国人団体や外国人を監視している。防衛省(自衛隊の情報部門)や検察庁(傘下に公安調査庁を持つ)などとうてい及ばない、最強の情報機関なのである。

 警察は当然、さまざまな事件を捜査する権力機関でもある。選挙違反など政治がらみの事件の捜査も含まれている。警察は公安部門と刑事部門の「二本立て」で相互に反目・対立しあっている。しかし漆間はその双方を渡り歩き、「両刀遣い」として知られる。

──◆起死回生の秘策を練っている?
 支持率低迷に悩む麻生政権が「起死回生の秘策」劇を演じるとすれば、シナリオを書き、プロデュースする人材は漆間巌以外にはいないはずだ。

 いずれにしても、後ろ暗い部分の大きい「国家の暴力装置」代表を内閣官房に抱え込んでいるのが麻生政権であることは強く意識しておく必要がある。その暴力装置代表が動き出すタイミングは何時かを注目すべきだ。


しかし多分、この記事の出た時点ではすでに漆間官房副長官は動き出していた。
落ちる一方の内閣支持率にもかかわらず、あるいは、だからこそなのか麻生は解散を先延ばしにしていた。

2 0 0 9 年 2月 定 例 世 論 調 査  (日本テレビ 平成21年2月15日)

[ 問1] あなたは、麻生太郎連立内閣を支持しますか、支持しませんか?

(1) 支持する   9.7%
(2) 支持しない 76.2%
(3) わからない、答えない 14.1%

[ 問7] あなたは、いま、内閣総理大臣に、麻生太郎氏と、小沢一郎氏とでは、どちらがふさわしいと思いますか?

(1) 麻生太郎 16.3%
(2) 小沢一郎 40.6%
(3) わからない、答えない 43.1%



3月3日、小沢一郎の秘書・大久保隆則氏が東京地検特捜部によって逮捕された。
麻生が待っていたのはこれだったのだろうか。

3月5日 漆間官房副長官がオフレコで「捜査は自民党には及ばない」発言をする。
朝日が各紙の表現を集めている。

首相「漆間副長官と記者、受け止め方にずれ」 西松事件 (asahi.com 2009年3月9日)

■漆間官房副長官の発言に関する各社の報道

朝日新聞「自民党側は立件できないと思う」

読売新聞「自民党の方にまで波及する可能性はないと思う」

毎日新聞「この件で(東京地検が)自民党の方までやることはないと思う」

日本経済新聞「自民党に及ぶことは絶対ない」

共同通信「自民党議員に波及する可能性はないと思う」


多分、漆間はかなり断定的な言い方をしたのだろう。
特に毎日の「自民党の方までやることはない」という表現は、単に漆間が情報を持っていたという以上の積極的な関与を示している。
少なくとも現場にいた記者はその匂いをはっきりとかぎ取っていたのだろう。

さて、やや遅すぎた感があるが、今年になって新たに重大な疑惑が出された。

自民党 森英介法相が指揮権発動? (ゲンダイネット 2010年5月22日)
この西松事件の捜査に、当時の森英介法相(61)が「介入」した疑いが浮上し、民主党が問題にし始めている。森英介議員が現職の法相時代、親しい経済人に「あれは私が指示した事件だ」と漏らしたというのだ。経済人は「こんなことが許されるのか」と驚いたという。
 経済人から森前法相の発言を聞いた元参院議員の平野貞夫氏が、21日、「真相を解明すべきだ」と民主党に申し入れた。


当の平野貞夫氏が詳しく述べている。

西松事件・大久保秘書逮捕の真相を究明すべし! (内憂外患 2010年05月22日)
5月13日(木)、3人の経済人から夕食に招かれた。話題は政治の劣化や経済再生などで、民主党政権への提言を聴く機会でもあった。

 その中で、驚くべき情報を教えられた。A氏の発言で要点は次のとおり。

 「私は森英介元法務大臣と昵懇で、時々会食していた。昨年3月西松事件で小沢事務所の大久保秘書が逮捕された問題について、〝あれは私が指示した事件だ〟と、現職の法務大臣からの直接の話を聞いた。こんなことが許されてよいのか、と驚いた」


