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花椿夕月の『雪*星*さざれ石』

日本映画ネタ、雑ネタなど

☆10月8日[映画DVD]7~9月は37作品をGETした

2018年10月08日 | 映画関連の雑ネタ

花椿です。

7~9月はDVD37作品をゲットした。 海外作品が3作で残りはすべて日本

映画だね。 といっても日立マクセルのカセット方式の録画装置に切り替える前

に録画して、とっくにHDDから削除した奴とか前に視聴経験のある作品が結構

含まれている。 


なんにしてもスカパー/WOWOWから録画した映画も見なければいけないし時

間がない。 優先順位の低い作品は未見のまま放置中のものもあるね。


年代的には1950~60年代の作品ばかり。 何で70年代からあとの映画を

見ないのかというと、暴力とか性描写がどぎつくなって見るに耐えない作品が多

いからだ。 厳密にいえば1968年ころから明らかに質が低下したのがわかる。


俺の方は別に女優のハダカが見たいわけでもなく、ましてや過激なSEXシーン

が見たいわけでも何でもないのに、そんなシーンが延々と続いたり暴力団のリン

チシーンとかがやたら増えたのがこの時期。 


結局、日本の映画はこれで自滅した。 質の低い映画にカネを払う客がいなくな

ったわけよ。 まあ、70年代の映画で俺が評価するのは「愛と誠」「修羅雪姫」

「トラック野郎」「水戸黄門」それと横溝正史の金田一耕助シリーズとか一部の

作品だけだね。 


じゃあ、テメエが大好きな新東宝はどうなんだ、エログロの宝庫じゃないかと思

う人がいるかも知れないが、70年代のエログロとは全く意味が違う。 新東宝

の女優は脱ぐ場面があってもブラとパンティはしっかり身に着けているし、濃厚

なSEXシーンなんかは存在しない。 あくまでエンターテインメントの範囲内

のエログロであって中学生が見ても全く問題ないレベル。 確かに新東宝にB級

映画が多いのは認めるとしても、そのB級が面白いわけよ。

(だいたい大空真弓や三ツ矢歌子や小畑絹子や池内淳子や久保菜穂子らのエロシ

ーンがあるわけないじゃん、みんな清純派だぜ)


一部の作品を紹介しておくと、、、

1.女舞(おんなまい)

松竹のズブズブ、ドロドロのメロ。 主演は佐田啓二、岡田茉莉子。 踊りの師

匠と弟子の関係なんだが愛し合っている。 ところが佐田が一門から破門されて

地方へ都落ちするが、やがて死ぬ。 結果的に佐田と別れた岡田は人妻となるが、

佐田の死を発表会の直前に知った岡田が鬼気迫る形相で佐田を思いながら踊ると

いうような話だったと記憶する。 俺の評価は断トツ!だね。 松竹映画はドロ

ドロのメロじゃなければ絶対にダメ! 1961年制作。

2.女の坂

「女舞」と同時にヤフオクでゲットした。 主演はこれも佐田啓二、岡田茉莉子

のご両人。 しかし「女舞」とは全く逆に大駄作だった。 1000円くらいで

安くゲットしたので後悔はしないが、まあ、岡田茉莉子の美貌が見られたと思え

ば安いものかも知れない。 1960年制作。

3.鉄砲伝来記

8月発売。 コンバットのヘンリー少尉役で有名なリック・ジェイソンが種子島

に鉄砲を伝えたポルトガル人を演じている。 島で刀剣鍛冶師の娘(若尾文子)

と愛し合って子供を産むのだが、最後は若尾が事故で死ぬという悲恋物語。 

一応、最後まで見たけどややダラダラ気味。 若尾もいまいち精彩がなかった。

そもそも日本語の喋れない南蛮人と日本娘じゃメロにならない。 1968年。

4.八月生まれの女

9月に発売したばかりの若尾文子、宇津井健のラブ・コメディ。 1963年の

作品であるが結構オモロいね。 若尾が親の作った会社の社長をしているんだが、

自分が運転する車が宇津井の車と事故を起こす。 ところが宇津井はライバル会

社のスパイで若尾に接近するためのワナだったわけ。 それから先はドタバタコ

メディで実に楽しい。 宇津井健は俺の好きな役者だしオススメですね、この映

画。 主演の若尾には振袖の着物シーンまで用意されていた。 色々な意味で楽

しめた。 

(まあ、俺が若尾ファンってのもあるけど)

5.銀座っ子物語

「八月生まれの女」と同じく9月発売の最新DVDだ。 実は「八月生まれの女」

よりもこちらの方に期待が大きかった。 監督がエンタテインメント一流の井上

梅次だし、俺が好きな野添ひとみ、江波杏子も出ているもんね。 ところが全然

ダメ。 面白くとも何ともなかった。 まあ、せいぜい若尾がシーンごとに最新

ファッションで登場するのが楽しめたくらいか。 俺の評価は低いね。

6.100発100中、100発100中・黄金の眼

宝田明と浜美枝、前田美波里が活躍する活劇映画。 ヤフオクで2枚セット65

00円くらいでゲットしたけど、まるでダメ。 日本で007シリーズが大ヒッ

トしたのに触発されて制作したのだろうが内容が軽すぎる。 しかもご都合主義。

評価するに値しない大駄作であった。 ただし浜美枝が楽しめたので0点じゃな

いけどね。 個人的には日活が小林旭の主演で国際アクション物として作った方

が良かったんじゃないかと思う。

7.吸血蛾(モノクロ)

