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お金を貯めても問題は解決しない

2024-05-22 06:45:41 | 日記

今日も田内学氏の「君のお金は誰のため」からだ。

お金は大事だ、それを否定するものではない。

だがそれは、個人にとってのものであり、全体で考えるとそうではないという。

これは、意外な指摘だった。もう少し詳しく聞いてみよう。

 

◆少子高齢化とはこういうこと

 世界に100人の人が居る。

 人々は、毎日1個のパンが必要で、値段は1個100円だ。

 パンの生産量は一日に100個で、全体としてバランスがとれている。

 では何かの事情で、パンの生産量が50個になってしまったとしよう。

 その時には、パンの値段は200円になるかもしれないが、50人にしかいきわたらない。

 どう工夫しても、100人には行きわたらないのだ。

 

 少子高齢化というのは、これに似ている。

 パンを生産する人が減ってしまう、過日のお金を受け取って問題解決してくれる人が居なくなるのだ。

 将来、介護職員が3割も不足するらしい、仮にその人々を充足することが出来たならば、

 その他の問題解決をする人々が確実に不足することとなる。

 過日のラーメンの例で言えば、小麦粉を生産する人、味噌・醤油を作る人、豚を飼う人、

 それらを運ぶ人、ラーメンを作る人がいなくなってしまうのだ。

 

 だから、その日のためにお金を貯めておくということは、個人レベルでは多少意味があるが、

 全体での問題解決には全く意味がない。

 問題解決のためには、生産量を増やす=問題を解決してくれる人を増やすしかないのだ。

 もちろん、ITやらAIを用いて生産性を上げることも、生産量を増やすことに多少は繋がる。

 それでも、生産量を増やすしか=(問題解決する)全員にサービスを行きわたらす方策はないのだ。

 

 →個人レベルでお金を貯めておくというのは、他人に抜け駆けをするということなのでしょうか。

  そんなパンの奪い合いはしたくないものです。

  考えさせられました、皆さんにも一読していただきたいものです。

  

 


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