気がついたら、陸山会関連の報道がまったく姿を消している。
大手新聞社のウェブ版にはどこにも「陸山会」の文字が見あたらないし、テレビでも取り上げなくなっている。
あの洪水のような報道は何だったのか?
国民の関心がなくなったわけではない。
ほんの数日前まで、「小沢は幹事長を辞任するべき、という国民の声は7割を超えている」と煽っていたマスコミの豹変ぶりにはあきれる。
小沢不起訴の発表があってからも、「説明責任を果たせ」と叫び続け、4億円だの8億円だの、果ては21億円の虚偽記載だのと責め立てていたのが嘘のようだ。
多分検察の姿勢が変わったのだろう。
余りのリークぶりが国民に見透かされてきたので、リークをやめたということかもしれない。
検察のリークなしでは、記事を書けないのだろう。
もともと独自の調査などしてこなかったマスコミである。
手持ちの材料などあるはずもない。
まれに独自取材のふれこみでCGまで使って流したTBSの5000万円受渡し場面がまったくのガセだったことも判明している。
金沢某とかいう人物をクローズアップしたものの、これまた信憑性ゼロ。
メディアの取材能力のなさを露呈してしまった。
検察のリークがなくなった裏には他にも理由があるのか?
検察は敗北を認め、小沢から手を引いたのか。
あるいは検察と小沢との間で何らかの取引もしくは妥協があったのか。
それとも特捜は水面下で静かに小沢を狙い続けているのか。
もしかして、こんなことも影響しているか。
↓
元部下も「村木厚子さんは冤罪」で特捜部また赤っ恥 (JANJAN さとうしゅういち 2/17)
それでも産経に言わせれば、「検察側やや守勢」だとか。
↓
【郵便不正公判】検察側やや守勢 24、25日にヤマ場の元係長尋問 (産経ニュース 2/21)
あくまで検察と心中覚悟の検察擁護記事である。
その25日の公判については、少しだけ身を引いたか、事実だけ記している。
↓
【郵便不正公判】元係長、「局長関与」供述、「勾留長期化怖かった」から (産経ニュース 2/25)
ここに至ってさすがの産経もあきらめたか。
この事件の被害者・村木厚子さんは逮捕されてから保釈されるまでほぼ5ヶ月拘留されている。
冤罪、でっち上げの無実の容疑で5ヶ月も拘留を続けた大阪地検特捜部の無法ぶりが白日の下に晒されようとしている。
騒げば騒ぐほど我が身にはね返ってくる状況になりつつある。
東京地検特捜部が音無の構えになったのも当然か。
これなんかは、なんとか東京へ帰りたい跳ねっ返りの検事のパフォーマンスか。
↓
選対幹部が有罪の民主・小林千代美氏、議員辞職否定 (asahi.com 2/12)
昨年8月の衆院選・北海道5区で当選した民主党の小林千代美氏派の選挙違反事件で、公職選挙法違反(買収の約束、事前運動)の罪に問われた連合北海道札幌地区連合会(連合札幌)の元会長山本広和被告(60)=札幌市東区=に対し、札幌地裁(辻川靖夫裁判長)は12日、懲役2年執行猶予5年(求刑懲役2年)の有罪判決を言い渡した。
容疑事実の「買収の約束」というのも余り聞かない容疑である。
普通ならこれはこれで控訴審、上告審へと続くだけである。
この事件は北海道警が摘発している。
そして今度は検察が「事件の使い回し」
小林千代美議員側、教職員組合から違法資金? 地検捜査 (asahi.com 2/15)
捜査関係者によると、北教組側は2008年以降、衆院選があった09年8月までに複数回にわたり計1千数百万円を、小林氏側に選挙費用として提供していたという。札幌地検は、これらの資金提供が政治資金規正法で禁じられた政治家個人への企業・団体献金にあたる疑いがあるとみている。資金は北教組の裏金から捻出(ねんしゅつ)された疑いもあるという。
担当は札幌地方検察庁特別刑事部。
特別刑事部は特捜部の簡易版である。
容疑は、たかだか1600万円の政治資金規正法違反である。
検察庁が直接乗り出すほどの事件ではあるまい。
道警に捜査の指示を出せば済むことであろう。
