ドーナツ畑の風に吹かれて

おかわり自由のコーヒーを飲みながら、廻る季節をながめて、おもったこと。

現実逃避。

2005-09-30 01:41:48 | 日記
 卒論……!
 つーか6日のゼミ発表……!
 誰かタスケテー(゜д゜)

 最近自分がだめすぎる。夜眠くなってしまって、昼寝ならぬ夜寝をしてしまう。21時→24時とか。だめすぎる。そんな時間に寝てどうする。お風呂入って改めて寝たらもう翌日だよ。なんにもできないじゃん。ばーかばーか。

 なんかかなしくなってきた。
 昼間、今さら教育実習のレポートを禁煙カフェで書き(提出せねばならぬことを思い出したのだった)、その後久しぶりに読書をした。ずっと、卒論関係のものしか読んでなかったから。
 なんか、活字が、染み渡る……!
 高い化粧水使った時みたいに、皮膚にぐいぐい文字が浸透してくる。超気持ちいい。読書最高。活字最高。長嶋有最高。ああ、あんまりストイックでもストレスたまるだけだな。卒論中とはいえ、ちょっとは読書もしよう。
 そういえば、この前久しぶりに本屋に行ったときにもそうだった。午前中の、開店したてのがらがらの本屋を、まるで自分のもののように独り占めし、ゆっくり写真集なんかながめた至福の一時間(寝坊した友達を待っていたわけだが)。幸せで死ぬかとおもった。本屋に就職決めてよかった、とおもうと同時に、こんな至福の場所を仕事場にしてしまって本当によかったんだろうか、という思いもあり。普通のOLというやつもやってみたかった気がするなぁ。でもやっぱり天職だろうしな。父方も母方も自営業(小売)だし。いらっしゃいませが板についているし……。


 こんなチラシの裏書いている暇があったら卒論やれという話だ。ああ本当にどうしよう。

秋の空気萌え。

2005-09-28 02:50:31 | 日記
 今日は我が家のファッションリーダーである妹(以下いも)に引率してもらって買い物に出かけた。今年こそはブーツがほしかったので、普段のわたしの服装などから似合うブーツをいろいろとアドバイスしてもらう。
 服に関しては、まったくもう自分が何系を目指したいのかすらわからない、まったくとっ散らかった状態で、昔から困っている。もう社会人になるのだし、ややカコイイおねーさん服を目指したいところだが、クマさんがかわいいという理由でTシャツ買ったりもしたいわけである。そして、気がつくと我がタンスには、ポリシーが感じられないくせに、その場その場で適当に買うから似通ってしまった服たちの屍が並ぶ。好きだなーというだけで服買うと、色とか形がだだかぶり。困る。本当に困る。ポリシーがほしい。
 いものアドバイスは大変的確でためになる。しかし、従っているとどんどんいもテイストになってしまうので注意が必要だ。なんでそんなに紫を買わせたがるのか。
 そんなうちのいもはわたしの策略通り来年から美容師。服だけでなく髪型まで世話してもらおうという、なんともいも依存人生なのだった。

 最近急にぐっと寒くなって、このくらいのちょっと肌寒いなー程度の空気は大変萌えでよい感じ。萌え? いや、でも、うん、途端に好きな空気感になってきた。萌えと言っても過言ではないくらい。でも、着る服がなくなった。困った。

不在は少しずつ実感する。

2005-09-27 02:48:01 | 日記
 家族でおばあちゃんのお墓参りに行く。納骨の時の記憶はまだまだ鮮明で、ああー、ここに入ってるんだなー感。ずっと、おばあちゃんも含めた家族5人で、わたしが生まれる前に死んだおじいちゃんのお墓として通ってた場所に、今はおばあちゃんも一緒に入っている。隣のお墓には、おじいちゃんとおばあちゃんと仲のよかった人が入っているのだそうだ。向こうの方がにぎやかで、おばあちゃんもさみしくないだろうとおもう。
 おばあちゃんがいないということが、やっぱりまだよくわからない。だけど、ふとした時にいないんだなぁとおもう。もう5人家族じゃなくて4人家族なんだなぁ、とか。そうやって薄紙を一枚一枚積み重ねるように、不在は実感していくものなのかな。
 家族はいつまでも5人なのだとおもっていた。でも、状況は日々刻々と変化していく。いつかは家族もばらばらになるし、そしたら根っこをなくしたような気分になったりもするんだろう。
 人間は、死ぬために、生きてるんだなぁ。
 お彼岸にはたくさんの人が墓参に訪れたのだろう、坂の上から見下ろすと、一面のお墓のいたるところに花が供えてある。ちいさなお花畑みたいに。墓地というのはそんなにこわいところじゃないんじゃないか、とおもう。

