ウッドチャック一家のヤドカリ生活

アメリカンロッキー山脈南部に棲むウッドチャック一家のRV キャンピングカー旅行& DIY記

Carlsbad Caverns National Park

2006-11-23 | アメリカの国立公園
N32.17507 W104.44354

今日は Thanksgiving day(感謝祭)、いよいよ今回の旅の目的地 Carlsbad Caverns National Park へ。キャンプ場からカールスバッドの街を抜け、約1時間のドライブ。公園に入る直前、山のふもとにWhite's City という小さな町があり、ホテル、レストラン、お土産屋、RV park などがあるが、かなり場末の臭いが。。。公園内に入り山を登りきったところにビジターセンターがあった。今日は感謝祭ということなのか?それともいつもなのか?ビジターセンターはガラガラ。入園券を購入し、ビジターセンター内のブックストアでジュニアレンジャープログラム冊子を購入(1ドル)ジュニアレンジャープログラムでお金を取られたのはここが初めて。ビジターセンターでさまざまな有料ガイドツアーが申し込めるのだが、子供が小さいためガイドツアーは無理、セルフガイドツアーのみとなった。セルフガイドツアーの入り口は二つ、エレベータで地下のメインホールに下りるものと、ビジターセンター横の洞窟から自分の足で地下のメインホールまで降りるもの。とりあえずエレベータで地下に降りることにする。三男を背負子に乗せ、エレベータで一気に地下220メートルまで降りる。地下にはなんと軽食喫茶、公衆便所とお土産屋が。さっそくBig Room ルート をたどる。鍾乳洞というと細長い狭いトンネルを想像していたが、Big Room という名前だけあってとてつもなく広い。広さ8.2エーカー(約1万坪)十字型の空間に巨大な鍾乳石があちこちに、圧巻である。地下巨大帝国というか高橋克彦の総門谷の世界を思ってしまった。観光客が少なくたまに見回りのパークレンジャーに会う程度、静かにこの不思議な世界を堪能できた。再びエレベータで地上に戻り、ビジターセンターに隣接するお土産屋+レストランで昼食を取る。閑散期ということでレストランもピザ、サンドイッチ等の軽食のみ。ここもちょっと場末の雰囲気がする。

昼食後、今度は Natural Entrance ルートを辿ることにする。ビジターセンターからしばらく歩くと巨大な洞窟が大きな口を開けている。夏場はここにコウモリの大群が生息し、日出、日没時にその飛翔が見られるそうであるが、コウモリはすでにメキシコに旅立ち今はいない。それでも洞窟の入り口付近はいまだにコウモリの排泄物の臭いが立ち込めている。階段ではなく九十九折のルートをひたすら降りていく。総延長数キロメートルになるステンレス製の手摺があるので、何とか持ちこたえられるが、だんだんスニーカーのつま先が痛くなってくる。その昔、整備されたトレイルもなく、ランタンの明かりひとつでこの数キロメートルに及ぶ洞窟を探検したJim White 氏の偉業にひたすら感心する。Natural Entrance ルートはやがて Big Room ルート にぶつかり、再びエレベータに乗り地上に戻ってきた。帰りはエレベータというところが good。あの九十九折の坂道を上って帰るというのはちょっとしんどい。
これから初めて Carlsbad Caverns National Park を訪れるという方には、Natural Entrance ルート から歩いて入り、Big room ルート を回って エレベータで地上に戻るというルートがお勧め。その方がより洞窟探検という雰囲気が出てよろしい。


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