彼我のリーダーの差は明瞭であるが、当人だけがそれを知らない。
就任以来、矢継ぎ早に打ち出す政策、そして自ら議会や共和党議員に働きかける行動力、国民に向けた真摯な発信力。
結果はこれからではあるが、ここまでの勝負は一方的であろう。
比べる方が、どだい無理であるが……。
オバマ氏「信頼できるリーダー」ワシントンの首相 (asahi.com 2/26)
【日米首脳会談】
――今日の会談の中身について、オバマ大統領との初顔合わせの印象も含めてお願いします。
「印象……。アメリカだけを考えているのではなくて、世界の今抱えている現状を含めて、これは一緒に手を携えてやっていける、信頼に足る指導者なんだなあ、というのが一番ですかねえ。
問題は麻生の方にある。
「これは一緒に手を携えてやっていける、信頼に足る指導者なんだなあ」
こういう言葉をオバマの方から言って欲しかった。
――首脳会談の中身について。
あー、中身ですね。あのー、中身は、濃かったと思いますね。
本人はそう言うが、
麻生首相、帰国後に太田氏らと会談 (産経ニュース 2/25)
麻生太郎首相は25日夜、米国から帰国後、首相公邸で公明党の太田昭宏代表と10分ほど会談した。会談には河村建夫官房長官、自民党の細田博之幹事長、公明党の北側一雄幹事長らが同席し、太田氏らは終了後、記者団に対し「首相の訪米報告だ」と強調した。
10分で済むような報告?
”濃い中身”というのが、この程度。
<官房長官「オバマ政権と一体との思い」 首相の米紙発言 (NIKKEI NET 2.26)
河村建夫官房長官は26日午前の記者会見で、米紙ワシントン・ポストのインタビューでブッシュ前政権の北朝鮮政策を批判した麻生太郎首相の真意について「結果論として北朝鮮問題の進展が滞ったことがあった。6カ国協議を具体的に動かしていこうという新しいオバマ政権の動きについて、首相としてぜひ一体でやりたいとの思いではないか」と説明した。
”醜女(しこめ)の深情け”は相手にとっては迷惑なもの。
麻生がブッシュ政権批判?
前政権を批判することでオバマにお世辞をつかったつもりらしい。
しかし、オバマにはありがた迷惑。
麻生が迫れば、オバマは逃げる。
世界中の笑いもの。
知らぬは本人ばかりなり。
首相訪米 中・ロ紙「冷遇された」、英紙ほとんど報じず (asahi.com 2/26)
中国共産党機関紙・人民日報系の「環球時報」は「麻生首相の訪米は冷遇された」との記事を掲載。首脳会談後の会食や共同記者会見がなかったことに触れて「米側は早期の首脳会談には応じたが、安定しない麻生政権と親密ぶりを示すことは避けた」と伝えた。北京の都市報・新京報は同日、「訪米目的の一つは、外交成果を示すことで国内の支持回復を期待することにあった」との専門家の声を紹介した。
会食がなかったのは、もしかしてアメリカの気遣いか?
麻生が酔っぱらって中川の二の舞を演じないようにという親切心?
韓国メディアは、北朝鮮が長距離弾道ミサイルの発射の動きを見せている中での会談だけに「北のミサイル・核に共同対処」(通信社の聯合ニュース)などと報じた。同ニュースは、首相が外交攻勢で支持率の回復を狙っているとし、年明けからの訪韓、世界経済フォーラム(ダボス会議)出席、ロシア訪問を列挙。「外国元首として初めてオバマ大統領と(ホワイトハウスで)首脳会談を開く光栄にあずかった」と報じた。
麻生の下心は世界中に読まれている。
オバマにしてみれば、麻生が支持率回復にオレをだしにするか、というところだろう。
ロシアのイタル・タス通信は「麻生首相は極めて冷淡に迎えられた」と伝えた。日本側からの必死の要求に応じて公式訪問リストのトップに掲げたものの、麻生政権は長くは持たず、親密ぶりを示すのは不適切と米側が判断したと指摘。
「日本側からの必死の要求」
ここまで読まれている。
しかし、麻生のことなので、
「オレが一番先なので、みんな悔しがっているんだ」ぐらいのことは考えているだろう。
もともと中身には誰も期待していなかった首脳会談。
政権浮揚にはつながらなかったようだ。
外交も空回りを続けている。
暫定税率廃止!天下り禁止!議員世襲禁止!
