阪口直人の「心にかける橋」

衆議院議員としての政治活動や、専門分野の平和構築活動、また、趣味や日常生活についてもメッセージを発信します。

民主主義の危機ー特定秘密保護法案の強行採決

2013年11月26日 22時11分59秒 | 政治

 今日、衆議院で特定秘密保護法案が強行採決されました。この法案についての私の考え、そして維新としての方向性が決められたプロセスについては前回のブログで書いた通りです。

 この法案については、私たちは国会において審議と説明を尽くすべきとの考えに立ち、与党が数の力で強行採決をするなら反対と明言してきました。福島での公聴会で全員が反対した通り、知る権利を制限するこの法案に対し、国民は慎重な審議を求めています。ところが、本日、与党は委員会で強行採決を行い、さらに、緊急ではないのに本会議でも緊急上程という強引な手続きでこの法案を採決しようとしたため、私たちは結局棄権をすることになりました。先ほど本会議場から退席してきたところです。国民の多くが疑念を持っているにもかかわらず、審議は全く不十分で、とても国民に対する説明責任を果たしたとは言えない中、このようなことが行われるなら民主主義は守れません。ただ、棄権という選択肢がベストであったのかどうか。私は断固反対した方が、民主主義を否定するような与党の横暴を明らかにする上ではわかりやすかったと思っています。