ドーナツ畑の風に吹かれて

おかわり自由のコーヒーを飲みながら、廻る季節をながめて、おもったこと。

「また行こうね」

2008-11-26 00:08:59 | 日記
 うむ。

 どうにか来年からの働き先も決定したし、あとは、あれだ、いい加減、食べ吐き癖を治そう。
 普通にごはん食べられる方がきっといい。

 この前の週末は念願の科学博物館でたくさんの骨などを見たわけだけど、いろいろあったわけでもないようなのに、すっかり鬱でどうしようもなく、「すいません今日は機嫌が悪く感受性がゼロに近いです」などと馬鹿正直に自己申告していろいろ楽しそうなコンテンツをすっかり素通りするというダメっぷり。それでも多分ほっとかない方がいいんだろうと判断して、扱いづらいにもほどがある状態になったわたしにずっと付き合ってくれた彼はやっぱりやさしい人だとおもう。うちに帰りついてさんざんデロデロした挙句ようやっと普通にしゃべれる状態になって、今日はほんとうにすいませんでしたと額を床にこすりつけてあやまっても、イイヨイイヨーと許してくれる。来週改めて上野に連れてってくれるそうだ。ポスターが素敵だったハンマースホイさんの絵やら、タダ券があるらしいフェルメールの絵やら見たり見なかったりするかもしれない。絵とかの感受性は元からゼロなのであきらめてるのだけど、彼の目にどう映るのか、ということには非常に興味がある。彼のフィルターは素敵だ。
 それにしても、情緒不安定はどうやったら治るだろう。なんでこんな素敵な彼氏と一緒にいる時に、なんにもできないような精神状態にならないといけないんだろうね?

夢の国で見る夢。

2008-11-16 22:17:19 | 日記
 ネズミの国で一日過ごす。6時集合、解散は23時という、まったく高校生みたいなはしゃぎ方を。

 丸一日一緒にいて、なんだか関係性がなじんだような気がする。一緒にいてまったくストレスの要素のない人だとわかった。相手がちゃんと楽しいかどうか気にして、わざと大はしゃぎしてしまうことがよくあるのだけど、それが全然なかった。そうやって過ごすことがこんなに疲れない、安らかなことだとは知らなかった。
 見れなかったパレードやら乗れなかったアトラクションやらいっぱいあるので、次はああしようこうしようと言う。次のことを安心して考えられるなんて、思ってなかったなぁ。
 ネズミ海にも行こう。USJにも行きたい。一人じゃ怖くて歩けなくなってしまった東京駅から、ここ最近は一人で乗った記憶しかない新幹線に二人で乗り込んで。


 本当は、元彼に連れてきてもらった時も、すごくすごく楽しかったことを覚えている。
 でも、それは静かに大事に、記憶の底に沈めておく。しょうがないことだから。だけど、壊したくないことだから。静かに大事に沈めて、ただそっと、思いを馳せる。懐かしむ。終わったことに罪はない。あの時の幸せは、それはそれで本物だった。

All that I needed (Was You)

2008-11-14 22:41:50 | 日記
 MOTHERの実況動画をエンディングまで見て楽しくなって、着メロを落としてみる。いままで、カービィとクロノトリガー(時の回廊)だけでまかなってきたアラームだけども。
 今日は「All that I needed (Was You)」で目覚め。切ない、青春のほろ苦い目覚め。
 最近、朝が一番幸せ。すがすがしくて。なんというか、からだがきれいになった気がする。夜には疲れて、なんかドロドロで全然だめなんだが。でも、朝の素敵さが徐々に生活全体に波及して、やがて普通に素敵な一日になればいいなとおもうんだ。

 友達が二人目の子供を産んだんだ。
 明日は3か月記念でクリスマスのディズニーに突撃とかいうカップルイベントを行うんだ。
 時間は前に進んでるんだぜ。季節が前に進んでるんだぜ。楽しいなぁ。

おめでとうと言いたい。

2008-11-09 22:51:22 | 日記
 この前髪を切りに行った時、美容師さんが言っていた。
 25歳あたりで一度、結婚ラッシュが来るという。
 そんなもんかなとおもっていたけれど、同窓会では結婚してる人が何人か。「そろそろ結婚かなー」なんて言ってる人がもっとたくさん。高校の友達にも大学の友達にも具体的に日取りとか決まって動いてる人たちがいる。
 これか。これが結婚ラッシュですか。

