自衛隊が韓国軍に弾薬融通

産経：緊迫の南スーダン「緊急・人道性」で迅速対応　原則見直す時期

「そもそもＰＫＯ参加国は自前で必要な装備を携行するのが原則で、こんな要請は想定していなかった」防衛省幹部が話す
（中略）
関係者によると、韓国側は提供を公表しないように要請してきた

中央日報：南スーダン紛争激化…日本からの支援受けて実弾装填した韓国軍ハンビッ部隊

軍は空軍のＣ－１３０輸送機に実弾やキムチなどの副食を載せて現地に送ることにした。

産経：野党「軽率、拙速だ」　政府追及も温度差

民主党の北沢俊美元防衛相は取材に「国家安全保障会議（ＮＳＣ）ができたからといって軽率で拙速すぎる」と指摘。同時に「戦後日本で初のケースなので、慎重に対応すべきだった。持ち回り閣議ではなく、臨時閣議などを開いて本当に緊急性があるか議論すべきだった」と強調した。社民党の又市征治幹事長は「緊急性が高かったにせよ、国の原則にかかわる大問題だ。民主主義の根底を揺るがす非常識な行動で強く非難する」

東京新聞：「ＮＳＣで恐れた事態」　銃弾提供　野党「文民統制形骸化」

- 文民統制が形骸化する」（吉田忠智社民党党首）
- 共産党の市田忠義書記局長は取材に「武器輸出三原則に明確に違反する。外国の軍隊に弾薬を提供するのは絶対に許されない」
- 生活の党の鈴木克昌幹事長は「日本は明らかに右傾化しており、
- （社民党党首）「戦争に加担する行為で、安倍首相の本性むき出しの暴走だ。即時撤回を求める」

東亜日報：南スーダン派遣のハンビッ部隊、自衛隊から銃弾の提供を受ける

米国はアフリカ司令部配下の部隊から、５.５６ミリ小銃弾３４００発と７.６２ミリ機関銃弾１６００発など銃弾５０００発を提供した。現地のＰＫＯに参加している日本の陸上自衛隊からも５.５６ミリ弾１万発の提供を受ける

産経：「銃弾不足していない」と韓国、批判に配慮か　「予備量確保で借りただけ」

韓国国防省報道官は２４日、「予備量を確保するため臨時で借りたものだ。（銃弾は）不足していない」と語った。

・日韓の弾薬の規格が同じ。米軍からも少し提供を受けた。
・国連が仲介。避難民保護に支障が出ると、避難民に犠牲者が出る可能性もあったので、人道的緊急事態。
・韓国から空輸するようだが、時間がかかる、その数日の間隙を埋める措置。本国から補給できたら、自衛隊から借りた弾薬は返却するはず（最初はやや曖昧だったが）。
・韓国のメディアも淡々と報道しているが、弾薬とキムチが同列なのは、笑う所か。
・日本の集団的自衛権に抗議していた韓国が、このような要請を行うのは、極めてブーメラン。軍事的には当然な事だが、政治的には厳しいだろう。言わないでくれと言われても、日本側は無視。
・不足してないとか、ぐだぐだ言い出した。まあ通常運転。
・日本の野党がいわゆる発狂状態。これは想定内。

> そもそもＰＫＯ参加国は自前で必要な装備を携行するのが原則で、こんな要請は想定していなかった

確かに１万発ないし１万数千発程度の弾薬の補給が（軍事的に緊急に）必要になるとは、ちょっと不自然である。それほどに韓国軍は弾薬を少ししか持ってきていなかったという事か。
弾薬の規格が同じなのが、役に立つというのは、当たり前ながら、貴重な出来事だった。

追記：共同：「韓国から要請あった」と菅氏 報道官発言に反論

菅義偉官房長官は２４日の記者会見で（中略）「日本政府には国連、韓国から要請があった。それが全ての事実だ」（中略）銃弾提供後、国連から日本政府に謝意が示され、現地の韓国軍からも自衛隊に謝意の表明があったことも明らかにした。

さすが菅官房長官。淡々と100％過不足ないコメント。