私の思いと技術的覚え書き

歴史小説、映画、乗り物系全般、事故の分析好きのエンジニアの放言ブログです。

最近の軍事技術のこと その3:戦車

2018-02-28 | 車と乗り物、販売・整備・板金・保険
 前回に続き、図書館から借り出した軍事技術本の3冊目として、戦車のことをについて記してみる。  この戦車の本であるが、元三菱重工の設計者が記した本だ。どうやら現在の日本では戦車など履帯(いわゆるキャタピラー)駆動は三菱重工が、タイヤ駆動の装甲車などはコマツで分担しているらしい。軍事のみの特定分野だけに競争入札とかには到底馴染まず、必然としてこの様になったのであろう。  この本の著者は、陸自創設 . . . 本文を読む

楽天カード偽メールのこと

2018-02-28 | コラム
 今月に入り、2/6および昨日2/27と「楽天カードを利用戴きありがとうございます」なるメールを受信し戸惑いを感じた。楽天については、過去利用頻度は少ないものの何度か利用履歴が思い当たるが、記載された利用にまったく心当たりがない。そもそも該当カードは持っていなかったハズと思うのだが、楽天スーパーローンというカードを持っており、そこの利用窓口から問い合わせを行った。その結果は、「楽天カードと同スーパ . . . 本文を読む

すべてのエンジニアの良心

2018-02-27 | 車と乗り物、販売・整備・板金・保険
 今日の報道で、昨年12月11日に名古屋駅で発見された「のぞみ34号(N700系)」の台車の亀裂(というか破断寸前レベル!)のことで、追加報道がなされた。この報道記事と写真によれば、台車は川重製であり、台車の基本フレームのスプリングシートBKTを溶接している部分を削っていたことが要因の可能性が高いと読み取れる。ここで、削るとは台車フレームは想像するに6mm以上程の厚みを持つだろうが、溶け込み不良を . . . 本文を読む

最近の軍事技術のこと その2:潜水艦

2018-02-25 | 車と乗り物、販売・整備・板金・保険
 前回に続き、図書館から駆り出した軍事技術本の2冊目として、潜水艦のことをについて記してみる。  潜水艦の本であるが、元川重の設計者が記した本だ。日本の潜水艦は川重と三菱の2社だけで、交互に造艦しているという。この本の執筆時点で、そうりゅう型というのが最新型であるが、鉛電池、モーター、ディーゼルエンジンは従来同様だが、そこにスターリングAIP(非大気依存推進)というスターリングエンジンを採用して . . . 本文を読む

バルブトレインのこと 再録

2018-02-24 | 車と乗り物、販売・整備・板金・保険
 内燃機関において、吸排バルブやその他を駆動する機構をバルブトレインと称している。このバルブトレイン機構は、エンジン前部(クランクプーリー側)に持つのが常套だったが、昨今の大型トラックや一部輸入スポーツ車ではエンジン後部(フライホイール側)に持つものも登場している。この理由の主なることは、クランクシャフトをなるべく短くしたいというところになるのだろうか。ただし、何かのトラブルあった場合は、整備性と . . . 本文を読む

B52・100年の運用に驚く

2018-02-24 | 車と乗り物、販売・整備・板金・保険
 Net情報で知った米国の戦略爆撃機であるB52のことを、メカ好き素人のたわ言として記して見たい。  B52は1955年に運用開始され、現在でも80機弱ほどが実戦配備さている。先頃の報で、エンジン換装などの予算計上がなされ、2050年まで運用が続けられる見通しとのことを知り驚くのだ。民需関係でも、鉄道車両などで50年近い運用を知り驚くことがある。しかし、今回のB52は兵器であり、民需よりコストの枠 . . . 本文を読む

技能五輪の思いで その3(自動車塗装)

2018-02-23 | 沼津そして伊豆周辺
 前回の自動車工、自動車板金に続いて、自動車塗装の競技風景を紹介してみる。この自動車塗装も、関心高く見学したことを思いだす。各写真には、下らない独善コメントを付したので合わせて眺めてもらいたい。 . . . 本文を読む

片山豊氏の訃報を悲しむ

2018-02-23 | 車と乗り物、販売・整備・板金・保険
 これは、2015年2月23日の記事再録だ。  去る19日のことだそうだが、元米国日産社長の片山豊氏が亡くなられたとのこと。105才だったということから、正に天寿を全うされた死であっただろう。しかし、ものの本で知る同氏は、退職後もミスターKと呼ばれ、北米などのZファンから敬慕されていたことや、現職当時に初代Zのコンセプトとして、「こういうクルマなら売れる」を本社に持ち込み、開発がスタートしたとい . . . 本文を読む