よく分からないのは、08年以降09年にかけての献金だということだが、少なくとも09年の分の政治資金収支報告書はまだ提出されていないはずだ。
収支報告書に不記載か、あるいはこのお金が小林千代美議員の資金管理団体へ直接入っているという報告書が出されたならともかく、それはまだなのである。
つまりまだ政治資金としての正式な処理は終わっていないのではないか。
小林千代美議員は民主党北海道第五区総支部の支部長である。
もしこのお金が北海道教組から第五区総支部への献金であるならば、それは合法な献金である。
今年提出される収支報告書に、
北海道教組→民主党北海道第五区総支部→小林千代美資金管理団体
というお金の流れが記されてあれば問題ないはずである。
(まさか小林議員は資金管理団体の一つや二つは持っているだろう)
08年分があれば、厄介かもしれないが、08年以降というのも本当かどうか。
組合の裏金かどうかは小林議員側のあずかり知らぬことである。
家宅捜査はしたがその後の捜査の進展についてはニュースはない。
かわりに漏れてくるのは、北海道の教組は、竹島は韓国領だと教えている、などというような話ばかりである。
どうもうさんくさい。
“ゾンビ議員”脱出狙う町村信孝に民主党が「待った!」 (ゲンダイネット 2/25)
長崎知事選、町田市長選に連勝した自民党。本当に久々の選挙快勝とあって、「よし、この調子で、4月の衆院補選もいただき」と沸いている。
その補選とは北海道5区。何かと話題の多い民主党の女性現職・小林千代美議員の選挙区で、裁判中の選挙違反事件の連座制が確定すれば、小林議員は失職。選挙がやり直しになるのだ。
そこでガ然燃えているのが自民党町村派の町村信孝会長。昨年の総選挙ではみっともなく小林議員に3万票差で負け、比例のゾンビ復活。肩身の狭い思いをしているだけに、「補選になったら比例からクラ替えして、小選挙区で堂々と当選する」と意気込んでいるのだ。
しかし、永田町では、「町村はそこまでして勝ちたいのか」と冷めた声が広がっている。
民主党関係者が言う。
「それというのも、小林議員の狙われ方が半端じゃないからです。総選挙直後から道警に選挙違反事件でやられ、連座制適用による議員失職は時間の問題。それなのに、最近は政治資金規正法違反で札幌地検が捜査に出てきてダメ押しをされている。マドンナ議員の小林のイメージはもう真っ黒で、全くえげつない。捜査当局はそこまで自民党の町村を援護射撃したいのかと言いたくなる。小沢幹事長を狙った事件と似た構図だけに、釈然としないという声が多いのです」
そう言えば町村の父親・町村金五は、内務省警保局長(特高警察の元締)や警視総監をやっている。
警視総監時代の町村金五
父親のやることを見ていて、警察や検察の使い方を覚えたか?
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長崎知事選、町田市長選に連勝した自民党。本当に久々の選挙快勝とあって、「よし、この調子で、4月の衆院補選もいただき」と沸いている。
その補選とは北海道5区。何かと話題の多い民主党の女性現職・小林千代美議員の選挙区で、裁判中の選挙違反事件の連座制が確定すれば、小林議員は失職。選挙がやり直しになるのだ。
そこでガ然燃えているのが自民党町村派の町村信孝会長。昨年の総選挙ではみっともなく小林議員に3万票差で負け、比例のゾンビ復活。肩身の狭い思いをしているだけに、「補選になったら比例からクラ替えして、小選挙区で堂々と当選する」と意気込んでいるのだ。
しかし、永田町では、「町村はそこまでして勝ちたいのか」と冷めた声が広がっている。
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そう言えば町村の父親・町村金五は、内務省警保局長(特高警察の元締)や警視総監をやっている。
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