ドーナツ畑の風に吹かれて

おかわり自由のコーヒーを飲みながら、廻る季節をながめて、おもったこと。

地図が白い。

2008-11-03 12:38:13 | 日記
 仕事が見つかったら、家を出て、また一人で暮らそう。


 次に引っ越す時は、二人暮らしをする時だと思ってきたけれど、そううまくはいかないみたいだ。
 でも、とりあえずはここを出る。生活を全部自分の手で組み立てる。
 大学を出て3年もかけて、結局フリダシに戻るのだなぁ。本屋に就職して、一人暮らしを始めたあの時と一緒だ。
 あの時、いつか一緒になると決め込んでた人はいなくなったけど。それだけ。
 先の見通しが立たない。すがすがしくさびしくて不安で、でも、これ以上失わない。自分の身一つだけきちんとまかなう。それ以上にも以下にもならずに。自分が自分を失うことはないのだから、もうこれ以上、失うものはなにもない。
 数人の友人以外は、ぜんぶなくなった。
 両手は空だ。
 歩きなおし。
 人生に道はなく、どこを歩いてもいい。


 誰かと一緒に歩きたい気持ちと、もう失う可能性のあるものは一切持つものか、という気持ちが拮抗している。
 でも、ずっと一人の心持でいるのが、一番いいのかもしれないな。
 過度な期待はわたしにも相手にも毒になるだろうから。

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