きれいな夜。

2005-09-26 02:15:57 | 日記
 ここんとこ急に日が落ちるのが早くなって、空が澄むようになった。遠くて近い高層ビルがくっきりしている。空が広い。今夜はなんてきれいな夜だろう。肌寒さまで完璧だ。こんな日は誰でもない存在となって、住宅街などをうろうろとどこまでも散歩したい。夜空は、ちょっと雲があったほうが遠近感がまして好きなのでした。

協調性が足りないことについて(自分とすら協調できない)。

2005-09-25 02:04:11 | 日記
 あまり期待というやつをしたくない。叶わなかった時の落胆が激しいから。「期待」をするから「期待が外れた」という落胆がやってくる。それは、期待なんて持たなければしなくても済んだ落胆なわけで、なんかものすごく損した気分になる。
 ドライを目指そうとひそかに志し、物事と自分の感情を一歩後ろに下がった状態で見ることを心がけるようになってから特に感じることだけど、わたしは感情の乱高下がものすさまじい。ちょっと自分では御しきれない。小さなことにこれだけ過敏に反応してちゃあ、身が持たないよ、と自分に言いたい。ただでさえそうなのだから、「期待」なんて要素取り入れたらますます感情乱高下の原因を作っちまう。それは避けたい。
 期待をする自分が悪い、という考え方をする。もう期待なんてしない。もしかしたらこうかもしれない、ああかもしれない、なんてくだらないこと考えない。目の前の現実だけを考える。目の前の現実だけに対処する。
 それでも期待を持ちたがる弱い心の自分には、「期待はずれに200ルピー、期待はずれに200ルピー」などと唱えることで対処している(レートは気分によって毎回変わる。ペソがお気に入り。)

 とにかく、人より感情の振れ幅が大きいのだということを自覚し、良い気分の時はまあいいけれど、不機嫌気味な時にはなるべく感情を表に出さないようにしている。これが難しい。自分のことなのにうまくいかない。気がつくとべらべら言葉にしてしまったり、態度に出してしまったり。あーあ、自覚してるのになんで制御できないのだろう。自覚があるだけに、こわい。わたし、自分がこわい、憎しみにかられて、なにをするかわからない……!(byナウシカ)。苦肉の策として、もう存在感そのものを消す方向でがんばる。集団でいる時には、一応これでしのぐ。そもそもしゃべらない。張りつき笑顔でそれ以上の表情を悟らせない。
 社交性がほしい……。ちゃんとできる人はちゃんとできるのになぁ。自分の都合を表に出さずにきちんと人付き合いできる人がわたしの周りには何人かいて、ものすごく尊敬している。思いやりが鍵だとおもう。わたしみたいに「思いやり!」なんて頭の中で合言葉唱えなくても、ナチュラルに他人を思いやれるのだから、すごいなぁ。もう、どうしたらそんな素敵な大人になれるんだろう。わたしの中身は、いつまでも成長しない。いやになってしまう。

ぼくは猫にはなれない。

2005-09-24 04:01:28 | 日記
 夜を共有してくれる誰かがほしい時がある。
 帰り道、遠回りをして川沿いの道を歩く。新宿の高層ビル群の明かりが見えると懐かしくて安心する。川の上の空はひらけているので、高層ビルがよく見える。
 ねこ発見。激写。


 今日は学生最後の夏休み満喫企画その1として、Y女史と「四月の雪」を見て水上バスに乗った。
 ヨンペがかっこよく見えるようになったら大人の階段をまた一歩のぼったことになるだろうか。ならないかもしれないけど、とにかく、ヨンペはかっこいいという結論に達したのだった。なんか、体がとてもいい。顔を隠してくれれば抱かれてもよいほどに(?)。わたしの萌えベストは、集中治療室の前のイスで、足を組んで座ったまま寝てるとこ。なんかよくわからんが、萌え……! まあ、演技はどうしようもなく大根だったけれども。というか、ヨンペという個性が強すぎて、どれも「演技をしているヨンペ」を見せられているような気持ちになってしまうのだ。ある意味かわいそう。
 で、水上バス。本当は曼珠沙華畑を見に行く予定だったのだけれども、マキアージュのCMのせいでどうしても水上バスに乗りたくなったわたしのわがままで水上バスツアーに変更してもらったのだった。浅草橋から、水上バスで隅田川を行ったりきたり。やっぱり、水は、テンション上がるなぁ……! しかも下町。たまらない。楽しい。あのあたりの、歴史をきちんと積み重ねてる人間パワーの安心感が好き。ただ、今日は祝日だったので、観光客がうじゃこうじゃこいて萎え。日常から一歩だけスライドした場所感が素敵のコツなのに、観光地然とされてしまうと、なんだかぜんぜんその気になれないのであった。今度は絶対平日に来よう。仕事は断然平日休み! と心に決める。小売万歳、本屋万歳。
 最後は上野まで歩いて、バスで学校に戻りサークルに顔を出す。歩く途中、いい感じの歩道橋を見つけてよじのぼり、車たちを眺める。前向きの車は白い光、後ろ向きの車は赤い光が規則正しく並んでいる様は、お行儀がよくてほほえましい。いい景色だ。歩道橋の上で一日すごしてもいいくらいだ。
 東京散策は本当に楽しい。ヒマなうちにもっと見てまわりたい。日常から飛躍しすぎない感じを大事に。吉原を散歩したり、たった600円で動物園を堪能したり。どうってことない住宅街でもいい。東京の街の、人間の密度が異様に濃い感じが好き。