多分これも事実であったろう。
森栄介は、麻生派所属の三世議員である。
東北大工学部出身で法律に関しては、まあ素人と言っていいのではないか。
こんな人物を法務大臣に据えた麻生の意思がどの辺にあったのか、今となっては納得がいく。

動機と言い、状況証拠と言い、事件後の展開と言い、どれもこれも麻生太郎の犯罪を真っ直ぐに指している。
こんなチンピラ政治家のちっぽけな欲のために、あたら唯一・本物の政治家が抹殺されようとしている。

自民党は政権を失い、麻生太郎はすでに過去の人間になっている。
しかし麻生太郎の遺志は、検察審査会に受け継がれ、マスコミはまだ同じ踊りを踊っている。

マスコミの踊りの輪に飛び込んで行く奴もいる。
菅直人、仙谷由人らの一派である。

それにしても、あんなチンピラ麻生の置きみやげが、かくも日本国民を苦しめ続けることになろうとは!

はらわたが千切れる思いである。




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「コアの民主党支持層が壊れてる」…小沢一郎の正しい認識

2010-12-04 08:36:17 | 小沢一郎

「浮動票ではなくコアの民主党支持層が壊れている」

小沢一郎のこの認識はまったく正しい。

小沢氏動き活発/政変にらみ足場固め? (東奥日報ー共同 2010年11月27日)

小沢氏は今月16日から衆院1回生議員との4夜連続の会合に臨んだ。11月後半の2週間で懇談した議員は延べ90人以上。繰り返すのは菅政権に対する厳しい評価だ。

 「浮動票ではなくコアの民主党支持層が壊れている」「外交は時に毅然(きぜん)と、時に理解し合うことが大切なのに、言うべきことを言えていない」


小沢一郎の言う「コアな民主党支持層」とは何か?
菅・仙谷・前原らに言わせれば、旧・民主党支持層と言うかも知れない。

しかし小沢一郎が加わる前の民主党は、ただ単に反・自民というだけの批判勢力に過ぎなかった。
支持者と言えば、「浮動票」そのものであった。

政権交代がなされた今、反・自民は意味を持たなくなってしまった。
反・自民が意味を持つとすれば、自民党復活によって息を吹き返すであろう旧権力体制への警戒感・嫌悪感からだけである。

しかしながら、今の民主党はこれまでの自民党に代わって、古い権力体制の中に納まりつつある。
役者が替わっただけである。
それが日々国民の目に明らかになっている。

浮動層が民主党から一斉に離れている。
しかし小沢が問題にしているのは、彼らの動向ではない。
彼らは、小沢の言う「コアな民主党支持層」ではない。

「コアな民主党支持層」とは、旧・民主党支持層でもない。
彼らこそ─わたしを含めて─浮動層そのものであった。

「コアな民主党支持層」とは、小沢以後の民主党支持層である。
その多くは、西松建設献金事件以後、この国の検察やマスコミが小沢一郎を狙うその汚いやり方に疑問を持ち、怒りを覚え、そしてこの国の真の姿に気づいてしまった人たちなのである。

民主党による政権交代を実現させたのは、確かに多くの浮動票の力であった。
しかし、民主党が衆院選のマニフェストをないがしろにする姿、内政・外交の稚拙さを目の当たりにして、彼らは潮が引くように民主党から離れてしまった。

「コアな民主党支持層」とは、小沢事件を通して様々な矛盾に気がついた人々である。

検察の不正義。
マスコミの低劣さ。
官僚の薄汚い狡猾さ。
裁判所を含めた司法の腐敗体質。
アメリカ追従一辺倒の我が国の外交の情けない歴史。
そして小沢と共に戦うのではなく、仲間を売る旧・民主党の面々の振る舞い。
矛盾を矛盾とも認識せずに、矛盾を温存させた中で自己利益だけで動く権力構造の内側のすべての存在。

古い権力構造を壊滅させ、国民生活第一の政治を望んだのが、「コアな民主党支持層」だったはずである。

「コアな民主党支持層」とは、皮肉なことに”小沢一郎支持者”なのである。
衆院選のマニフェストを掲げ、その実現のために敢然と戦う姿を示す小沢一郎に声援を送る人々なのである。