最近の軍事技術のこと その1:イージス艦

2018-02-22 | 車と乗り物、販売・整備・板金・保険
 図書館通いが続いているのだが、今回は何かと感心を持つ軍事技術に関係する3冊を借りだした。その、感心を持つ事柄としてイージス艦、潜水艦、戦車のことについて目に付いたのが3冊だったのだが、その内のイージス艦についてを記してみる。  イージス艦(日本は護衛艦と呼ぶ)は、本家米国のライセンス転用として導入しているものだが、我が国では現時点で6艦を保有し、まだまだ増艦して行く様子だ。また、最近の報道では . . . 本文を読む

キャビテーションのこと

2018-02-22 | 車と乗り物、販売・整備・板金・保険
 キャビテーションとは液体中に気泡が生じ、様々な悪さを生じることを呼ぶ。実物はお目に掛かったことはないが、湿式ライナーの冷却水が当たる内側面がキャビテーションにより浸食され、水漏れを生じることがあるなどだ。キャビテーションで生じる小さな泡(バブル)は、その消滅時に一種の衝撃波を生じ、対象物を浸食するということだろう。現在でも、ウォーターポンプ羽がなくなってしまったなどは、このキャビテーションの可能 . . . 本文を読む

TA64グループBエボリューションレストア風景(再掲)

2018-02-21 | 車と乗り物、販売・整備・板金・保険
 1年程前の記述だが、市販車の修理には、直接的に役立たないのかも知れぬが、こういうことを知りつつ修理や顧客説明を行うことは、きっと役立つこともあるかもしれない。  1984年とかなり昔のラリー用エボリューションモデルだが、ベースのTA64はこのラリーのホモロゲーション(認定)を取得する前提で限定生産で市販されたモデルだ。  エンジンは、かつての2T-Gを源流とする2バルブ・ツインカムエンジンだ . . . 本文を読む

技能五輪の思いで その2(自動車板金)

2018-02-20 | 沼津そして伊豆周辺
 前回に続いて、自動車板金の競技風景を紹介してみる。この自動車板金と自動車塗装が、私が最も関心を持って見学したのだ。各写真には、下らない独善コメントを付したので合わせて眺めてもらいたい。 . . . 本文を読む

技能五輪の思いで

2018-02-19 | 沼津そして伊豆周辺
 お隣韓国では平昌冬季五輪が開始中だが、前評判の通り盛り上がりに欠けている様だ。そんなスポーツの祭典たるオリンピック五輪だが、自動車関連を含め技能就業者の技能五輪が2年開催で行われていることを、案外知らぬ方も居るのではないかと思う。  技能五輪(正式名は国際技能競技大会 英名:World Skills Competition)は、大工、配管、旋盤、溶接、コック、菓子職、などなど、広範な技能職にお . . . 本文を読む

Next of the car(クルマの次) 2017-02-17 訂正再録

2018-02-19 | 車と乗り物、販売・整備・板金・保険
 昨年の今頃、考えていたことを記してみる。それは、クルマの次に基幹となるべき産業が、日本にあるのだろうかということだ。現在、クルマと共に基幹企業であった電気産業の凋落は、シャープや東芝を筆頭として厳しいものが続出している。しかし、現在のクルマは絶頂期にあるのかもしれないが、おぼろげながら見え始めた完全自動運転車が実現した時代は、どうなっているのだろうか。現在の車両メーカーの勢力分布は大きな変化を生 . . . 本文を読む

可愛いいクルマの減少 2017-02-15 記事の再録

2018-02-16 | 車と乗り物、販売・整備・板金・保険
 最近思うのが表題のことだ。何故か、エラが張ったというか、ツンとしシャープでエッジの効いたラインのクルマが増えた様に感じている。これは私だけのことであろうか。アナログ旧車で、特にイギリス車なんかは、ちょっと可愛いクルマは多かったし、イタリア車は可愛くおしゃれという感じのクルマも多かった。  ビートルだとかミニだとか、リバイバル車があるが、既に2代目以降のモデルチェンジを経ている。当初から、オリジ . . . 本文を読む