古書 那珂書房
特に歴史書が充実しています
就任以来、矢継ぎ早に打ち出す政策、そして自ら議会や共和党議員に働きかける行動力、国民に向けた真摯な発信力。
結果はこれからではあるが、ここまでの勝負は一方的であろう。
比べる方が、どだい無理であるが……。
オバマ氏「信頼できるリーダー」ワシントンの首相 (asahi.com 2/26)
【日米首脳会談】
――今日の会談の中身について、オバマ大統領との初顔合わせの印象も含めてお願いします。
「印象……。アメリカだけを考えているのではなくて、世界の今抱えている現状を含めて、これは一緒に手を携えてやっていける、信頼に足る指導者なんだなあ、というのが一番ですかねえ。
問題は麻生の方にある。
「これは一緒に手を携えてやっていける、信頼に足る指導者なんだなあ」
こういう言葉をオバマの方から言って欲しかった。
――首脳会談の中身について。
あー、中身ですね。あのー、中身は、濃かったと思いますね。
本人はそう言うが、
麻生首相、帰国後に太田氏らと会談 (産経ニュース 2/25)
麻生太郎首相は25日夜、米国から帰国後、首相公邸で公明党の太田昭宏代表と10分ほど会談した。会談には河村建夫官房長官、自民党の細田博之幹事長、公明党の北側一雄幹事長らが同席し、太田氏らは終了後、記者団に対し「首相の訪米報告だ」と強調した。
10分で済むような報告?
”濃い中身”というのが、この程度。
<官房長官「オバマ政権と一体との思い」 首相の米紙発言 (NIKKEI NET 2.26)
河村建夫官房長官は26日午前の記者会見で、米紙ワシントン・ポストのインタビューでブッシュ前政権の北朝鮮政策を批判した麻生太郎首相の真意について「結果論として北朝鮮問題の進展が滞ったことがあった。6カ国協議を具体的に動かしていこうという新しいオバマ政権の動きについて、首相としてぜひ一体でやりたいとの思いではないか」と説明した。
”醜女(しこめ)の深情け”は相手にとっては迷惑なもの。
麻生がブッシュ政権批判?
前政権を批判することでオバマにお世辞をつかったつもりらしい。
しかし、オバマにはありがた迷惑。
麻生が迫れば、オバマは逃げる。
世界中の笑いもの。
知らぬは本人ばかりなり。
首相訪米 中・ロ紙「冷遇された」、英紙ほとんど報じず (asahi.com 2/26)
中国共産党機関紙・人民日報系の「環球時報」は「麻生首相の訪米は冷遇された」との記事を掲載。首脳会談後の会食や共同記者会見がなかったことに触れて「米側は早期の首脳会談には応じたが、安定しない麻生政権と親密ぶりを示すことは避けた」と伝えた。北京の都市報・新京報は同日、「訪米目的の一つは、外交成果を示すことで国内の支持回復を期待することにあった」との専門家の声を紹介した。
会食がなかったのは、もしかしてアメリカの気遣いか?
麻生が酔っぱらって中川の二の舞を演じないようにという親切心?
韓国メディアは、北朝鮮が長距離弾道ミサイルの発射の動きを見せている中での会談だけに「北のミサイル・核に共同対処」(通信社の聯合ニュース)などと報じた。同ニュースは、首相が外交攻勢で支持率の回復を狙っているとし、年明けからの訪韓、世界経済フォーラム(ダボス会議)出席、ロシア訪問を列挙。「外国元首として初めてオバマ大統領と(ホワイトハウスで)首脳会談を開く光栄にあずかった」と報じた。
麻生の下心は世界中に読まれている。
オバマにしてみれば、麻生が支持率回復にオレをだしにするか、というところだろう。
ロシアのイタル・タス通信は「麻生首相は極めて冷淡に迎えられた」と伝えた。日本側からの必死の要求に応じて公式訪問リストのトップに掲げたものの、麻生政権は長くは持たず、親密ぶりを示すのは不適切と米側が判断したと指摘。
「日本側からの必死の要求」
ここまで読まれている。
しかし、麻生のことなので、
「オレが一番先なので、みんな悔しがっているんだ」ぐらいのことは考えているだろう。
もともと中身には誰も期待していなかった首脳会談。
政権浮揚にはつながらなかったようだ。
外交も空回りを続けている。
暫定税率廃止!天下り禁止!議員世襲禁止!
古書 那珂書房
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