ドーナツ畑の風に吹かれて

おかわり自由のコーヒーを飲みながら、廻る季節をながめて、おもったこと。

ふと。

2007-06-09 13:41:38 | 日記
 昔の恋人の名前をついうっかりググってしまったりするおちゃめは、穂村弘以外にもけっこういるんじゃないかと思うが。

 わたしもたまーに発作的にやってしまうなぁ。恋人ではないけど。

 そういう時われわれは、その相手の現在の幸福を願っているのかね。不幸を願っているのかね。
 非常に微妙なラインではあるけれど、後者だよなぁ、やっぱりとおもう。


 幸せになりたいねぇ。誰かとくらべることもなく。

つらくなったら愛について考える。

2007-06-07 02:35:53 | 日記
 動機はいつだって一緒だった。

 本を開いているときだけ、わたしは孤独ではなかったから。

 本の向こう側で、人間の孤独をつなぐ作家になりたいと思った。
 誰かが本と出合うための棚を作る書店員でありたいと思った。

 そう思えば、まあ今の仕事はつらくない。わたしが選んで入荷した本をある日買ってくれる人がいる。その人が本を読む時間が、幸福でありますようにと願う。
 理想の本屋は、棚からその願いが立ちのぼるような本屋であると考える。ポップとかつけるのがはやりだけど、本当は、棚の在り方だけでそういうのは、表現できるはずなのだ。つまり、愛があるかどうか。

 バンビーノでも言ってたけど。仕事に一番大事なのは愛だ。


 ポップとかかざりつけとか、美術方面にまったく力がないことの言い訳ではなくて……(言い訳だけど)。

最近の仕事具合。

2007-06-05 01:15:06 | 日記
 なんかもう完璧に仕事できないだめっ子ポジション確定。
 新入社員とおんなじ扱い受ける。「どうしてこういうことになったのか、よく考えてね?」とまで言われる。やる気がないからだ、多分。
 職場ではもうほぼ人格否定されたも同然。まあ、正社員軍団に、という条件つきだけど。契約さんとかパートのおばちゃんとはむしろ仲がいい。あの人たちとしゃべるのはわたしの貴重な癒しタイムの一つだ。しかし、店長には、あまり仲良くしすぎない方がいいと言われた。いずれ社員として、部下を使う立場になるのだから、と。それ言われた時点で社員無理と思った。組織というものが合わないのだろう。同じ人間関係の中で何年も何十年も過ごせる気がしないし、横の人間関係だけでも苦しいのに、そこに縦の人間関係まで加わるなんて(しかも、正社員・契約社員・パートが入り乱れて、序列と年齢が一致しないのだ)、考えるだけで苦しい。
 担当ジャンルの売り上げは上がらないし、もう本当につらい。毎日やめたい。でもやめないのは、自分に対する意地と、その先に待つ空白の恐ろしさがあるから。自分の居場所を作れない人間に、居場所を選ぶ権利などない。あるいは居場所をなくすか、二択だ。

 という後ろ向き思考の果てに、自己啓発本にまで手を出して、うにうに考えたのだけど、人には向き不向きがあるのだ、というところに落ち着いた。わたしには、あの人たちが要求するような能力は、確実にない。でも、それだけがものさしではないだろう。そのものさしの世界では、生きていけないというだけのこと。働いてお金を得るための場所のものさしに適合できない人間が、実際問題どうやって生きていくんだっていうのは、また別の話として……。

 どうせ最長で来年の春までしか働かないことは確定なのだし、それまでにせいぜいできるだけのことはしよう。あとは知らない。多分、あの人たちには「あの子そうとうひどかった! だめだった!」と思われるだろうけれど。人の目気にしてたら、もう死ぬしかないもんな。すべての人に好かれるのは不可能で。せめてがんばることを放棄はしないけれど。限界は見えてるし、もう挽回はできないだろうな。
 なんとか迷惑かけずにフェイドアウトする方法はないものかなー。