花椿です。
ヤフオクで落札した近代映画誌のスクラップ(約1万ぺーじ)より。 昭和3
2年2月封切の東宝映画「山と川のある町」の撮影風景だ。 写真上は右の端
正な顔立ちが山田真二、左が雪村いづみだね。 写真下は右から小泉博、雪村
いづみ、山田真二となっている。
映画は俺も見ているが地方の高校教師を演じる主演の宝田明と女子高生の雪村
いづみ、さらに同僚教師の小泉博の配偶者である津島恵子の男女関係がストー
リーの主軸であり、山田真二は雪村の家業を手伝う青年の役どころ。 そして
雪村の父親には水商売の愛人がいて、、、と書けば原作の石坂洋次郎っぽい話
だなとすぐにわかる。
最近は石坂洋次郎の小説は読む人がいないし、ドラマ化もされないから知らな
い人が圧倒的に多いと思うが、男と女の話は石坂洋二郎っぽくドロドロしたの
が俺は大好きだ。 しかしもう40年くらいドラマ化されないから、男女が出
会ったらすぐにエッチするのが当たり前みたいな今の時代には石坂洋次郎の
昭和前半的な感覚はもう古いのだろうな。
じゃ、またね。
2019年11月27日、早朝1時20分記。