今日は、あまりよくは存じていない大学講師の岡村美穂子女史の言葉だ。
実は女史自身も師から教わった言葉らしい。
その師が、広く私たちに伝えようとされたメッセージの一つが、作為的な自我の働きだそうだ。
その自我の働きで、私たちは自分で自分を小さな枠に閉じ込めて不自由になってしまっている。
そこことによって、もがき苦しんでいるそうだ。
そしてその開放策のひとつが、この言葉だ。
◆一歩一歩上がれば何ともないぞ
師のお住まいは、坂の多い鎌倉市にあった。
なんと百三十段の石段を登らねば、住まいに到達できないのだ。
周囲の人々はみな口をそろえて、大変でしょうと心配する。
先生は、「いや、一歩一歩上がれば何でもないぞ。一歩一歩努力すれば、いつの間にか高いところに上がっているものだ。」と。
私は恥ずかしい。
下のほうにいるのに、上の方ばかりを見上げて、登るのは難しいと勝手に決めつけているのではないか。
これからは自分を閉じ込めることなく、先生のように一歩一歩静かに進んでいこうと思います。
→人生の多くの場面で役立ちそうな言葉です。
そういえば、イチロー選手も似たようなことを語っていたな、ここから引いたのかな・・