このところ、例の事件が落着(実際は処分未定でしていない)したとしてだろう、落ち込みを挽回すべく日産自の Youtube などでのCMが俄然多くなり辟易している。しかも、まったく感心が持てない、SUVとかEV、ミニバンなどのクルマばかりだから余計にそう感じる。
ところで、エルグランドのCMだが、低重心化とスポーツサスペンションで高い運動性能を確保したと宣っているが、アホじゃないかと思える。それ . . . 本文を読む
昨年記した内容だが、やはりアナログ指針のメーターが良い!
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クルマの未来として、航空機からの流れを汲むものが多い。今回は、最新鋭旅客機たるボーイング社の787機と、エアバス社のA380機のコックピットの風景を比較してみる。そして、最新 . . . 本文を読む
神戸製鋼から始まった製品データの改竄であるが、三菱マテリアル(の子会社)、そして東レ(の子会社)と拡大している。三菱マテの件は今年2月に発覚し経営陣も把握する中で10月23日まで、なんら顧客に通知等もすることなく出荷していた。東レの場合は、昨年7月に社内で発覚していたが、ネット掲示板に書き込みがあり、このまま放置出来ないとして1年以上を経て公表したとのことだ。
これら東証一部上々の一流企業が . . . 本文を読む
最近は、表題の表現が使われることは少ない。そもそもオクタン価とは、燃料たるガソリンのアンチノック性(ノッキングのし難さ)を示す値であり、日本だとレギュラーで90程度(EU諸国では95程度らしい、このことが欧州車はスポーツ車に限らずハイオク指定の理由となっている)、ハイオクだと100程度らしい。しかし、同じレギュラーガス指定の自然吸気エンジンでも、その圧縮比は9前後からマツダの最新エンジンでは14 . . . 本文を読む
11/24付けでスズキは、ワゴンR、アルト、MRワゴン、セルボのリコールを公表した。内容は、フロントサスペンションの防錆不良により、強度低下から最悪の場合にロワアームが脱落して走行不能になる恐れがあるというものだ。いわんや、記していないが重大事故に結び付く可能性が十分ありえる内容だ。
本件リコール内容は、下記図に示すとおりだが、予てより当該メーカーについて、特に車両下部の足回りやアンダーボデ . . . 本文を読む
ここで述べる交通事故鑑定人とは、交通事故の隠された真実を、残された物証や、工学、物理、生理的な分析に基づき、客観的に解析する者を指す。似た様な名称で事故鑑定人などがあるが、事故車両の損害額を評価する者であり別のものである。
交通事故鑑定人の扱う事例だが、航空機とか列車などの事故は、国など公的機関において事故調査委員会が構成され、事故原因の調査究明が行われるので該当しない。自動車事故の場合でも . . . 本文を読む
日産の杜撰完成検査問題だが、国交省局長は苛立ちを表していると報じられているが、それが何処まで本当か判らない。もしかすれば、単なるポーズかもしれない。しかし、今後の再発を防ぐべき、対策を規定することと、生じたことについての罰は与えるべきだろう。しかし、三菱自動車(ふそう含む)なんか、呆れるべきリコール隠しが発覚し死亡事故まで生じているのに、「厳重注意」だけの処分だから、震え上がる様な処分は到底出さ . . . 本文を読む
1年ほど前に記した駄文解説だが、一部訂正して再録する。今や排ガス対策で絶滅せざるを得なくなったのがキャブレターだ。そのキャブレターの中でも、シンプルかつ合理的で中低速から高速域まで、非常にドライバビリティに優れたキャブであったと思いだす。
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SUキャブの回想 2016年11月18日
燃料噴 . . . 本文を読む
日常的に生じている交通事故だが、比較的大きな事故については関心を持ち、その原因の考察など感心を傾けている。本日(11/21)は、大きな事故が、首都高速と名神高速でそれぞれ死亡事故といして生じた日だった。この内、首都高速の件を、現状のネットで得られる報道と写真を前提として個人的感心に基づいて若干の分析を試みた。
首都高の大型ダンプ横転事故は、本日早朝に生じたもので、首都高速・谷町ジャンクション . . . 本文を読む
2年前に発覚したVWの北米ディーゼル排ガス規制逃れは、驚くべき犯罪的な手段だった。つまりエンジンECUで試験か実走かを判別し、試験モードの時だけ排ガス浄化を行うというものだ。確かに米国のディーゼル規制は、とんでもなく厳しくHVでなくディーゼルに命運を賭けざるを得なかったVWにとって、追い詰められた死活問題というべき、いわば太平洋戦争で真珠湾攻撃を行った日本の心境と近似した心理が働いたのかもしれな . . . 本文を読む
最近、BMW等を筆頭にモジュラーエンジンなる表現を聞く。これは、例として1気筒を500ccとして、3気筒なら1,500c、4気筒なら2,000cc、6気筒なら3,000ccという様なエンジンだ。そこで、単シリンダー500ccについて、燃焼室形状(ピストン頭部形状を含む)やインテークおよびエキゾーストバルブの傘径や、その挟み角といった配置、そしてポート形状までも徹底的に最適燃焼を追求した上で成立さ . . . 本文を読む
今日のこと、知り合いの板金工場からの要請で、F6Aエンジン(スズキ車でK6以前のコグベルトカム駆動の主力エンジン)でクランクロックしているのを、原因追及のため分解を行った。これは、従前から相談を受け、板金工場では別途の中古エンジンを手配しており、「何もかも載せ替えれば良いだろう」みたいな話を聞いていたものだった。現車はスズキの軽トラ(AT・4WD仕様)で、走行は10万超だが外装は程度が良い。そし . . . 本文を読む
下記は1年前に記した、多くの若者が犠牲となった軽井沢バス事故の要因を思考したものであるが、これ以後の国交省におけるバス事業の指導監督は著しく強まった。これは、営業用貨物でも同様なのだが、規制緩和として許認可を大幅に弛め、多数の零細バス事業者を生み出すことになった。そして、法令に定められた各種事項を遵守しない(もしくはしきれない)事業者を多数生じることとなった。それが、急転直下の如く、臨時(抜き打 . . . 本文を読む
これはあくまで想像の域を出ないことだが、過日勃発の日産自の完成検査問題から、改めて日産という企業の倫理には、いささか(かなりか)疑念を強くせざるを得ないと感じている。ところで、今年4月に勃発した三菱自の燃費偽装(走行抵抗パラメータの改竄)事件では、生産販売停止により三菱自の株価は大きく下落し、企業存亡の危機となりかねない状態に陥った。そこに日産自の電撃的な株式買収という結末となったのだった。三菱 . . . 本文を読む
2年前に記した私見だが、ますます顕著となっているとの感を持つのだ。
木村 栄二 2015年11月10日
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余裕を失った時代
どうも世間がせせこましく窮屈な時代になったと感じ続けている。世界的に競争が激しく、各企業体でも組織構成者に対し、効率、成果、能力、スキルなど、言葉は異なれど原価 . . . 本文を読む