今、わたしたちはじっと小沢一郎を見つめている。
私たちを取り巻いている諸々の矛盾に、正面から立ち向かおうとしているのは小沢一郎一人であることを知っているからである。

「コアな民主党支持層」は消えたのではない。
彼らは立ち位置をずらして、「コアな小沢一郎支持層」を形成しているのである。
そしてその数は確実に増えている。

無党派票は、ただ離れていくだけである。

しかし、「コアな小沢一郎支持層」は怒っている。
彼らの、”現・民主党政権”に対する怒りは頂点に達している。




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愚かで卑怯な岡田幹事長…民主党凋落の真の原因はお前達だ

2010-12-02 13:39:07 | 小沢一郎

岡田幹事長が相変わらず「小沢国会招致」を叫んでいる。
最近の地方選の連戦連敗の原因を小沢一郎に押しつける岡田は、愚かの上に卑怯である。
幹事長と言えば、選挙の最高責任者ではないか。

「統一選に障害」岡田氏、小沢氏国会招致に意欲 (YOMIURI ONLINE 2010年11月30日)
岡田氏は29日の記者会見で、小沢氏の問題について、「統一地方選に向けて障害になっている」と述べるなど、国会招致の実現に強い意欲を示した。


本当の障害は、菅直人であり、仙谷由人であり、岡田克也である。
しかし、「障害は小沢一郎」というのが党内コンセンサスになっているのだろう。

民主:敗北続きで悲鳴 来春統一選「戦えない」 (毎日jp 2010年11月29日)

確かに記事を読むと、民主党は凄まじい状況になっている。
それもこれも”小沢のせい”とばかりの岡田の姿勢である。

去年、西松建設事件で小沢一郎は党代表を退いた。
しかし、鳩山は小沢を党代表代行に起用し、歴史的な大勝をおさめ、政権交代を実現させた。
鳩山は政権を握ると、小沢を幹事長に据えたが、小沢の使い方は決してうまくはなかった。

鳩山退陣後、菅直人は党運営をオリジナル民主党で固めた。
民主党のつるべ落としの凋落はそれからである。
代表選で菅支持率は回復したが、以後は以前にも増しての急落ぶりである。


(毎日jp 2010年11月21日)

小沢攻撃は去年の初めから続いている。
民主党の凋落は小沢一郎とは関係ない。

前回に続いて、衝撃の21.8%・FNN世論調査からいくつかピックアップする。

B) 菅首相の指導力
評価する 7.8
評価しない 84.6

D) 外交・安全保障政策
評価する 7.3
評価しない 82.2

E) 政治とカネの問題に対する対応
評価する 18.0
評価しない 71.3

F) 領土問題への対応
評価する 6.5
評価しない 84.5

A) 民主党政権は、政策的に期待通りの成果を上げていると思う
思う 8.2
思わない 86.6

A)政府は、尖閣諸島沖の漁船衝突事件を撮影したビデオ映像を早期に国民に全面公開すべきと思う
思う 88.7
思わない 7.9

D)ビデオ映像の流出で一般の人が漁船衝突事件の実態を見ることができたのはよかったと思う
思う 91.8
思わない 5.7


「政治とカネ」と正面切って訊かれれば、否定的な答えが多くなるのは分かり切っている。
しかし、評価基準としての比重を考えなければならない。
菅内閣不支持の理由としての「政治とカネ」などもう風化している。
菅直人には、小沢一郎の存在にもかかわらず、二度も支持率60%を越えた時があった。
それを維持できなかったのは、菅・仙谷・岡田たちの力量であろう。

「政治とカネ」と聞いただけで、菅や岡田をはじめ、愚かな民主党議員達が右往左往するから、マスコミも野党自民党も嵩にかかって攻めてくる。

お前達が一々反応せずに、「司法の場で明らかになる」と言っていれば自然に沈静化することなのだ。
検察やマスコミ、与野党のクズ議員どもの大部分は、本当は小沢がシロだと分かっている。

どいつもこいつも、自分たちの生き残りのために小沢一郎攻撃を続けている。





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