ドーナツ畑の風に吹かれて

おかわり自由のコーヒーを飲みながら、廻る季節をながめて、おもったこと。

お船に乗りながら考えた。

2008-11-02 00:32:20 | 日記
 上野の国立科学博物館に恐竜とかの骨を見に行きたいとずっとおもっていた。彼に言ったら、彼は科博の常連だった。まったくいい趣味してる。
 今日はそれで上野に行った。いつもの通り、彼が先に来て待っててくれる。
 しかし、あまりにもよいお天気だったので、屋内なのがもったいなく、浅草まで歩いて水上バスに乗ることに。かねてからの念願だったので。2階席に乗ったら、太陽のやたらなまぶしさと熱量で、焼け死ぬかとおもった。船自体はとてもたのしい。水面がきらきらしている。いつもと違う角度から見るレインボーブリッジも素敵だ。素敵とおもうツボが同じ人と一緒にいると、どこもどこも2倍たのしいからお得だ。



 人間不信。
 約束恐怖症。
 待ち合わせの時間より先に着くことができない。待つのがこわいから。
 先の決めごとは、3か月経ったら記念にネズミーランドに行こう、程度が精一杯。
 先のことなんて約束をしてもさ、想像してもさ。やっぱやだ、と言われればおしまいだとおもうと、なにもかもが意味ないことのようだ。
 ヒビは深く。もとからよろしくないわたしの人間性を決定的に損なった。


 なのに、それでもいい、と許してもらえるような、にんげんなんだろうか、わたしは。甘やかされすぎなのではないか。
 ずっと何も言わず最良のともだちでいてくれた年月と、付き合い始めてからの一貫した誠実さと優しさのセット販売。トラウマ由来のわがまま放題、結婚したくてたまらなかった気持ちをいまだにひきずっての八つ当たり放題を全部引き受けて、なんてかわいそうな役回りなんだろう。石橋を叩いて叩いて叩き続けていっそ壊れろ、という勢いのわたしに、いくらでも叩けばいいよと言ってくれる人。叩かれているうちは安心だと思えてきた、なんて、あんなやさしい人にわたしは言わせちゃいけないんじゃないのか。
 楽しく一緒にいることが、せめてもわたしにできること。はやく消化して、風化させて、立ち直らなければいけない。

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