ドーナツ畑の風に吹かれて

おかわり自由のコーヒーを飲みながら、廻る季節をながめて、おもったこと。

仕事して、本読んで。

2006-12-29 01:53:42 | 日記
 仕事ばかりしている。休日は、予定のない日はほんとうに所在なく過ぎていく。今月から読んだ本をノートに記録し始めた。28日現在16冊。本読むくらいしか楽しみのない毎日が浮き彫りに。
 誰かと会いたいのだが、平日休日問題とか、そもそもの友人の少なさとか、子持ちだとか、障害がいろいろあってなかなか一人ぼっちの日々である。まあ、12月の忙しさはちょっと尋常じゃなかったから仕方ない部分もある。ダリダリとすらコミュニケーション不全一歩手前であったりもしたからな。しかし、クリスマスと年末年始を乗り越えたら、来年はもうちょっと人との交流を持ちたいものである。
 それとも、わたしのように他人をおそれる人間は、他人をほしがってはいけないのだろうか。たしかに、一人でいるほうが気楽、ということの方がおおい。そんなやつが、さびしい時だけ誰かをほしがるのはよくないことなのかもしれない。むむぅ。
 そんなこんなで今日も本の中に逃避する。本誌で読んでる「働きマン」のコミックスを揃えるべきかどうか真剣に検討中な今日この頃。仕事へのスタンスについても、もうちょっと考えた方がいいような気がしてきたからな。
 ああ、正月くらいは休みたい。

記憶の断片小説。

2006-12-07 01:33:50 | 日記
 レジで、昔のともだちを接客したような気がする。店の立地的にありえないことはない。忙しかったのもあって、ろくに顔も見ずにちゃちゃっと会計を済ませてしまったけれど。あれはなんだったのだろうか。まぼろしだろうか、記憶の残像だろうか。それとも、本物だろうか。だとしたら、わたしに気づいただろうか。気づかなかっただろうか。

 いまだに、道を歩いていて、似た人を見るとドキドキする。再会を望んでいるのか、恐れているのか、自分でももうよくわからない。よくわからないわりには、一生懸命探してしまってる気がする。なんなんだか。まったく。遠い町に行けば、もうこんな気持ちはなくなるだろうか。それとも、遠くへお嫁に行っても、わたしは人ごみの中に目を凝らし続けてしまうんだろうか。
 いいかげん、心を軽くしたいのだがな。その方途がよくわからん。

定期は見つかったけど。

2006-12-06 01:25:28 | 日記
 ちょっと前に定期をなくした。結局自分ちの床の上にぽてりと落ちていたのを翌日発見したわけだが(なんともステキな死角に落ちていた)、なくしたつもりの一日は、なんだか大混乱であった。前日立ち寄った場所をふらふらし、駅と交番に問い合わせ、見つからなくて呆然とし、それでも仕事に行かねばならないので、普段タッチ&ゴーな改札を通るためにわざわざ切符を買った。定期一つなくすだけで、こんなにも普段どおりにできない。当たり前がちっとも当たり前でなくなる。なんとも脆弱な基盤の上になりたっていたわたしの日常、と、唖然としてゆらゆらゆれる高架のホームで、富士山を見たのだった。今わたしは世界から疎外されている、と感じた。定期一つで大げさなことだが、でも、それが世界の本質だった、と、久しぶりに思いらされたのだった。
 昔々、定期をなくすように友達をなくした。当たり前から疎外され、世界があっという間に姿を変え、わたしは今もその世界の中で生きている。