私の思いと技術的覚え書き

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顔認証など監視社会が良い方向なのか(捜査権の乱用と裏腹)

2021-09-28 | 問題提起
顔認証など監視社会が良い方向なのか
 最近、JR東日本で、既に駅構内のカメラがネットワーク化されつつ、公認証システム化もなされていることが報じられている。これについては、指名手配犯などの顔認証して放置するのが目的だとされているし、その範囲なら問題ないと思えるが、この扱い方を国民は感心を持ちつつ監視して行く必用を感じる。そうでないと、当初の指名手配犯だけでなく、特定の権力が、何ら現時点では法に触れるとの十分な問題のない場合でも、顔認証の対象とされ、その行動が監視されることになるからだ。こうなると、あらゆる場面で監視を行う監視社会と云うことになり、自由民主主義の考え方と不整合を招く事態すらありそうに思える。

 この件、既に20年以上前から、全国の主要幹線道路にNシステムという自動ナンバー読み取り装置が設置されている。この目的は、盗難車の発見だとされていたと思うが、オーム真理教事件の際、教団のクルマのナンバーを対象に読み取り、その運転者の顔と共に記録して、捜査情報の一つとしてしていたことが報じられていたと記憶する。この様に十分疑義ある捜査対象者の動静を監視するなら理解できるが、権力者が邪魔な人間の動静を、Nシステムや顔認証システムで追尾しつつ、犯罪とは直接関係のない個人情報たるプライバシーを侵害した弱点を見つけ別件逮捕や恫喝に利用するという事態になると、捜査権の乱用ということになり得ると思える。


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