ロボットを着る？

鉄腕アトムの時代から、ロボットが人間の役に立ったり助けてくれたりすることが期待されている。
既に工場などの生産現場では、姿かたちこそ人間とは異なるものの、いわゆるロボットが多く活躍しているようだ。
そして、こんな便利な生活も実現間近なようだ。
あたかも人間がロボットを着るかのようだという。
日経トレンディ誌が伝えてくれた。

◆着るロボットで作業効率がアップ
　作業時の腰の負担を軽減する装着型のパワード・スーツが既に様々な産業で利用が進んでいるそうだ。
　この11月には、10万円台の低価格モデルも発売され、家庭への普及も期待されている。
　また、歩行をアシストするモデルも登場し、用途はさらに広がりを見せている。
　こういった身体能力を拡張する装着器具は今後ますます広がりそうだ。
　高齢化が進む中、働き手不足の解消や健康増進は喫緊の課題だが、パワード・スーツはどちらの解決にも繋がるのだろう。

　さらに驚かされるのが、「第三の腕」だ。
　取り外し可能な体が作業を代替したり、補助をしてくれるのだ。
　ロボットアームを人間の肩に取り付けることで、作業を補助する。
　これを壁や机にに取り付けて作業を任せ、人間は別の事をするなんてことも可能になりそうだ。
　生産性が劇的に向上するかもしれない。

　自分の分身が並行して活動する、まさにSF的な未来が現実になりそうだ。
　ちょっとこわいような気もしますが、うまくコントロールし折り合いをつけることで、
　鉄腕アトムのように人類の役に立っていただきたいものです。