私の思いと技術的覚え書き

歴史小説、映画、乗り物系全般、事故の分析好きのエンジニアの放言ブログです。

【書評】日本を捨てよ その2

2021-09-30 | 論評、書評、映画評など
【書評】日本を捨てよ その2  前回に続いてかなり端折って読み進め数時間後に完読した書評の続きとして書き留めたい。  前回記した様に、著者は日本人の特性を儒教と相互監視というべき環境の中で閉塞感を感じ続けているのだが、これを改善するには、日本から逃避せよとは述べていないが、改めて突き放して眺めて見よと意見している。これは、英語なり多国語の理解もし、もっと大きく地球の中のそれぞれの国の出来事の内容 . . . 本文を読む

クルマの未来

2021-09-30 | 車と乗り物、販売・整備・板金・保険
クルマの未来  この表題に近いことは、過去何度も記して来たのが、今回はある程度今後のクルマが進むべき方向性が明らかになったことで、50年先以内の近未来の姿を見通しみたい。  現在進められているクルマに求められる方向性は以下の3つに代表されると意識する。 ①ZEV(ゼロエミッションビークル)への方向性  ZEVとは、排気ガスを一切出さないクルマの意味だが、この目的はCO2の削減と云うことになり、 . . . 本文を読む

新内閣の形が見えてきたが・・・(9/30)

2021-09-30 | コラム
新内閣の形が見えてきたが・・・(9/30)  昨日総裁選で岸田新総裁が確定したのだが、今日の報道で党幹事長は二階氏から甘利氏への方向で最終調整と。政調会長に高市氏、官房長官に荻生田氏、党広報本部長に河野氏などと名前が報じられつつある。  これについて、新幹事長のことを「甘利にもひどい」と引いたのは、孫崎享のツイッターだが、予想されたことではあるが、甘利氏などは過去の疑惑の人だし、今後の大臣級の発 . . . 本文を読む

【書評】日本を捨てよ

2021-09-30 | 論評、書評、映画評など
【書評】日本を捨てよ  著者は「苫米地英人」氏(62才)だが、同氏の本を読むのは2書目なのだが、実は1書目は「イヤな気持ちを消す技術」という本だったのだが、読み始めて、脳の働きがどうだからこうだみたいな自説にちょっと付いて行けなくて、1/3程のところで読むのを諦めていた本だ。その同じ著者で表題の「日本を捨てよ」(初版2012年)を読み始めたところで、未だ1/3程度しか読んでおらず、完読していないな . . . 本文を読む

損害保険の共同査定という幻想

2021-09-29 | 問題提起
損害保険の共同査定という幻想  これは私の幻想であるけれど、損保が何時ごろのことか、共同査定という思想があったことを聞いた思いでがあるので書き留めておきたい。  その話しを聞いたのは、私が損保所属子会社の調査員になって、しばらくして本社勤務なってからですが、ある損保親会社の部長職から私の上司になる立場として移籍してきた部長職だったから聞いたことだ。それは、損保の保険金に掛かる調査について、共同査 . . . 本文を読む

自民総裁選決す・岸田氏が新総裁に

2021-09-29 | コラム
自民総裁選決す・岸田氏が新総裁に  本日、TVなどメディアを正にお祭り状態にさせた自民党総裁選挙が行われ、新総裁が岸田氏に選出された。  この総裁選挙は、予想された通り、初回選挙で半数を超えない結果となったのだが、添付の西田ビデオレターの内容通り、①岸田:256票、②河野:255票、③高市:188票、④野田:63票という結果で、①と②の差は、たったの1票差と驚くべきものだった。  引き続いて行わ . . . 本文を読む

トヨタディーラー不正車検問題の拡大

2021-09-29 | 問題提起
トヨタディーラー不正車検問題の拡大  この問題は既に過去ブログでも2度記してきており、今後の拡大を予見していた問題だが、やはり全国11社、12工場で不正がおよぶと発表された。  なお、報道より読み取ると、今次の不正拡大の発表は、国交省ではなく、トヨタ自動車が発表しており、随時国交省の各支局の監査で発覚するのを、未然に自ら公表することで、信頼回復への道筋を付けようという姿勢だろう。  また、未だ . . . 本文を読む

【書評】自動車絶望工場(およそ人の限界を超えた消耗戦)

