このできの悪い制度が4月からスタートし、連日テレビではその混乱を伝えている。福田や桝添は制度自体は高齢者のためのもので、とてもいいものなんだが、説明や広報活動が十分ではなかったために混乱を招いてしまった。あるいはネーミングがよくなかったなどとと繰り返している。しかし、保険証の未達に始まって、誤徴収や天引き開始の遅延やらと、現場の混乱は目も当てられぬ状況だ。この混乱の原因は、広報活動の不十分さにあるのは間違いない。が、それだけではないのではないか。実は、厚労省は意図的に広報活動をしてこなかった(あるいはごく控えめにしてきた)のではないか、という疑いを抱かざるを得ないのだ。2年前に導入が決まったこの制度の質の悪さに厚労省ははじめから気づいており、もしこの制度が国民に理解されてしまったら始まる前に潰されてしまうという心配をしたのではないか。厚労省は国民への広報活動ばかりでなく、自治体への説明・広報もわざと遅らせてきたのではないか。先日テレビのニュースで担当窓口の自治体職員が、数百ページもある分厚い手引き書を前に、これが届いたのが、わずか一週間か10日前。とても読んですぐに理解できるものじゃないと、泣いていた。
いきなり制度をスタートさせて、後での多少の非難や攻撃には、口だけは達者な召使いの桝添をテレビカメラの前に座らせよう、と厚労省の役人達は密かに考えていたのだ。
これまでの保険制度と変わったことの一つに、資格証明書の問題がある。資格証明書そのものはこれまでの健康保険制度に、01年からとりいれられていたという。しかしそれにしても、役人というのはよくもこんな底意地の悪い無慈悲なことを思いつくものだ。保険料滞納者にはまず三ヶ月だけ使える短期健康保険証というものを渡し、更に滞納が続くと、資格証明書に切り替える。こうなると当人は一旦病院で医療費の全額を支払わなければならない。その後で保険給付分を支給してもらうということになる。とにかく滞納者には、見せしめと懲らしめのために、恥をかかせて、苦しい思いを味合わせようというだけのものなのだ。ただこれまではこの適用は75歳以上の人には免除されていた。ところが、こんどの制度では全員がこの適用対象になる。なんともむごい制度だ。一体こんな事を考えつく役人の頭は、いや頭ではない、心はどうなっているんだ。
この制度は次のような結果になって表れている。
「国保死亡事例」18都府県で31件 (是非読んでみてください)
こんな制度を考え出した役人は”人殺し”といわれてもしかたない。多分家に帰ればふつうの父親や母親なんだろうに。
「世代間の助け合い」、「みんなでお年寄りを支える制度」というなら、高齢者を切り離すのではなく、逆に全体の中に統合するのが筋だろう。
いきなり制度をスタートさせて、後での多少の非難や攻撃には、口だけは達者な召使いの桝添をテレビカメラの前に座らせよう、と厚労省の役人達は密かに考えていたのだ。
これまでの保険制度と変わったことの一つに、資格証明書の問題がある。資格証明書そのものはこれまでの健康保険制度に、01年からとりいれられていたという。しかしそれにしても、役人というのはよくもこんな底意地の悪い無慈悲なことを思いつくものだ。保険料滞納者にはまず三ヶ月だけ使える短期健康保険証というものを渡し、更に滞納が続くと、資格証明書に切り替える。こうなると当人は一旦病院で医療費の全額を支払わなければならない。その後で保険給付分を支給してもらうということになる。とにかく滞納者には、見せしめと懲らしめのために、恥をかかせて、苦しい思いを味合わせようというだけのものなのだ。ただこれまではこの適用は75歳以上の人には免除されていた。ところが、こんどの制度では全員がこの適用対象になる。なんともむごい制度だ。一体こんな事を考えつく役人の頭は、いや頭ではない、心はどうなっているんだ。
この制度は次のような結果になって表れている。
「国保死亡事例」18都府県で31件 (是非読んでみてください)
こんな制度を考え出した役人は”人殺し”といわれてもしかたない。多分家に帰ればふつうの父親や母親なんだろうに。
「世代間の助け合い」、「みんなでお年寄りを支える制度」というなら、高齢者を切り離すのではなく、逆に全体の中に統合するのが筋だろう。