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穴に落ちる

2019-12-08 19:29:10 | 日記
古代ギリシャの賢人で、哲学の祖ともされるタレスに失敗談があるそうだ。
愛知の中日新聞からだ。

◆理想と現実のバランスが必要
 タレスは、空を見上げて星の運行をあれやこれや考えているときに、穴に落ちたたそうだ。
 執事はこう言う、ご主人様は熱心に天のことを知ろうとなされますが、ご自分の足元のことはお気づきにならないのですね、と。
 高みにある理想を追い求め、見上げるのはいいが、身近で現実的な問題がおろそかであればそれは危うい。
 知を追い求める人への戒めにもなるようだ。
 これは、高みも足元もバランスをとって、しっかりと見つめなければいけないということなのだろう。

 翻って、大学入学新共通テストだが、東大・京大・名古屋では名大の受験の採点が、
 アルバイトのフリーターやシニアが担当するのだそうだ。
 これで公平性が担保されるのか、はなはだ疑問ですよね。
 4択や5択でなく、記述式で受験者の真の理解度を測るという理念には賛同できますが、
 それがマニュアルに沿って、アルバイトが行うというのが腑に落ちませんよね。
 古代ギリシャの賢人がはまった穴に落ちないことを祈るばかりです。
 
 つまるところ採点には、当然スピードというか効率性が求められるのでしょうね。 
 いずれにしろ、理想だけではなく、現実を踏まえてうまくバランスをとっていただきたいものです。
 失礼な言い方かもしれませんが、アルバイト風情に人生を左右されたくないのはどなたも共通した思いだと思われます。

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