 たとえば式場の予約を半年先に入れたりとかして、その人たちはつまり半年先まで自分たちの結婚の意思が揺るがないと普通に信じてるわけだよね。
 それがわたしには信じられない。と気づいて、泣いてしまった。
 もう普通に結婚とかできないんじゃないだろうか、とおもった。
 あっち側に、わたしは結局最初からいなかったのだとおもう。
 結婚だけのことじゃなくて、ほんとうにもう、星が違うというか空気が違うというか、普通には暮らしていけないような気がした。暮らせないとおもった。暮らすということが信じられないのだから、もうなにもかもおしまいだ。

 ともだちの結婚くらい、よろこびたい。
 うらやましいとかいう次元を越えて、自分が人間じゃないことを思い知らされた気持ちで、胸がシクシクするとか、尋常じゃない。
 というか、同窓会、妙に結婚とか年収とかの話が出てたような。わたしがそこだけ耳聡くなってただけかなぁ。もう、わたしが安心して暮らせる土地は残ってないのだろうか。うう。

星の住人。

2008-11-08 23:41:54 | 日記
 中学の同窓会。
 母校の体育館を借りて、先生方も来てくださって、学年の半分くらいは集まったのかな。かなり大規模なもの。

 ひさびさに、学生時代のマイノリティ気分を思い出したのだ。
 最近は、仲のいい人としか付き合ってないし、職場も和やかだし、忘れていたけれど。そうだ、そうだ。人との距離感がちっともつかめない子だったのだった。よくあの中で3年間も生きていたものだ。別に、つらいことばかりというわけではなかったけれど。
 根本的に世界は生きにくいのだった。この世界の空気はわたしには合わない。
 ひとがこわい。いま、うまくやれてる何人かの友人だって、対処の仕方を学習しただけなんだとおもう。
 ああ、心細さがもどってきた。みんなみんな、違う星の人間に見える。ということは、わたしが一人、違う星に迷い込んでしまったのだろうか。だったら、よっぽどいい。どこかに、わたしの吸える空気がある星が存在するのなら。
 空気読めない。動けない。言葉が通じない。
 みんなどうやって生きているんだい?
 他人じゃない人間なんて一人もいないのである。
 一人ぼっちだ。いつも、いつまでも。根本的な事実なのだった。中学の時の方がよっぽどそれをわかっていたかもしれない。

 先生とはしゃべれたし、ものすごく様変わりしている元クラスメイトをみんなで指さして驚くという同窓会チックなイベントも経験できたし、楽しかったとおもう。よい同窓会だった。だけど、途中で抜けて帰ってきた。なんだかつかれた。わたしは、どこへ行きたいのだろう。だとか、同窓会とはまったく関係のない次元でしばし考え込む。

忘れないうちに。

2008-11-08 02:03:20 | 日記
 三ヵ月目界隈って、危険なんじゃなかったっけ。


 電話するだけで新鮮でうにゃうにゃしてるうちはまだ大丈夫かなぁ。


 
 電話代のこと気にしながらニヨニヨするなんて、どれくらいぶりだろうね?



 幸せだなぁ。恵まれてるなぁ。


 こんな気持ちがいつまでも続けばいいね。そりゃあ、いいね。
 忘れてた、のか、もしかしてもとから知らなかったのか。

 彼方の人も、誰かと幸せだったらいい、とおもう。そのような愛しさに気づく。
 かつて持っていた愛情とか執着とか悲しみとかが、そのように平和に形を変えた。
 それはわたしにとっても平和でいいことだ、な。よかった。
 わたしはいい人に拾われたみたいだ。