 最近の関心事:乾くのが先か、冷めるのが先か。
 学生時代の猶予はあと半年。どうせだから悔いのないように。試したいことは全部今のうちに試しておく。いざとなったら社会人になった時リセットするさ、という心意気で。
 わたしの気持ちは、乾くのが先だろうか、冷めるのが先だろうか。
 どっちがいいってわけでもない。どっちにしてもやや悲惨だとはおもう。でも、選びようがなかったんだもの。理想を求めるのは、もう限界だった。

当分はミスチルエンドレスリピート確定。

2005-09-21 23:51:40 | 日記
 ミスチルのアルバームは、あいかわらずミスチル色でとてもいいとおもう。転調の具合とか編曲の具合とか、ミスチルとしかいいようがない。
 しかし、昔の方が目線が近くてよかったな。若さかなぁ。最近のは、半分悟っちゃってる感じがして、突き抜けててとてもいいんだけど、一緒に悩んでほしい時にはやや物足りない感じがする。ラブ&ピースって概念が苦手なんだ、わたしは。
 まあそれにしても、言葉選びと世界構築能力には相変わらず目を見張るものがある。避妊の歌とか普通書かない。プリン体とか歌える人は桜井さんだけだとおもう。でも、プリン体っていうのは、実に現代的なテーマだとおもうんだよ。わたしは辛子明太子食べるたびにプリン体に思いを馳せてしまうし、友人はこの歌のまんま、ビールを飲むたびにプリン体を気にしている(でも結局あびるほど飲む)。


 史上最悪の肌荒れ。もはやにきびですらない。特殊メイクみたい。正体調べるのが怖すぎて調べられない。普通に生活しているつもりなのに……! 一応食べ物とか気をつけて様子をみて、どうしてもだめだったら医者に行くけど(医者嫌い……)。
 どうしよう、肌荒れ鬱すぎる。にきびだけでも鬱なのに。ひどい。
 言えずに飲み込んだ言葉が皮膚に噴出したんだろうか。ストレスか? だとしたら、これはぜんぜん序章にすぎないというのに。これから、どんどん未使用の言葉が体内に蓄積していくだろうに。どうするんだよ。


 話を聞いてくれる人がほしいなぁ……。泣きそう。

月見ながら考えると落ち着く。

2005-09-18 01:56:26 | 日記
 ここのところやたらと月がきれいで、そういや中秋の名月とかそろそろだなーとおもっていたけれど、調べてみたら今日らしい。
 こんなにきれいな月がかかっちゃあ、そりゃあ空を見上げちゃうよね。わが身一つの秋にはあらねどなんて気持ちにもなっちゃうよね。と、おもう。

 一人でいるのは気楽なことだ。人に合わせるのは苦手だから。でもさびしい。でもどうしてよいかわからない。「人は人、自分は自分」の考えで一匹狼をするか、あるいは生活全部をべったりすり合わせるか。人間関係が器用でないわたしに残された、他人と関係を持つ場合の選択肢はとても極端なものだ。
 本当は、一人でいるのはとてもすごくさびしいので、べったりと人生共有できるような人が世の中にいてくれたらこれ以上のことはないのだけれど、残念ながら出会ったことがない。結局、一人で生きてくしかないのだな。と、ここのところ月を見ながら考えていて、ようやく割り切れたような気がする。割り切ったらとても楽になったような気がする。
 もう、無理に誰かと一緒にいようとするのはよそう。そうやって期待しても、結局もっとさびしくなるだけだ。もともと、充分に一人の時間が持てないとパニックになるタチなのだし。そのかわり、人生の中のいろいろな場面でたまたま行き逢った人との時間は大切にしよう。わざわざ一人になる必要はない。わざわざ誰かと一緒にいる必要もない。流れに身をまかせる。風に吹かれるように生きる。全部、自分のためにそうする。誰かのためでもない。誰かと比べるためでも、あてつけるためでも。もう、人のこと考えるのよそう。他人の目もなるべく気にしないように。

