worldNote

世界の覚書

道州制、易姓革命、外国人参政権には反対です。伝王仁墓に百済門を作るのは場違いであり、反対です。

日本の溶解を防ぐという課題

2008年12月05日 | 政治
昨日の参議院法務委員会は酷かった。委員長が「ご意見もないようですから...」と言うと、丸山和也氏が立って意見を述べ始めた。すぐに「速記止めて」「音声切って」と指示が飛び、しばらく画面は無音。再開すると、再び「ご意見もないようですから...」から、再び開始した。まるでテイク2である。意見のある人は無い事にされたのだ。丸山氏の発言内容は知らないが、意見のある人はいたのである。委員会審議すら、そもそも予定通りにしかやらないものであり、全ては見えないところで決まっているのだ。丸山氏は不規則発言をしたようなものだろう。

さて読売新聞ネタなのか、やらせなのか知らないが(なぜ報道されてるんだ?

読売:「麻生さん=KY首相」資質疑問視する風潮広がる
「ボクは自民党の役割は終わったと思う」ジャーナリストの田原総一朗氏は4日昼、首相官邸で首相と面会した際にこう直言した。「自民党の役割は三つあった。日本を共産主義国家にしない。欧米並みに豊かな国にする。対ソ連の安全保障。でも、どれも終わっちゃった」田原氏の指摘に、首相は「そうだな」とうなずくだけだったという。
総理のニュアンスはこれだけでは分からないが、田原氏の認識は、ああ(古い世代には)ありがちなものだと思った。そんな話は高度経済成長に成功した昭和39年(東京オリンピック)で終わった話である。「自民党の役割」というのも、CIA的発想というか、正力的発想というか、ナベツネ的発想というか、軽く時代錯誤である。

今の日本の課題も基本は変わっていない。
  1. 共産主義国家にしない→かつての社会主義者が流れ込んだ奇妙なリベラリズムの渦に落ち込むかどうかの瀬戸際にいる。
  2. 欧米並みに豊かな国にする→第2次産業にまだ元気が残っているのはいいが、先行き不安な状態にある。科学技術の競争力も先行き不安。
  3. 対ソ連の安全保障→対中国の安全保障は今後ますます課題になる。韓国も危うい存在だし、そもそも日本は未だに交戦権も無いなど、軍事的に中途半端な状態にある。
  4. 追加事項として、高齢化と少子化。
必要なら、こういう課題に答えるネオ自民党を作ればいいのだ。それが「自民党」かどうかは自明ではないが、少なくとも民主党ではない。

投票ボタン


最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
結党の理念 (八目山人)
2008-12-05 12:24:30
自民党結党時に第一に掲げた理念は、アメリカによって押し付けられた憲法を、国民の力によって改正すると言う物でした。
此れがサッと言えない首相では、何と言うか、吉田茂の孫かいな。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。