地図が白い。

2008-11-03 12:38:13 | 日記
 仕事が見つかったら、家を出て、また一人で暮らそう。


 次に引っ越す時は、二人暮らしをする時だと思ってきたけれど、そううまくはいかないみたいだ。
 でも、とりあえずはここを出る。生活を全部自分の手で組み立てる。
 大学を出て3年もかけて、結局フリダシに戻るのだなぁ。本屋に就職して、一人暮らしを始めたあの時と一緒だ。
 あの時、いつか一緒になると決め込んでた人はいなくなったけど。それだけ。
 先の見通しが立たない。すがすがしくさびしくて不安で、でも、これ以上失わない。自分の身一つだけきちんとまかなう。それ以上にも以下にもならずに。自分が自分を失うことはないのだから、もうこれ以上、失うものはなにもない。
 数人の友人以外は、ぜんぶなくなった。
 両手は空だ。
 歩きなおし。
 人生に道はなく、どこを歩いてもいい。


 誰かと一緒に歩きたい気持ちと、もう失う可能性のあるものは一切持つものか、という気持ちが拮抗している。
 でも、ずっと一人の心持でいるのが、一番いいのかもしれないな。
 過度な期待はわたしにも相手にも毒になるだろうから。

月を組み立てる。

2008-11-02 21:25:25 | 日記
 10月までにひとつお話を書き上げようとおもっていたのだけれども、プライベイトにおける大激震のおかげさまで、物書いてる場合ではない精神状態がしばらく続き、結果的に挫折。
 そもそも、書くべきことが変わってしまったのである。
 それはわたしという人間が変容したから。それはもう、ぐにゃりとかわった。
 書きかけていたお話は、だからこのままだとまとまりきらなくなってしまったので、最初から書き直そうとおもっている。少し寝かせてからね。


 次の目標は12月ということで、短めに。
 姉と弟が月(の立体ジグソーパズル)を組み立てる話。
 それは、この前行った未来科学館で喜びいさんで月のパズルを買って、いざ組み立ててみたら案外むずかしくて頓挫し、作りかけデススター状態になっていることと、表層的には関係があるが、深層的にも実に関係があるようなないような。
 ずっと持て余してきた感情を、形にする試みを。
 お話はわたしにとっていつまでも私的なものだ。私的なものを突き詰めていくと、みんなにつながるんじゃないか、とわたしは信じているのだ。

お船に乗りながら考えた。

2008-11-02 00:32:20 | 日記
 上野の国立科学博物館に恐竜とかの骨を見に行きたいとずっとおもっていた。彼に言ったら、彼は科博の常連だった。まったくいい趣味してる。
 今日はそれで上野に行った。いつもの通り、彼が先に来て待っててくれる。
 しかし、あまりにもよいお天気だったので、屋内なのがもったいなく、浅草まで歩いて水上バスに乗ることに。かねてからの念願だったので。2階席に乗ったら、太陽のやたらなまぶしさと熱量で、焼け死ぬかとおもった。船自体はとてもたのしい。水面がきらきらしている。いつもと違う角度から見るレインボーブリッジも素敵だ。素敵とおもうツボが同じ人と一緒にいると、どこもどこも2倍たのしいからお得だ。



 人間不信。
 約束恐怖症。
 待ち合わせの時間より先に着くことができない。待つのがこわいから。
 先の決めごとは、3か月経ったら記念にネズミーランドに行こう、程度が精一杯。
 先のことなんて約束をしてもさ、想像してもさ。やっぱやだ、と言われればおしまいだとおもうと、なにもかもが意味ないことのようだ。
 ヒビは深く。もとからよろしくないわたしの人間性を決定的に損なった。


 なのに、それでもいい、と許してもらえるような、にんげんなんだろうか、わたしは。甘やかされすぎなのではないか。
 ずっと何も言わず最良のともだちでいてくれた年月と、付き合い始めてからの一貫した誠実さと優しさのセット販売。トラウマ由来のわがまま放題、結婚したくてたまらなかった気持ちをいまだにひきずっての八つ当たり放題を全部引き受けて、なんてかわいそうな役回りなんだろう。石橋を叩いて叩いて叩き続けていっそ壊れろ、という勢いのわたしに、いくらでも叩けばいいよと言ってくれる人。叩かれているうちは安心だと思えてきた、なんて、あんなやさしい人にわたしは言わせちゃいけないんじゃないのか。
 楽しく一緒にいることが、せめてもわたしにできること。はやく消化して、風化させて、立ち直らなければいけない。