 寂しさがマヒすればいいのになぁ。いっそのこと、誰かと一緒にいたいなんて思わなきゃいいのに。くうきになりたい。あるいはそらになりたい。雲でもいい。

初顔合わせ。

2005-09-16 00:25:54 | 日記
 内定者連絡会に行く。
 ちょっとした連絡の後は、先輩社員のお話を聞く時間。1年目の人と2年目の人。本屋の仕事は、ずっとバイトしてたからだいたいイメージできるけれども、自分が社員になるんだ! という気持ちで聞くと、なんだか霊験あらたか(?)というか、ををを社会人になるんだぁぁぁぁという気持ちに。マイナス思考が基調のわたしは、おそろしさや不安やダルさ(こら)が先立ってしまうわけだけど、ちゃんとわくわくもする。好きで決めた仕事だ。
 終わったあと、同期7名でお茶を飲みに行く。女子チームはかなり盛り上がったが、男子二名は肩身狭そうにポカーンとしていた。なんだか申し訳ない。わたしは内定もらって就活終了してウカウカしてたのだけれども、話を聞いてみたら二名ほど、内定辞退を考えているという。夢をあきらめたくない、もうちょっとがんばりたい、というのがその理由。ほんとに本屋でいいのかな、という気持ちのまま決めても後悔しそうだ、と一人が言った。ああ、そういう人もいるのか、といまさらながら思った。わたしは希望がかなった幸運な例なのだなぁ(というか、かないそうなところまでハードルを下げるのがわたしのやり方だから、比べられても困るんだけどな)。ここで働くことを決めてはいるが、ずっとここで働くかどうかはわからない、本当にやりたいことは他にある、という人もいた。いろんな人がいるんだなぁ。実際同期になるかどうかはまだわからないけれど、同じ場所で違うものを見ている人たちの話が聞けてよかった。改めて、自分は人生のとんでもない岐路に立ってるんだということを実感できた。

 かなり仲良くなった子が、どう考えても彼女に似ている。外見ではなく、中身が。ノリが合う、だけど、ときどき嫌悪感がおそってくる瞬間がある、という感じが、もうそっくりというかそのものというか。考え方というか、性格というかが、わたしととても近いのに、決定的に違っている。そのズレが、ときどき、ひどく不快という感じが、もう。これは、似ている。本当に似ている。デジャビュすぎてめまいがする。ノリは合うので、一緒にいるのがぜんぜん苦痛でないところが、かえってタチが悪い。適切な距離を保つことに細心の注意を払おう。じゃないと多分、嫌いになってしまう。まあ、もう大人なので、きちんと気をつければ大丈夫だとおもうけれど。

月がきれいになってきた

2005-09-15 01:34:19 | 日記
 疲れが取れなくなってきた。おなかも痛くなってきた。気分がふさがってきた。だめぽ。でも明日、内定者連絡会。一人は就活中に友達になったけど、他の内定者とは初顔合わせ。気合入れねば。社会人の予感なのだから。なのだから。


 異性に対する愛というのは結局のところ愛されたいという欲望なのではないかと、きれいに発光している月を見ながら帰り道に思った。つまり、愛されたいという欲望をもたれたい、という欲望、ということか。無償の愛なんて言葉もあるが、異性にはそんなもん抱かんとおもう。あるとすれば、不特定多数の「みんな」に対してか、友情なんじゃなかろうか。わたしは、友情の方が無償の愛に近いと考えている。だって友達に優しくする時、わたしは優しくしたいということ以外何も考えないが、好きな人に優しくする時にはどうしても下心がぬぐえない気がする。不純物100%。それって本当に愛かいと言われたらもうなにも言えないけれど、この世で一番純粋でパワーを持っている尊きものは欲望なのではないかな。世界は欲望が動かしているんじゃないかな。だったら、欲望の対象物である、ということは、ある種最高の人間関係なんじゃないかな。エゴを抑えきれない、感情を制御できない、そんな状態。思いやりとかきれいごとでは到底丸め込めないでしょう、だから本物なんでしょう、ねぇ?