ドーナツ畑の風に吹かれて

おかわり自由のコーヒーを飲みながら、廻る季節をながめて、おもったこと。

細胞入れ替え中。

2011-01-17 10:53:16 | 日記
 家事すらおぼつかず、週末は夫にごはん係してもらいながら、ほんとにわたしに育児なんて出来るのか、へこみながら、寒い。つわりパート2。
 腰痛とかでっぱったおなかのせいでうまく寝姿勢を保てない模様。疲れてすぐに寝たくなるのに、眠りが浅い。夢をたくさん見る。夢は後味が悪く疲れるものが多い。例の人がよく登場する。目が覚めると不安になる。となりには夫が寝ているというのに、遠くのことのようで。最新の感情よりも、長年抱いてきた感情の方がいまだに親しいような気がしてしまう。大人はなかなか変化に順応できないんだよ。と言いつつ、数年がすでに過ぎている。
 夫がへこむのがわかっているのにイチイチ報告するのは、いじわるというか、ただ単に楽になりたいのだとおもう。わたしが。夫はへこみながら、ギニギニしながら、おうどんを作ってくれる、つきぬけて優しい。君は実にバカだな! とわたしは言う。
 でも、最後に見た夢は、小説を書いている夢だった。疾走するように。お話さえ書いていれば大丈夫、とおろかにも信じているわたしはまだいる、むしろ夫と暮らし始めてからより強固に存在している、ので、わたしは書けばよいのだ。ただ単に。たくさんの夢が補強してくれる、過去の感情の泉から、いくらでも引き出してこれる。いくらでも思い出せる。それらをすべて言葉の上にはりつけにする。
 昔のわたしは、もはや明らかに別物だ。別物になった証として我が子が腹にやってきたのか、我が子が腹にやってきたから本格的に別物になったのか、よくわからないけれど。細胞からして違うと感じる。さっさと今の自分の体に着地したいものだ。

妊婦近況

2011-01-06 16:51:40 | 日記
 お正月もおわって、夫は毎日会社へ行く日々に戻った。
 仕事を辞めたわたしにとってはヒマな毎日の再開。夫が帰ってくるまで一日が動かないので、おうちで待ちかまえている。体調が万全じゃないから、時間があればあれこれできるのに! とおもっていたことが、実際には全然できない。本も読めない。どうしたらいいのか。ヒマヒマ。むーん。
 家でじっとしているのはよくないらしい。体重もぐんぐん増えるし。気持ちもどんどん閉じていくし。わたしはこれからどうなるんだろう、とおもうと暗くなる。
 働きたいなぁと切実におもうけれど。子供ができたら、難しいよなぁ。保育園とか、ほいって預けられるものなのか。そんな、フルタイムでバリバリ稼げる気もしないし。どんより。
 それでも、子どもを作るタイミングは決して悪くなかったとおもう。お金だって時間だって仕事だって、待っててよくなるものは一つもないのだから(悲しいことに)。夫選びも、間違ってなかった。日々じんわりと感じている。

 妊婦の一症状として、悪夢をよく見る。昨日は、実はおなかの子の父親は夫じゃなかった、という夢。今日は、夫が病気になってわたしの顔がわからなくなってしまう、という夢。どちらも夢らしくたいそう理不尽で、でも手触りはかなりくっきりはっきりとして、イヤガラセとしてはだいぶ効果的な感じ。起きてしばし、夢と現実が区別つかなくて混乱する。どちらの夢の中でも、夫が恋しくて泣いていた。普段、あまりに当たり前に優しいのでありがたみを忘れがちだけれども、本当にすごい人だ。すっかりモンスター妊婦と化したわたしと付き合い続ける忍耐とか。子どもにはぜひ彼の性格が色濃く遺伝していただきたい。

 年があけて、妊婦生活もあと三カ月。おなかに入ってる方が楽だよーと脅されてるうちが花なのかな。