作家の池田光氏が、中村天風語録を説明してくれている。
「心配」と「備える」、似たような意味合いとも感ずるが、それは決定的に違うのだと言う。
それは、こういうことらしい。
◆心配はしない、備えるだけだ
心配や悲観というものは、絶対的に無意味だ。
否、無意味というより破壊に終わるのだ。
なぜならば、心配も悲観もマイナスの感情だ。
マイナスからは、何も生み出されない。
それどころか、マイナスのエネルギーによって、人生は退廃し破壊されて終えるのだ。
心配の根っこには、恐怖があるものだ。
が、本人はこの恐怖に気づいていないことが多い。
恐怖心こそ、生命力を奪い、命を縮めさせるものなにだ。
もちろん、人生に危険があるのは承知のうえ。
だがこれを、心配するのではなく、正しく危機管理することだ。
悲観は希望が見えないときに発生する。
どんな困難や逆境にあっても、一縷の望みさえあれば悲観には至らない。
心に希望を抱くことだ。
そのことで、生命をいきいきと躍動させることができる。
積極的な生き方、進化・向上へと向かう生き方なのだ。
→今一ストンとは来ませんが、マイナス的な感情はやはり良くないようですね。