先日の報で、島根県の丸山知事が「本年の東京五輪は開催すべきでない」と正々堂々もの申したのには、正直あっぱれと感じるところだ。
たぶん、全国知事に同問題の本音を聞き出せば、東京および周辺、愛知、大阪辺り以外の知事は、同様の回答をするのだろう。また、もしこの件で、開催賛成もしくは反対の全国民帳票をやれば、おそらく反対者が多いはずと確信している。
そもそも、この2月末で緊急事態宣言は解除すると . . . 本文を読む
ラッシュアジャスターと聞いて、何のこと?という方は少ないという前提で話しを記してみたい。
その昔(と云っても私が車に触れだしたころ、さよう40年程)は、ハイドロリックタペットなどと呼ばれ、トヨタだとセンチュリーのV8エンジンにしか使われていなかった部品だ。それが、私の記憶では、1S(L4、1800cc)エンジンで初採用され、その後このエンジンを原形とする1Gエンジンシリーズ(ツインカム除く)に . . . 本文を読む
有名どころでは、AMG、Mテクニカル、アバルト、TRD、GRなどが思い浮かぶが、何れもメーカー直系とも云えるチューニングブランド名だ。
この内、TRD(共はトヨペットモータースポーツコーナー(TOSCO)だったのがTRDと改名)とかGRのトヨタ系はメーカー直系として設立されたものだ。しかし、AMGとかアバルトは、メーカーとは直接の関係がない独立したチューニングブランドだったのだ。これは、例え . . . 本文を読む
タイガーウッズの自損事故を起こした場所は過去13件の事故が起きていたという。これを元に、米弁護士は事故の再発を防止する処置を怠ったとして市に法的責任が生じるという報を見て思うところを記したい。
日本でも、事故多発地点などの情報から、警察や関係する組織体の要請を受け、事故多発交差点には信号設置など、多発カーブ手前に警告表示版の設置などが行われてきた。
これらの処置は当然のこととして納得でき . . . 本文を読む
前回の「その2」で、「今回の判決言い渡しはあくまで一審(地裁)判決なので、上訴せずに確定するかは現時点で未定」と記したが、本記事によると「石川側は即日、東京高裁に控訴」と報じている。つまり、本事件は、結審せず、二審(高裁)での戦いが続くと云うことで、まだまだ目が離せない事件だ。
【事件の概要・経緯】
池袋暴走の1年前にも上級国民暴走事故があった
2020-06-24 | 事故と事件
https . . . 本文を読む
普段のガソリン給油はセルフ店で行っているので、ガソリンスタンド店員と話す機会はなくなった。そんな中、保管中古車の給油のためもあり、ガソリン携行缶への給油をお願いしようと,昔行きつけていたガソリンスタンドへ訪問し、車両の給油と携行缶への給油をお願いしたのだった。その際、スタンド内を見廻すと、旧知のスタンド経営者を発見し、「お久しぶり」から始まる会話をちょっと楽しんだ。
その中で,当方が同経営者 . . . 本文を読む
昨年冒頭の驚愕の中共ウィルス(新コロナ)のパンデミック。年初冒頭から、観光、宿初、飲食などに関係する企業は大変は窮地に立った。
自殺の動機には様々あるのだろうが、大きく占めているのがお金の問題で、その生活の糧を得るために仕事が関係してくるだろう。先の観光、宿泊、飲食などに関係する業では、倒産、解雇、出勤日数(時間)の減少などが、そこに携わる労働者に作用し続けているのだろう。
自殺者はH9か . . . 本文を読む
既に20年位前から、コンロッド大端部の本体とキャップ部の断面に「かち割り」なる製法が使用されていることは聞いていたが・・・。今回、身近に「かち割り」のコンロッドが手元に入手出来たので書き留めてみたい。
自らがエンジンOHなる作業を行ってきたのは、さよう30年は昔のことだからして、当時はそんな構造のエンジンはなかった。昔のコンロッドの該当合わせ部は、まったくの平面仕上げがなされ、正確な位置合わ . . . 本文を読む
スズキの最高責任者たる鈴木修氏が、齢91にして、やっと代表権のない相談役にという報を見た。
Wikiで見てみると、1930年1月30日岐阜県下呂生まれ、旧姓松田とのこと。1958年(28才時)に現在の愛知銀行勤務から、スズキの2代名社長鈴木俊三氏の娘婿となる。
爾来、本年(2021年)まで、63年という長期に渡りスズキに所属し、ほとんどを最高経営責任者として過ごして来たのだろう。自動車もそ . . . 本文を読む
車両の4輪を受け持つハブベアリングについては、現在の乗用車についてはすべてボールベアリング(正式には対抗する複列のボールベアリングを使用したダブルアンギュラボールベアリング)を使用している。このタイプは、ハブベアリングロックナットをかなり強い強く締め付けトルク基準で締め付ければ、特にプレロードの確認調整は行わなくても基準のプレロードが確保出来る仕組みになっている。しかし、トラックとか旧型乗用車に . . . 本文を読む
BMW車の例だが、エンジンチェックランプ(EML)が点灯し、スキャンテスターでDTCを読み出すと「E4 Fuel trim bank 2,permissible range exceeded」もしくは「E4 Fuel trim bank 1,permissible range exceeded」と表示する場合の事例から考えてみたい。
このDTCの英語表記は、直訳すると「フェーエルトリム(バンク . . . 本文を読む
近代のこの国産業界のリーダー像を眺めたとき、私は2名の人物を思う。それは、本多技研の本田氏ではなく、副社長の藤沢武雄氏と、ヤマト運輸の小倉昌男氏だ。ここでは、だいぶ以前に記した、小倉昌男氏の言葉を振り返ってみたい。
リーダーの言葉 小倉昌男(ヤマト運輸元社長)
2018-04-01 | コラム
当方、まあまあ本を読むのが好きな方で、だいたい小説は歴史物で、好きな作家にほぼ限定して読んでいる。 . . . 本文を読む
昨日、ストラットタワー部上面にストラット取付ボルトを利用して、アルミプレートを付けるだけの商品を、かなりの皮肉を込めて、「まったく意味ないパーツ」と評価した。この意見に対しては、いやいや効果があるんだみたいな意見も聞かれたが、おおむねの方は理解されて下さったと思う。
今回は、このストラットタワーバーというのが、チューニング用品としてかなり広く出回っているが、この道40年を超える「玄人」として . . . 本文を読む
約2年前に埼玉県の修理工場(分解整備および車体整備工場)が某損保を訴えるに至った訴訟があり、一審(地裁)、二審(高裁)、最高裁(上告棄却で二審が各停)という事案があったことを伝えた。この訴訟の主題となるない様は、いわゆるレバーレート(工場の1時間当たりの単価[売値])だった訳だが、今回事案については、訴えた工場側(原告)の勝訴となりレバーレートは¥8千円が妥当だということとなった。
私は、損 . . . 本文を読む
ハイドロプレーンとは、雨天で路面の水膜がある程度厚い状態、摩耗して残り溝の少なくなったタイヤ、軽量車、ある程度以上の高速で生じると云われている。
つまり、タイヤと路面の間に水膜が入り込み(残り溝が少なくて排水性能が低下している理由)、タイヤと路面が接地しなくなり、あたかも水膜上に車両が浮いた状態になることで、ブレーキ、ステアリングなどがまったく効かなくなってしまうと云う恐ろしい現象だ。
一 . . . 本文を読む