阪口直人の「心にかける橋」

衆議院議員としての政治活動や、専門分野の平和構築活動、また、趣味や日常生活についてもメッセージを発信します。

自分の意志で社会を改革する市民の集団として

2013年09月30日 01時38分20秒 | ボランティア

明日から米国に行きます。超党派のNPO議連の役員として、ワシントンD.C.、ボルティモア、ニューヨークを訪問。米国のNPO(民間ボランティア団体)や政府の方々と意見交換をします。

 米国は政府や行政機関ができる前に、人々の自発的な意志によって国づくり、地域社会の構築に参画し、様々な社会問題が生じた時は、市民が自発的に組織を作り、問題解決にあたる伝統があるとされています。NPOを通して米国の市民社会がどのように発展してきたのか、課題は何か、意見交換をとおして理解を深めたいと思っています。

 私自身も発展途上国や、紛争後の国々でのボランティア活動を現地で続けてきました。自分の生き方を振り返った時、平和や豊かさを謳歌している日本で恵まれた環境で育ったからこそ、地球社会の問題解決に自発的に取り組む自由と義務を果たすことが必要だと考え、その思いを実現する方法が「ボランティア」だった気がしています。

 日本においてもコミュニティーにおける様々な共助のシステムがあります。日本人特有のやさしさに基づく細やかな地域社会の伝統がある一方、自発的というよりも地縁血縁や義理人情、貸し借りによって営まれるムラ社会の中にあり、そこに政治が入り込んで、さまざまなしがらみを生み出してきたことを地域の政治活動に中で実感しています。これらを否定するわけではありませんが、自発的な考えに基づいた行動を行う場を積極的に作り、ムラ社会のしがらみを乗り越える力を生み出していかなければと痛感します。

 今日は日本維新の会の和歌山総支部(県連)設立に向けての役員会を実施しました。堺市長選挙では敗北。厳しい状況が続きますが、自発的に引き受けてくださった10人の常任幹事会のメンバーとともに、改革勢力を結集して自民党に対抗できる政治勢力をつくっていきます。まずはひとりでも多くの地方議員を誕生させることを目標に和歌山での地盤を作るとともに、政治の枠を超え、自発的に行動することで和歌山を変える気概と運動エネルギーを持った勢力に育てることを目指していきます。是非、皆さんもご参加ください。