2021-09-29 | 論評、書評、映画評など
【書評】自動車絶望工場(およそ人の限界を超えた消耗戦)  著者は鎌田慧(さとし:83才)だが、ルポライターとして紹介されている通り、ルポルタージュ(仏語:問題をその地その場所に立って現地報告する文章なり書き手)を特徴とする作家だ。現在は高齢だが、この「自動車絶望工場」を記したのは、氏が34才の時、つまり49年前、当時のトヨタ自工(未だ工販合併前)本社工場で6か月間を期間工として過ごした中で体験した . . . 本文を読む

整備士不足の訳

2021-09-29 | 問題提起
整備士不足の訳  昨日(9/28)、ブログで「自動車整備士の志願者が激減している」との記事を紹介し、その要因は給与が低すぎると結論付けた訳だが。今回はそのエビデンス(証拠)を披露してみたい。  この資料は日整連の集計資料(R3/1/25))だが、これによるとR2年の集計で、専・兼業(ディーラー以外)の平均年齢50才で、平均年収は約366万円だ。これじゃ、夢みる若者が、目指そうという職種になり得な . . . 本文を読む

中国で大停電が頻発

2021-09-29 | コラム
中国で大停電が頻発  最近中国各地で大停電が頻発しているという。  その原因は、石炭の不足により値上がりにあるという。つまり、火力発電所の発電量が供給に追い付かず、停電が発生すると云う現象に至っているのだろう。また、中央政府が、CO2排出削減の目標達成のため、地方にエネルギー使用量を減らすノルマを課しているのではないかという指摘もあると記している。  これを見て思うのだが、中国とは共産党政権にお . . . 本文を読む

自動車整備士の志願者が激減している

2021-09-28 | 問題提起
自動車整備士の志願者が激減している  これは、私の職業柄も既知のことであったが、自動車整備士の志願者が減っているという報だ。  下記に転載した報道によれば、自動車整備士は全国の約34万人いるが、毎年行われる整備士の国家試験申請数が05年に約7万であたものが、20年には約4万名と減少しているということだ。  この影響は、整備士を養成する、全国の専門学校や大学の入学者数の減少も。05年11,200名 . . . 本文を読む

スラップ訴訟と現代の雇用関係(ユニクロの現実)

2021-09-28 | 問題提起
スラップ訴訟と現代の雇用関係(ユニクロの現実)  最近時々聞かれる様になった「スラップ(英: SLAPP、strategic lawsuit against public participation)訴訟」とは、特に民事訴訟において「公的に声を上げたために起こされる」加罰的・報復的訴訟を指す言葉である。  一般的には、社会的にみて「比較強者(社会的地位の高い政治家、大企業および役員など)」が、社 . . . 本文を読む

亡国の民(世の情報化は進むが政治には無関心)

2021-09-28 | 問題提起
亡国の民(世の情報化は進むが政治には無関心)  憲法前文にも国の主権は国民にあると記されている。この主権の行使を端的に表すのが選挙であり、自由に票を投じる行為なのだが、投票率は年々低下の傾向を見せているのは知られたところだ。  添付図は総務省のWebから引いたものだが、このグラフと表によれば、年々投票率は低下しているというのが現れている。つまり、1967年には74%だった投票率が、2017年には . . . 本文を読む

ホンダは欧州と同期した全EV化方針を国内メーカーとして真っ先に打ち出したのか

2021-09-28 | 問題提起
ホンダは欧州と同期した全EV化方針を国内メーカーとして真っ先に打ち出したのか  過去何度か述べた様に、EV化の各国政府方針は、欧州は正にEVとFCVのみを2035年までに100%にすると云っている。それに対し、米はPHVも加えたものを2030年までに50%にするとしている。そして、日本はHV、PHVを含めて、2035年までに100%としている。  こういう政府方針の基に、欧州自動車メーカーではE . . . 本文を読む

顔認証など監視社会が良い方向なのか(捜査権の乱用と裏腹)

2021-09-28 | 問題提起
顔認証など監視社会が良い方向なのか  最近、JR東日本で、既に駅構内のカメラがネットワーク化されつつ、公認証システム化もなされていることが報じられている。これについては、指名手配犯などの顔認証して放置するのが目的だとされているし、その範囲なら問題ないと思えるが、この扱い方を国民は感心を持ちつつ監視して行く必用を感じる。そうでないと、当初の指名手配犯だけでなく、特定の権力が、何ら現時点では法に触れる . . . 本文を読む