
花椿です。
先月と今月だけで映画のDVD20枚くらいGETした。 その中の1枚がこれ。
1968年に大映が制作した若尾文子、緒形拳が主演する作品だ。(総天然色)
原作が「氷点」で有名な三浦綾子っていうから、どうせ家庭内の複雑な人間模様
をゴタゴタ描いた奴だろうとは容易に想像できた。
しかし、桑野みゆきや岡田茉莉子が主演するメロ映画で愛し合いながらも別れる
男女の話ばかり見るのもどうかと思うし、アマゾンのレビューでも評価が高いの
で見る事にした。 80年代の2時間ドラマで大活躍した美熟女の松尾嘉代がキ
ャスティングしてあるのも俺の期待感を高める要因だったが、これが大当たり!
(もちろん美熟女になる前の25才の松尾嘉代だぜ)
ストーリーを簡単に書くと、大富豪の大きな邸宅に夫婦と長女、次女、長男の5
人家族が住んでいる。 ところが、ところが、ところが、ところがだ。 長女の
松尾嘉代は実は子供ではなくて父親の若い愛人なのである。 つまり妻と愛人が
同居しているわけだ。
物語は中学生の長男が姉と信じていた松尾と父親(内田朝雄)が激しくSEXし
ている場面を偶然に目撃する所から始まる。 やがて真相を知った長男も松尾の
誘惑で関係を持ってしまうわけ。 一方、長男がよく買い物に行く学校近くの雑
貨屋を若尾文子が経営しているんだが、実は内田の会社で秘書をしていた時に内
田からレイプされて、その時に出来た子供がいた。 そして買い物に来る中学生の
父親がその社長だと知って動揺する立場である。
これに若尾に思慕の情を持つ熱血教師の緒形拳が絡んで話が進む。 映画はあく
までもスターの若尾文子、緒形拳の主演となっているが、出番は割に少なくてサ
ブストーリーを演じているのみだ。 事実上の主役はどう考えても松尾嘉代。
アマゾンの批評でも「松尾嘉代の色気がヤバイ」「松尾嘉代の肉感と、ねちっこ
い色気は絶品」「松尾嘉代の肉欲魔女ぶりに多くの役者が喰われて」などと書か
れていて絶賛している。
俺なんかはもう80年代の2時間ドラマで主演していた頃の美熟女のイメージと
重なって、超絶魔性美女の大逆襲!!と表現したい。 本来は主演であるはずの
若尾文子が完全に食われている。 逆に言えばキャスティングが松尾嘉代でなか
ったら何の事もない平凡な映画だったかも知れない。 それくらいに松尾嘉代の
美女ぶりと男を食い殺す魔性ぶり、そしてスイカップにも俺は見事にやられた。
(苦笑)
アマゾンで買えば1854円なんぞ安いもの。 断然オススメ映画でございまし
たね。
じゃね、
3日、朝6時10分記。
CDアルバムの『サイモンとガーファンクル・ヒッツ・コレクション』を聴きな
がら。