1956年制作。 横溝正史の探偵・金田一耕助モノ。 池部良が演じているが

俺の世代では石坂浩二や古谷一行が演じた長髪で汚い格好の金田一耕助のイメー

ジがあるから、背広をバリっと着こなした池辺良を金田一耕助といわれてもギョ

ギョっとなった。(苦笑) ミス・ユニバースか何かの伊東絹子が登場して最新

ファッションを披露するシーンがお宝と言えなくはない。 安西郷子の美貌も楽

しめた。 原作がしっかりしているからストーリーに特に破綻もなくレトロ映画

のファンにはオススメですね。 ただしDVDは品薄なのか、かなり高価だよん。

8.幽霊男(モノクロ)

1954年制作。 やはり横溝正史の探偵・金田一耕助モノであるが、この映画

では河津清三郎が金田一を演じている。 やはりバリっとした背広を着ているが

当時はそういうイメージだったのだろう。

(というか刑事コロンボが一世を風靡した影響で70年代の作品では汚らしい金

田一のイメージが出来上がったんじゃないの?)


で、これもやはり原作がしっかりしているので結構オモロい。 ただし女優陣は

不発。 DVDも高価だね。(4800円くらい) それと浅草のストリップ劇

場で数人の踊り子が下半身の長い足だけ出してセクシーに踊るという妙ちくりん

な場面があったけど(上半身は見せない)、「幽霊男」だったか「吸血蛾」だっ

たか忘れた。 しかしこのシーンは映画史に残ると俺は思う。 こんなストリッ

プなら毎日見たいわ、俺。(苦笑)

9.暴力5人娘(モノクロ)

1960年制作。 新東宝が倒産する1年前に配給した映画。 すでに絶版にな

っていて入手不能だったのが、ある日突然、アマゾンのマーケットプレイスにド

~ンと出たのを発見して即買った。 買った理由は58年前の大空真弓と万里昌

代が見たい!ただそれだけ。 しかし内容は大駄作もいいところ。 B級映画の

良さが全くなかった。 俺の評価は最悪だ。 こんな駄作じゃなくて小畑絹子主

演の「蛇精の淫」をDVD化して欲しかったぜ。

10.九十九本目の生娘(モノクロ)

1959年制作。 前にブログ本文でも書いたけどDVD化されていない作品が

ヤフオクへ出た。 VHSは発売されているのでDVD-Rへコピーした奴かと

疑っていたら、やはり想像したとおりだった。 しかし画質はまあまあだし内容

は良い意味で期待を裏切った。 


桂千穂の「新東宝は“映画の宝庫”だった」や「新東宝の世界」で紹介してある

とおりの上質エンタテインメント。 映画サイトの説明では三原葉子のセクシー

シーンが見どころとなっているが、そんなシーンはなかった。 それとも三原葉

子がブラとパンティだけで天井から吊るされる場面がチラっとあったけど、それ

のこと?


ストーリーはあるで妖刀を作るのに処女の生き血がいる。 そのために三原

葉子を誘拐して生き血を取ったが失敗作になった。 三原が処女じゃなかったの

だ。(苦笑) だから絶対に処女でなければいけないと目を付けた警察署長の娘

(矢代京子)を誘拐するわけ。 映画後半は矢代を救出に向かう警官隊と山奥の

民との息詰まる戦いになる。 もうむちゃくちゃにオモロい! 俺の評価は

断トツだぁあああ!!

11.サラリーマン忠臣蔵(正・続)

1960年。 もうめっちゃくっちゃオモロい!! 赤穂産業の浅野社長に池辺

良、丸菱銀行頭取の吉良剛之介に東野英治郎、赤穂産業専務・大石良雄に森繫久

彌とくれば忠臣蔵の大ファンとしては見ないわけにはいかない。 ホテルの松の

廊下で浅野社長が吉良頭取をぶん殴ったところから始まる。

(いろいろな伏線があるんだが)


結局、赤穂産業は丸菱銀行から融資をストップされて吉良頭取に乗っ取られる。 

それで大石専務は新会社を立ち上げて最後は吉良頭取を失脚させて、会社を取り

戻すわけ。 実に良く出来ている。 これを考えた人は天才だ。 俺様の評価は

全面的に断トツじゃよ!!

12.配達されない三通の手紙

1979年。 ブログ本文の「栗原小巻スナップショット#6」にて詳細を書き

ました。 そちらを参考にしてちょんまげ。 作品は結構オモロいよ。

13.牧童と貴婦人、淑女超特急、楽聖ショパン

海外メロ映画の大傑作「嵐が丘」(1939年)でヒロインのキャッシー役を

演じたマール・オベロンが主演した作品。 昔、NHKのBS映画で見たけど

かなり良い。 もう一度見たくなってDVDを買った。 とにかくマール・オ

ベロンの美貌が絶品! BSではやはりマール・オベロン主演の「ダーク・エ

ンゼル」の放映もあったのを覚えているが、DVDになっていないようだ。 

この作品も「嵐が丘」に匹敵するウルトラ級のズブズブ、ドロドロのメロだった。 

もう1回、見たいわぁ!!!


じゃああね、

2018年10月8日、23時ちょうど。 全部書き上げるのに5時間くらい

要した。
コメント (8)
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