中村天風師はさらりとこういう。
平素からできるだけ、幸福の方面から人生を考えよ、と。
ん、これはどういうことなのか。
◆「幸福だなぁ」を口ぐせにすればいい
「幸福だなぁ」と受け止めれば、感謝せずにはいられない。
師は、人生そのものを幸福という方面から考えよと説く。
たとえ病にかかったときでも、「幸福だなぁ」と受け止めるのだ。
病が幸福なのは、まだ生きている証拠でもある。
もっと養生せよと、警告してくれているんだ。
病があるからこそ、人生の真理を学べられれということでもある。
自身が置かれた状況や境遇を、あきらめたり卑下したりすることなく、「幸福だなぁ」と断定すればいい。
そのことで、脳は幸せの理由を探し始め、感謝が沸き上がる、そしてあなたの生命は躍動していくのだ。
→師はさらりとおっしゃるが、こういった考えはなかなかに難しいものですよね。